


転職して1ヶ月は給料なしなの?
初任給はいつもらえるの?
貯金が尽きそうでしんどい
このようなお悩みを解決します。
実は、転職して給料が1ヶ月入らないことは、よくあることです。
この原因は、給料の支払いが「翌月支払い」と会社の規定で定めているからです。
当月支払いと翌月支払いの違いがよく分からないよ…
そこでこの記事では、転職して1ヶ月間給料がもらえない理由と対処法について解説します。
結論、給料が翌月支払いの人は、最大50日前後給料がもらえない可能性があるので、あらかじめ貯金をしておきましょう。
転職時に貯金が尽きた時は、国の制度を頼ってしのぐこともできます。
詳しくは、下記記事をあわせてお読みください。
転職して1ヶ月は給料なしかどうかについては、会社の規定によって決まります。
給料の支払い方法は、主に2種類あります!
転職して給料が1ヶ月分振り込まれないのは、翌月支払いを会社が規定に定めているからです。
なお最近では、給料の当月支払いをする企業は、増加傾向です。
厚生労働省の調査によると、2021年の給与の支払い形態は当月払いが26.5%、翌月払いが73.5%となっています。
それぞれ違いを解説します!
給料の当月支払いとは、その月の勤務分の給料を、その月のうちに支払うことです。
一般的には給与締め日と支払日が定められており、給与締め日までに勤務した分の給料は、給与締め日の翌月末までに支払われます。
月末締め・当月25日支払い(4月入社の例)
4月1日〜4月30日までの給与が、当月4月25日に”満額”支払われる※4月26日〜4月30日までまでの分は前払い扱い
15日締め・当月25日支払い(4月入社の例)
4月1日〜4月15日までの給与が、当月4月25日に”日割り”で支払われる
※4月以前から入社している場合は、通常通り3月16日〜4月15日までの給料が当月25日に”満額”支払われる
会社が当月支払いを定めている場合は、入社後すぐに給料をもらうことができます。
ただし、月末の26日以降に入社すると翌月まで給料がもらえないので、その点は注意しましょう。
給料の翌月支払いとは、その月の勤務分の給料を翌月に支払うことです。
月末締め・翌月25日支払い(4月入社の例)
4月1日〜4月30日までの給与が、翌月5月25日に”満額”支払われる
月末締め”翌月25日払い”の場合は、4月1日から4月30日分に働いた分の給料が、翌月の5月25日に支払われます。
この場合、4月1日から5月24日まで給料がもらえません。
最大50日前後、給料をもらえずに働くことになります。
転職活動をカツカツでしていた人にとっては、かなりきついです…。
転職して貯金が尽きた人の対処法については、下記記事をあわせてお読みください。
転職して1ヶ月給料がもらえないかどうかは、次の3つの方法で分かります。
求人票に載っていればすぐに確認できますが、記載がない場合もあります。
その場合は、面接時や内定を得た後に人事や労務担当の方に質問をしてみましょう。
「入社前に条件面のことは聞きづらい…」という方は、内定をもらった後に労働条件通知書を確認すれば分かります。
労働条件通知書とは
労働条件通知書とは、企業から内定が出たときに受け取る条件書類です。
この中の必須項目に”賃金の締切り及び支払の時期”があります。
労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されています。
引用元:厚生労働省 HP
あらかじめ給料の支払いがいつになるか把握しておこう!
