仕事で何がしたいか分からない20代は危険?手軽な診断を紹介
20代は、仕事に対する気持ちが大きく揺れ動く時期です。
特に、新卒で入った会社に長く勤めてる人ほど「このままでいいのかな」「本当にやりたい仕事なのかな…」と悩んでしまいます。
実は、やりたいことを書き出したり、旅に出たり、ぼんやり転職サイトを眺めたりしても、本当にやりたいことは見つかりません。
むしろ、選択肢が多すぎるが故に迷ってしまい「どうして自分はダメなんだ」と落ち込んでしまいます。
そこでこの記事では、「何がしたいのかわからない…」とお悩みの20代に向けて、ベストセラー「転職の思考法」「やりたいことの見つけ方」から引用しつつ、「やりたいことを見つける方法」について解説します。
結論、何がしたいかの答えは自分の内側にしかありません。見栄や恐怖を捨てて、自分だけの判断軸を見つけましょう。
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20代は向いてる仕事がわからないのが当たり前
そもそも、20代の方で心の底からやりたいことがある人はいません。
転職の思考法では、世の中の人間には2パターンいると言われています。
- to do(コト)に重きを置く人間…何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
- being(状態)に重きを置く人間…どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
「心からやりたいこと」を追い求める人は多いですが、99%の人間がbeing型の人間です。
つまり、ほとんどの人が考えるべきは「本当にやりたいこと」よりも「どんな状態でありたいか」を知ることです。
自分の幸せが分からないから「周りが転職してるし転職した方がいいかな」と焦ってしまいます。
マイナビの調査によると、「好きなことを仕事にしている人」はわずか39.8%しかいません。
この調査から分かるように、仕事を辛いものと考える人は本当に多いです。
自己分析ができないとお悩みの方は、下記記事をあわせてお読みください。
【体験談】新卒で退職してふらふらした男の末路
私はかつて、新卒9ヶ月で退職してフリーターになった結果、大きな挫折をしました。
私の経歴を簡単に紹介します。
高校受験は第一志望に合格、大学受験も予備校に通うことなく偏差値65の第一志望に合格。就活でも一部上場企業に内定。
端から見たら、「すごいね」「逆に何に悩むの?」と言ってもらえるような経歴です。
親戚からも、優秀のレッテルを貼られていました。でも本当は、「皆がすごい」と言ってくれそうなレールを歩んでいただけに過ぎません。
世の中からいいと言われる大学を目指して、就職先も、世間的にいい会社を選んできただけです…
社会のレールにまんまと乗っていただけと気づいた時、
「このまま40年間会社員として働くのは本当に幸せなのか?」
「本当にやりたいことなど見つかるのか」
と漠然とした不安を抱き、新卒で入った会社をわずか9ヶ月で退職しました。
その後はふらふらしながら、「自分のやりたいことって何だろう…」と毎日考えましたが、なかなか答えは見つかりません。
子どもの頃は、二十歳過ぎれば大人になると思ってたけど間違いでした。「誰かが人生を決めてくれたらなんて楽なんだろう」と思いましたが、結局は自分で答えを出すしかありません。
やりたいことすら分からなくなり、人生に絶望していました。
なんの仕事がしたいかわからない原因
私のように、「自分のことなのに何がしたらいいか分からない…」と悩む人は多いと思います。
友人との飲みの席でも、「会社に縛られるのは嫌だけど、やりたいことが別にないんだよな…」とオチのない会話はしょっちゅうです。
ではなぜ、やりたいことが見つからないのか原因を深堀して解説します。
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幸せを知らないから
先述したように、自分のどんな状態が幸せかを知らないといつまで経っても、他人が好きそうなものを求めてしまいます。
学歴だったり、就職先だったり、車だったり、家だったりいろいろありますよね。
他人に「いいね!」をされても、心の底からやりたいことじゃないと自分がしんどくなります。
転職の思考法でも、「社会からの目は、死ぬ間際ではどうでもいいことです。どこの学校を出た、どこの会社に勤めたは死を間近にすると無意味。」と記されています。
今の小さな幸せに気づかないと、「もっと」を望むだけで一向に幸せになれません。
現代は低コストで生きられるにもかかわらず、見栄から欲しくもない商品を買ってしまいます。
自分にとっての幸せが分からないと、何がしたいかわからなくなります。
好きなことを見失っているから
