


第二新卒のメリットって本当にあるの?本当に転職できるの?
このような悩みを抱えてる方も多いのではないでしょうか。
企業が第二新卒のどこを評価してるかはよく分からないよね…
実は、第二新卒には大きすぎるメリットがあります。私もかつて、「第二新卒って本当に転職市場で有利なの?」と疑問に思っていました。
しかし、転職エージェントと面談した際に、第二新卒のメリットとデメリットについて裏事情を教えてもらいました。
そこでこの記事では、現役で転職活動中の私の体験談を踏まえつつ、第二新卒のメリットとデメリットについて詳しく説明します。
本記事を読めば、第二新卒の転職を成功に導くポイントが分かります。
関連記事:【迷ったらコレ】20代・第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント9選!失敗しない選び方を解説
第二新卒が転職市場で評価される理由は、次の3つです。
順番に解説します。
第二新卒は、前職の経歴が短いため企業の文化が浸透していません。これが大きなメリットになります。
企業からすると、「前職は○○だったので~」と言ってくる中途よりも、素直に従ってくれる第二新卒の方が教えやすいです。
現役エージェントの方にも、「経歴が浅くても企業文化に染まってない若手は、企業からすると嬉しいんだよ」と教えてもらいました。
経歴が浅いデメリットは、素直さでカバーできます。
第二新卒で転職する方は、不満を抱えて転職する人が多いです。
「思ってる業務内容じゃなかった」「イメージと違った」と感じて、転職活動を始めます。失敗したなと内心思っている人も多いでしょう。
そのため、「次の職場では絶対長く働こう!」という思いが、他の中途よりも強いのが特徴です。
企業は、長く働いてくれる人を求めています。両者の利害が一致するので、第二新卒は重宝されます。
データを見ても、今後第二新卒の重要性は高まることが予測されています。
現役のエージェントに言われてハッとした話がこちらです。
30歳で未経験の方を採用するなら、第二新卒で未経験の方が市場価値が高いそうです。
その理由は、企業が若い人を欲してるから。
30歳になってから未経験の仕事に挑戦すると、受け入れる側がキツイそうです。教える人が年下だったり、怒りづらかったり、なにかと気を遣うみたいです。
その点、第二新卒は若いから扱いやすいメリットがあります。
第二新卒を採用する企業のメリットは、次の3つです。
順番に解説します。
若い働き手は、転職市場での価値が高いです。
その理由は、今後日本の少子高齢化が深刻化し、労働力不足が加速するからです。
総務省の「労働力調査年報」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」をもとにしたシュミレーションによると、労働力人口(15歳~64歳)は、2020年の約6400万人から2050年には4900万人程度にまで減少することが見込まれています。
このグラフを見ると分かる通り、若い働き手がどんどん減りゆくことが分かります。
そのため、20代は世間からの需要が大きく、求人数も多くなっているのです。
現在の日本の転職・就活市場では、
が固定化されています。
私も就活時代は、何も疑うことなく日経大企業を受けていました。
しかし、どの企業も今後事業を拡大していくなら、有望な若手を育てなければいけません。
シナジーを生むような人材が確保できれば、企業にとって嬉しいことはないでしょう。
第二新卒には、短期間とはいえ社会人になった経験があります。
そのため企業側は、ビジネスマナーや社会人としての心構えを説くような研修のコストを抑えることができます。
企業によっては、新卒研修に3ヵ月~半年程度時間をかけるところもあります。学生と社会人にはそれほどまでに差があるのでしょう。
私も、みっちり新卒研修を受けたので、基本的なマナーは理解してます。
さらに第二新卒は、新卒ほど1から教える必要がないけど、中途ほどほっとかれないという絶妙なポジションを取れます。(その分、やる気を見せる必要はありますが)
研修の負担が少ないことで人事部門の負担は減り、配属部署でのOJTが基本となります。
求職者側にとっても、実務を通して学べるメリットがあります。
関連記事:第二新卒の転職を成功させるポイント5選!具体例を交えて解説!
新卒時と比べてになりますが、第二新卒は採用コストを低く抑えられます。
日本では、まだまだ新卒一括採用が主流の働き方なので、なんとか採用予定数を確保したい取りたいもの。いい人材を確保できないと、一年間待たなければいけません。
求職者としても、新卒カードを無駄にしたくない思いから、第二、第三希望の仕事でも普通に仕事に就きます。
既卒になって、就活浪人をする人は少ないです…
こういった背景から、新卒採用に企業は莫大なコストを掛けています。
新卒採用に掛かるコスト
大規模なイベントなどは、出店するのに100万単位のお金が動くそうです。
それに対して第二新卒の採用は、イベントに出店するコストが掛からないし、求職者が企業HPから応募してくるケースもあります。
第二新卒は間口が広い分、採用コストをグッと抑えられます。
第二新卒を採用する企業のデメリットは、次の2つです。
順番に解説します。
第二新卒は、短期で会社を辞めたバックグラウンドを持つ人たちです。
当然、一度辞めた経験がある人を採用するのは、リスクが伴います。「また辞めてしまわないか」「何か問題があるのでは」と疑ってしまいます。
人事担当者の話によると、面接では以下の2点をチェックするそうです。
辞めた背景ややりたいことを論理的に話せないと、転職活動に苦戦する恐れがあります。
企業が求める人材は、いろいろありますが変わらないことはたった一つ。
それは、「会社に利益をもたらす人材かどうか」です。
退職理由がネガティブで、前向きな熱量を持たない人はシンプルに採用したくないですよね。
でも、企業としても何らかの理由で辞めたことは理解してます。何も問題がなければ、辞めたいと思わないのが普通です。
そのため、正直な気持ちをストレートに伝えるのではなく、やりたいことや思いを組み合わせてポジティブな退職理由を考えましょう。
自己分析を通じて、自分の価値観を掘り下げると何のために転職したいかが見えてきますよ。
関連記事:第二新卒の転職で失敗する人の特徴3選!成功のポイント3つも同時解説
企業が即戦力を求めている場合は、スキルが無い分希望に添えるような活躍をすることは難しいです。
社会人としての基礎はあっても、実務経験の少なさは仇となります。
仕事における実績がないので、ポテンシャルを評価するしか方法はないです。その分、当たり外れがあり、思ってたような成果を期待できない場合もあります。
逆に、求職者側からしたら第二新卒の枠でも、何かできることがあると強いです。
たとえば、パワポの資料作成なら任せてくださいとか。強みがあると面接でアピールでき、入社後に活躍するイメージを企業側もしやすいです。
企業側が欲しい!取らなきゃ損する!と思わせる強みを見つけましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
若手を補充できる 研修などの負担が軽い 採用コストが抑えやすい | 会社を辞めた経歴がある スキルがない |
中途=即戦力と思われがちですが、「超リテラシー大全」によると、「24歳~27歳は未経験でも第二新卒としての可能性がある」と言われています。
第二新卒は、企業独特の価値観に染まっていないので、自社のやり方や社風にスムーズになじみやすいのが特徴です。
第二新卒は転職で不利と言われますが、けしてそんなことはありません。今回紹介した、企業側の視点を持てる人材は重宝されます。
有名な会社、年収、肩書を取っ払って、どんな価値を提供したいと思うかが大切です。
一つの求人に、応募は平均して30件来ると言われています。いい求人はすぐになくなるので、興味がある方は一度市場に出てみるのがおすすめです。
少しでも参考になればうれしいです。
それではっ!!
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