


転職を繰り返す女性は、近年増加傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、2022年の女性の平均転職回数は2.2回と、男性の1.9回を上回っています。
転職が当たり前の時代になりました!
とはいえ、転職回数が多くなると転職活動で不利に働くこともあります。
転職を繰り返す女性には、どのような特徴があるのでしょうか。また、転職を繰り返すことにはどのようなデメリットがあるのか。
この記事では、転職を繰り返す女性の特徴と、転職を繰り返さないための対処法について解説します。
転職回数が多い末路については、下記記事をあわせてお読みください。
転職を繰り返す女性の特徴は、以下の通りです。
順番に解説します。
給与や待遇に不満がある女性は、頻繁に転職をして年収や待遇改善を図ります。
日本は他国と比べて、男性と女性の給与差が大きいのが特徴です。
経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本は男性賃金の中央値を100とした場合、2021年時点で女性は77.9にとどまる。男女差は22.1ポイント開いており、OECD平均(11.9ポイント差)の約2倍だ。
「G7女性活躍相会合」が開かれたのに、男女賃金格差が最大の日本… 男性を100とすると女性は77.9に
働き方改革と叫ばれていても、男性と女性の賃金差は大きいままです。
給料が上がらない会社に居続けるのが馬鹿らしくなって転職を決意するんだよね…。
キャリアビジョンとは、将来のキャリアをどのように描いているのかということです。
キャリアビジョンが明確でないと、転職先を選ぶ基準が曖昧になり、転職を繰り返す原因となってしまいます。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
ライフイベントが変わりやすいからこそキャリアビジョンは大切だよね。
仕事で円滑にコミュニケーションをとることは、とても大切です。
しかし、コミュニケーションが苦手な人は、職場の人間関係に悩んで転職を繰り返すケースも少なくありません。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
人間関係に悩むと職場に居づらくなるよね…。
女性に限らず男性にも言えることですが、女性はプライベートの時間を大切にします。
仕事が忙しすぎたり、休日に仕事の連絡が来たりすると仕事とプライベートの境目がなくなり嫌気がさします。
私の友人も休日に仕事の勉強をするのが日常化して、転職を決意しました。
オンオフの切り替えは大切です。
仕事にやりがいを見いだせない女性もまた、転職を繰り返します。
強みを活かせていなかったり、やりたい仕事ではない場合だと、仕事がつまらなくなります。
天職に出会うのは難しいけど、どこかで妥協できるポイントを見つける必要があります。
仕事で何がしたいか分からない方は、下記記事をあわせてお読みください。
仕事を続ける忍耐力がない女性は、転職を繰り返してしまいます。
上司に怒られたり、スキルアップに前向きでなかったりする人は、仕事を続ける意味を見出せずに退職します。
次こそ長く続けようと思っても、結局メンタルが弱いので長続きしません。
反対に仕事のモチベーションが高く、責任感が強い人も転職を繰り返します。
仕事に求める基準や成果が高いため、生ぬるい環境に嫌気が指してから離れようと転職をします。
リーダーシップに溢れた女性が多い印象です。
責任感が強いにも通じるところがありますが、自分の考えがハッキリしている女性ほど決断が早いです。
ダラダラ嫌な仕事を続けるのではなく、スパッと辞める力があります。
周りから見るとわがままに映るかもしれませんが、意志がハッキリしているのは長所とも言えます。
転職回数が多い女性の末路は、次の通りです。
転職回数が多くなると、同じ業界や職種で働く機会が減り、専門性が身につきません。
スキルを積んでおかないと、新たな転職先でも何ができる人か分からないため苦労します。
転職を繰り返すと特徴的な強みや専門性が身に付きづらくなります。
転職を繰り返すと職歴が浅くなり、次の転職が難しくなる可能性があります。
転職を繰り返す求職者は、採用担当者から見ると「すぐに辞めてしまうのではないか」と不安に思います。
企業は採用コストをかけているので、「ちゃんと活躍してくれるか」「すぐに辞めないか」について非常に慎重です。
転職を繰り返す末路については、下記記事をあわせてお読みください。
転職を繰り返すと、新しい会社で給与や待遇が下がることがあります。
未経験OKの会社で高い給与を出してくれる会社は少ないです。
一から仕事を覚えたり、必要な人材として認めてもらわなければいけなかったりするため、必然的に給与は下がる可能性が高いです。
明確な転職理由があってキャリアアップに繋がればいいんだけどね…。
転職を繰り返していると、同じ職場で長く働くことができないため、キャリア形成が遅れる可能性があります。
転職で年収を上げる方法は、同じ職場でスキルや経験を高めてから、違う業界の同じ職種に転職するか、同じ業界の違う職種に転職するかのどちらかです。
これを軸ずらし転職と呼びます。
よりホットな業界や伸びている会社を選べば、年収アップも可能です。