給料を当月支払いでもらうことは、メリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
生活費の不安が減る 仕事のモチベーションが上がる | 残業代は翌月に持ち越される 退職する場合は翌月に給料がもらえない |
それぞれ解説します。
当月支払いの場合、入社後すぐに給料が振り込まれるので生活費の不安が減ります。
働いた分のお金がすぐに振り込まれるので、仕事のモチベーションにも繋がります。
当月払いの場合、残業代は翌月に持ち越されることが多いです。
残業を多くする会社にいる人にとっては、少しもどかしい気持ちになります。
また退職する場合は、当然ですが翌月に給料が振り込まれないので、資金繰りに気を付ける必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
残業代を含めて給料が満額支給される 転職活動の軍資金になる | 転職した後1ヶ月は無収入になる |
翌月支払いは、残業代を含めて満額支給されます。
1ヶ月分の給料として計算しやすくなります。
また、退職した後の翌月に給料がもらえるので、転職活動の大きな軍資金になります。
すぐに転職を考えてない人にとっては、かなりうれしいポイントです。
翌月支払いの最大のデメリットは、転職して1ヶ月は給料なしで辛いところです。
特に転職活動を貯金を切り崩して行っていた人にとっては、生活費がなくなる恐れもあります。
あらかじめ貯金をしておいて、備えることが大切です。
転職後1ヶ月給料なしになる可能性を事前に把握しておき、対策を立てておくことが大切です。
これらの方法は、退職してから転職するまでに時間がある人の対処法です。
退職前に貯蓄しておくことで、転職後1ヶ月給料なしの期間を乗り越えることができます。
具体的には、退職までに3~6ヶ月分の生活費を貯蓄しておくことが理想です。
貯蓄する方法としては、以下のようなものがあります。
退職後もアルバイトや副業をして、収入を増やすことも検討しましょう。
ただし、転職先の業務に支障が出ないように注意しましょう。
雇用保険に加入していれば、失業給付を受け取ることができます。
失業保険の給付額は、退職前の給料(額面)の45%~80%程度が基本です。
失業手当をもらう際の覚えておくべき注意点は、以下の3つです。
自己都合退職と会社都合退職の違いを図にすると、こんなイメージです。
自分が失業手当の対象者なのかといつから給付を受けられるかについては、必ず確認しておきましょう。
すぐに転職をしない人は、下記記事をあわせて読んでおくと便利です!
再就職手当は、一定期間内に就職した場合に失業給付の一部が支給される制度です。
失業給付は次の仕事に就くまでのサポートを目的としていますが、再就職手当はお祝い金のようなものです!
再就職手当は、給与の7割程度を最大で90日間受け取ることができます。
再就職手当を受け取るには、以下の条件を満たす必要があります。
再就職手当を受け取るには、ハローワークで手続きが必要になります。
転職して1ヶ月給料がない時の対処法は、以下の通りです。
順番に解説します。
生活費の見直しは、転職後1ヶ月給料なしを乗り越えるために、最も効果的な対処法のひとつです。
具体的には、以下のようなものを見直してみましょう。
食費を節約するためには、自炊をしたり外食を減らしたり、スーパーの割引情報を活用したりするとよいでしょう。
光熱費を節約するためには、こまめに電気を消したり、エアコンの設定温度を上げたり、給湯器の設定温度を下げたりするのがおすすめです。
通信費を節約するためには、不要なオプションを解約したり格安SIMに乗り換えたりするとよいでしょう。
交際費や趣味費を節約するためには、外出の回数を減らしたり、安価な趣味に切り替えたりするとよいでしょう。
退職前に貯蓄しておいた貯蓄を活用するのも、転職後1ヶ月給料なしを乗り越えるためのひとつの方法です。
ただし、貯蓄が十分にない場合や、貯蓄を切り崩すと生活が苦しくなる場合は、他の方法を検討しましょう。
アルバイトや副業をして、収入を増やすのも、転職後1ヶ月給料なしを乗り越えるためのひとつの方法です。
ただし、転職先の業務に支障が出ないように注意しましょう。また、体調を崩さないように、無理のない範囲で働きましょう。
会社の給料支払いの規定が「当月払い」か「翌月支払い」かによって変わります。
締日によってもらえる金額が変わるので、あらかじめ確認しておきましょう。
「月末締め、当月25日払い」の会社に中途採用されて1日付で入社したというパターンでは、月給制ならば入社月の支給日に満額支給されます。 ただし、残業代は締め日にならないと確定しないため、翌月支給となる点にご注意ください。
今回は、転職して1ヶ月給料がもらえない理由と対処法について解説しました。
給料が翌月支払いの場合、最大55日前後、給料が振り込まれない場合があります。
あらかじめ貯金を確保して、転職後の生活が軌道に乗るまでの資金は残しておきましょう。
お金の心配があるから転職できないと考えている人は、下記記事をあわせてお読みください。
少しでも参考になればうれしいです。
それではっ!!
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