第二新卒がハローワークに近づくのは危険?合理的な理由5選と対処法
- 転職するなら転職のプロに任せるのがおすすめ
- ハローワークの求人はブラック企業の可能性がある
- 地方や都市によって求人の差にばらつきがある
本記事を読めば、ハローワークをおすすめしない理由が分かり、転職を成功に導く求人の探し方が分かります。
ハローワークとは
ハローワークとは、厚生労働省が管轄する、国が運営元の職業紹介所です。
正式名称は、「公共職業安定所」です。職業安定という用語は、職業安定法という国の法律によって規定されている言葉です。
主に、退職者が失業保険の給付を受けるときに使うイメージが強いと思いますが、他にも役割はあります。
ハローワークの役割
ハローワークの役割は、一人一人がその能力に合った職業に就いて、企業などの雇う側も人員が足りているようにすることです。
具体的には、仕事を探している求職者と、働く人を探している企業等をマッチングする事業です。
求職窓口に従事する職員は、希望の働き方について情報を聞き、その人に合った仕事の情報を提供したり、求職に役立つ情報を提供したりなど、時にはアドバイスや助言をしています。
雇用を守るために、日々奮闘しているのがハローワークの仕事です。
第二新卒がハローワークを使わないほうがいい理由
結論、第二新卒がハローワークで転職活動をするのは、おすすめしません。
なぜなら、ハローワークに掲載されている求人は、40代職歴なしの人でも働ける仕事だからです。
語弊を恐れずに言うと、貴重な20代の時間を使って働いても、スキルや経験が育たない仕事ばかりです。
第二新卒はエージェントを使わない方がいいのでは?と言われることもありますが、それは間違いです。ハローワークを使うよりも、効率的に転職活動を進めることができます。
ハローワークをおすすめしない理由
- 大企業の求人が少ない
- 地方と都市で求人にばらつきがある
- ハローワークの職員は転職のプロじゃない
- ブラック企業が多くなりやすい
- インターネットサービスが使いづらい
順番に解説します。
大企業の求人が少ない
ハローワークの求人には、地場産業や老舗の企業が多いです。いわゆる中小企業の求人ばかり。
なので、基盤が安定した会社や今後伸びる業界を望む人にとっては物足りないかもしれません。
人生100年時代と言われて新しい昨今、どんな仕事に就き、どんなスキルを身に着けるかはかなり大事です。
第二新卒の現実については、「第二新卒の現実は厳しい?大手は無理?門前払いされない3つのコツ」をあわせてお読みください。
地方と都市で求人にばらつきがある
ハローワークは、地方と都市では求人の質にばらつきがあります。
一概には言えませんが、東京、大阪、名古屋は人が飽和しているので、誰でもいいから採用したいと考える企業が多いようです。
つまり、誰でもできる仕事=年収が上がりづらい仕事です。
今後、AIやインターネットの技術がさらに台頭し、無くなる仕事が増えることは周知のとおりです。
人が飽和する都市では、労働力としてしか見ていない可能性が高いです。
転職しない方がいい業界については、下記記事をあわせてお読みください。
ハローワークの職員は転職のプロじゃない
ハローワークの休職支援をしてくれる人は、採用のプロではありません。あくまで、職業紹介所です。
キャリアコンサルタントがいる場合もありますが、彼らの幅広い業務の一つに職業紹介・マッチング業務があります。
ハローワーク職員の主な仕事
- 雇用保険の給付
- 職業訓練の情報提供や斡旋
- 教育訓練給付金の給付…etc
一方、転職エージェントは求職支援に特化したサービスです。
転職エージェントの主な仕事
- 経験や希望に合わせた求人の紹介
- 経験や強みを整理するキャリアカウンセリング
- 応募書類の添削・採用面接へのアドバイス
- 転職サイトよりも求人が豊富
- 面接日程から年収交渉まで企業の間に立ってサポート
エージェントを経由すれば、転職に特化したサポートを受けることができます。
ちなみに、私たち求職者は1円も支払いを請求されることはないので、安心して使えます。
おすすめの転職エージェントについては、「20代におすすめの転職サイト・エージェント9選!」で詳しく解説してます。
ブラック企業が多くなりやすい
ハローワークは、エージェントや転職サイトと違って、ブラック企業が多いと言われています。
その理由は、企業はハローワークに採用情報を無料で提出し掲載できるからです。
ハローワーク経由で決まると、国から補助金が出る制度もあります。そのため、審査はゆるくなりやすいです…
こういった背景から、採用にコストをかけたくない企業が集まりやすい傾向にあります。
「でもそれだけじゃブラック企業にならなくない?」と思うかもしれませんが、人材に投資するか否かは企業の価値観がモロに出ます。
一方、転職サイトやエージェント経由の採用だと、企業はお金を支払います。お金を払う分、「いい人材を紹介してくださいよ」といった関係性が成り立っています
優良企業は、人材採用を必要経費として捉えています。企業の本気度を図るためにも、応募は転職サイトやエージェントからがおすすめです。
いい人材ならお金を払ってでも獲得したいと思うのが、本気で人を雇用したい人の気持ちです。