転職を繰り返す女性が取り組むべきことは、以下の3つです。
「なんのために転職をするのか」を考えることは超大事です。
面接でも必ず聞かれるので、あらかじめ準備をしておきましょう。
年収をアップしたいのか、スキルを伸ばしたいのか、待遇を改善したいかによって大きく変わります。
転職に何を求めるかがハッキリしないままでは、転職を繰り返すジョブホッパーになります。
転職の目的がザックリでも見えてきたら、家族や仲のいい友人に話してみましょう。
論理的に大きく飛躍してなければ、とりあえずOKです。
転職したいけど何がしたいか分からない方は、「仕事で何がしたいか分からない20代へ!転職の前に知っておきたいこと」をあわせてお読みください。
転職を考えている方は、強みが活きる環境に転職しましょう。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方では、「好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先」と述べられています。
成功は必ず強みによってしか生まれないので、好きなことよりも前に、自分にしかない強みを見つけましょう。
とはいえ、自己分析ができないと悩んでしまう方もいますよね。自分の強みが分からない人は、自己分析ツールを使うと簡単に強みを発見することができます。
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転職を繰り返す女性は、自分の市場価値を過大評価、または過小評価している場合が多いです。
今の年収よりもっと稼げる可能性があるにもかかわらず、「どうせ女性だし…」と道を閉ざしています。
そのためまずは、今の市場価値を知って転職活動に生かすことが大切です。
市場価値とは、会社内での価値ではなく世の中から見たあなたの値段です。
つまり、いくらで会社はあなたの労働力を買っているかが分かります。
組織にいると、給与は当たり前のようにもらえると勘違いします。大きな会社にいるほど、実力以上の給与をもらっていることが多いです。
転職の思考法では、マーケットバリューを測るための9つの質問を用意しています。
これらの質問にすんなりと答えることができれば、市場価値が高い証拠です。
とはいえ、「時間がないしよく分からない…」という方は、ミイダスの市場価値診断がおすすめです。
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診断のやり方については、下記記事をあわせてお読みください。
自分を見つめ直したからといって、次の会社では長く働ける保障はありません。
強みを活かすためには、環境が大切です。
きちんと会社を見て、人に会って転職の目的とズレがないか確認しましょう。
いざ会社を決める際には、口コミをチェックしておくと不安が和らぎます。
「転職会議」などを使えば、実際の人間関係や残業の大変さなど入社後にしか分からない情報を入手できます。
とはいえ、創業してすぐのベンチャー企業や中小企業だと口コミがほとんどないことが多いです。
その場合は、入社後の不安を消すために「どんな人が働いているか」「実際に働いてる人と話せるか」を面接時に質問しましょう。
転職を繰り返して転職先が見つからない人は、転職エージェントを活用しましょう。
学歴、職歴、スキル、経験、実績をまとめて転職エージェントに話すと、「こんな求人はどうですか?」とメールで情報を送ってくれます。
転職のプロから見た「可能性があるもの」なので、一人で頭を抱えているよりもずっと答えに近づけます。
あなたのキャリアを客観的に見て、市場でどの部分が評価されるのかを判断してくれます。
短期離職した人におすすめのエージェントをまとめたのでぜひご確認ください。
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詳しくは下記記事をあわせてご覧ください。
平均は2.7回です。 年代別で見てみると、20代は「なし」、30代は「3回」と「5回以上」、40代は「5回以上」が最も多く、年代が高くなるごとに転職回数が多くなることがわかりました。(教えて!転職経験)
type女性の転職エージェントが有している求人の数を年齢別に比較してみると、社会人3年目となる25歳から求人が増え続け、29歳の求人数が一番多くなっています(2023年8月時点)。 20代後半、特に27歳は企業のメインターゲットとなる年齢で、「キャリアアップ」転職がしやすい年齢と言えます。
最近では、2人に1人が転職する大天職時代です。
しかし、転職回数だけが多くなって、スキルや経験が伴わないと市場では評価されません。
闇雲に転職を繰り返すジョブホッパーになるのではなく、目的を持った転職を行うことが大切です。
特に女性は、ライフイベントに仕事を左右されやすい特徴があります。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、今一度仕事に求めること、転職の目的をハッキリさせましょう。
転職回数が多い末路については、下記記事をあわせてお読みください。
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