第二新卒がブラック企業を見抜くコツは、「第二新卒の求人はブラックしかない?【危険な業界を見抜く3つのコツ】」をあわせてお読みください。
インターネットサービスが使いづらい
ハローワークの求人検索システムは、大手転職サイトと比べるとかなり使いづらいです。
実際のインターネットサービスがサイトがこちらです。
いつの時代??てぐらい古いですよね。条件も年齢、職種、場所、雇用形態、新着求人ぐらいでしか絞れないのでかなり使いづらかったです。
一方、転職者の8割が使っていて、1,000万人以上が登録するリクナビNEXTはレべチで使いやすいです。
働き方だけでも、こんなに多くの項目からチェックできます。職種の絞り込みも簡単で、幅広い求人にアクセス可能です。
第二新卒の転職でハローワークをおすすめする人
とはいえ、第二新卒の転職活動にハローワークをおすすめする人も一定数います。
- Uターン就職したい人
- 転職エージェントに相談しても求人が無かった人
順番に解説します。
Uターン就職したい人
これまで解説したように、ハローワークは地方の求人が都市よりも良い求人が集まりやすいです。
そのため、地元に戻って就職したい、貢献したいという人にとっては良い選択です。
地場産業なら、地域に根差した太いパイプがあるので、すぐに仕事は無くならないでしょう。
転職エージェントに相談しても求人が無かった人
転職エージェントは相談だけでも使えますが、見合った求人がないとやんわり紹介を断られます。
エージェントは、あなたを転職させた成功報酬がビジネスの根幹であるため、転職の成功確率が低いとみると、きちんとした対応をしてくれません。
なので、エージェントが受け入れてくれなかったらハローワークに一度相談しましょう。
今のスキルや経験を生かした仕事を紹介してくれる可能性があります。いわゆるセカンドオピニオンの助けになります。
第二新卒の転職で失敗しないコツについては、「第二新卒の転職で失敗する人の特徴5選!」もぜひ一緒に合わせてお読みください。
第二新卒の転職エージェントの選び方
第二新卒として転職する方は、第二新卒に特化した転職エージェントを使いましょう。
若い第二新卒に特化してるエージェントなので、「未経験OK」や「書類選考無し」で応募できる案件も多数あるのが特徴です。
若手特有の悩みについても真剣に話を聞いてもらえます。
私も実際に相談しましたが、転職の漠然としたイメージから「何をやりたいのか」「足りないスキルは何か」と考えるきっかけになりました。
とはいえ、転職エージェントの選び方が分からない方もいますよね。
400社以上の転職サービスの中から第二新卒に本当に役立つエージェントを見つけ出すのはかなり大変です。
そのような方に向けて、第二新卒が目的別に選べるフローチャートを作成しました。
- ブラック企業を避けたいなら…UZUZ
- じっくり求人を探したいなら…ハタラクティブ
- 丁寧なサポートを受けたいなら…マイナビジョブ20’s
- スピーディーに就職したいなら…就職Shop
- 充実した研修を受けたいなら…就職カレッジ(ジェイック)
- とにかく色んな求人を見たいなら…doda
おすすめの使い方は、dodaで幅広い求人をチェックして転職先の候補を探しつつ、目的にあわせてもう1社エージェントを使う方法です。
第二新卒へのイチ押しは、ブラック企業を自社の基準で排除しているUZUZです。
入社半年後の定着率は94.5%と高水準で、業界トップクラスの定着率を誇ります。
あなたの目的にあったエージェントを使えば、経験の少ない第二新卒でも転職活動を楽に進めることができます!
関連記事:【迷ったらコレ】20代・第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント9選!失敗しない選び方を解説
まとめ:第二新卒はハローワークよりもエージェントに相談してみよう!
第二新卒にハローワークをおすすめしない理由をまとめました。
ハローワークをおすすめしない理由
- 大企業の求人が少ない
- 地方と都市で求人にばらつきがある
- ハローワークの職員は転職のプロじゃない
- ブラック企業が多くなりやすい
- インターネットサービスが使いづらい
一方、エージェント経由で応募すれば、面接対策、書類の添削、給与交渉、スケジュール調整など幅広い業務を行ってくれます。
就職活動と転職活動の違いは、仲間がいるかどうかです。より強力な仲間を求めるなら、エージェント一択です。
エージェントに相談すると客観的な視点で、「その経験が今の市場でどの程度の価値を持つか」「他社や他業種からはどう評価されるか」といったアドバイスを受けることができます。
とはいえ、無理に転職を勧めて、「希望に合わない求人ばかり紹介してくる」「年収が下がる転職を勧めてくる」エージェントは注意が必要です。
リクルートエージェントで活躍した黒田氏によると、信頼できるエージェントの選び方は、「自分の人生の応援者になってくれるエージェントかどうか」です。
エージェントが『求人企業』か『転職希望者』のどちらをより向いているかで変わります。答えは、両方に100%向いているのが良いエージェントです。
さらに詳しく失敗しないエージェントの選び方を知りたい人は、「【新常識】転職エージェントの選び方を7つのポイントで解説!」をご覧ください。
少しでも参考になればうれしいです。
それではっ!!