先述したように、99%の人に心の底からやりたいことはありません。
ですが、好きなことは誰しも持っています。
転職の思考法でも、「多くの人間にとって、好きなことは見つけるものではない。見失うものだ」と記されています。
たしかに、子どもの頃は「プロ野球選手になりたい!」「パン屋さんになりたい」など、何かしら答えを持っていました。
しかし、大人になるにつれ好きな気持ちを見失ってしまったのです。
やりたいことがないまま就職して、好きでもない仕事を続けてるうちに何が本当に好きなのか見失ってしまう人は本当に多いです。
小さな嘘を塗り重ねると、何が本当かわからなくなるんだよね…
強みを知らないから
自分の得意なことが分からないと、何を仕事にすればいいか分からなくなります。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方には、『好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先』とあります。
やりたいことが見つからない最も大きな原因は、「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがかかっているからです。
どんなに好きなことでも、得意なことじゃないと誰でもできる仕事に置き換えられてしまいます。
自分だけの強みを活かした仕事をすることが、仕事探しに役立ちます。
得意なことの見つけ方については、下記記事をあわせてお読みください。
なんの仕事をしたらいいかわからないモヤモヤを消す方法
何の仕事をしたらいいか分からない人は、次の3つの方法を参考にしてください。
順番に解説します。
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他人の目を遮断して大切な価値観を見つける
自分の大切にする価値観を見つけるためには、「他人の目」を遮断しましょう。
「キラキラしたフリーランスになりたい」「ホワイト企業に入りたい」は枝葉の話です。
幹となるのは、自分の心の状態です。
自分の心に素直になった結果、他人に左右されることなく生きることができてます。
行きたくない飲み会は断れるし、自分が楽しいと思うことに全力でお金と時間を注げるようになりました。
答えは自分の中にしかありません。
「私はどうすればいいですか?」と質問するのは、自分の生殺与奪権を他人に預けてるだけです。
たしかな判断軸を身に着けて、自分の価値観を整理しましょう。
「自分ではピンとこないもの」から好きなことを見つける
転職の思考法では、好きなことを見つける方法として以下の2つが紹介されています。
- 他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法
- 普段の仕事の中で「全くストレスを感じないこと」から探す方法
人間は、できることよりできないことにどうしても目がいく生き物です。
なので、当たり前にできるような「自分ではピンとこないもの」を意識して探しましょう。
これは仕事に限らず、私生活から探しても問題ありません。
私の場合だと、人よりも話を聞く機会が多く「聞き上手」と言ってもらえます。友人から褒められても、お世辞じゃないかぐらいに思っていました。
まさにこれが自分では分からないけど、「好きなこと」だと気づきました。
自分にしかない強みを見つける
「自分に強みはありません…」という人がいますが、それは大きな間違いです。
強みとは、成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターンのことです。簡単に言うと、クセのようなものがあなたの強みです。
自分を変える必要はなく、自分の長所に気付いて生かすことが大切です。
経営学者のピーター・ドラッカーも次のように言っています。
「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを活かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」
短所を直すよりも、長所をどんどんとがらせれば「圧倒的な成果と充実した仕事」が手に入ります。
簡単に強みを知りたい方は、下記記事で紹介している自己分析ツールをお試しください。
転職したいけど何がしたいかわからない人の解決策
転職したいけど何がしたいか分からない人は、転職のルールを理解しておきましょう。
具体的にやるべき3つのことについて解説します。
市場価値を知る
市場価値とは、会社内での価値ではなく世の中から見たあなたの値段です。
つまり、いくらで会社はあなたの労働力を買っているかが分かります。
組織にいると、給与は当たり前のようにもらえると勘違いします。大きな会社にいるほど、実力以上の給与をもらっていることが多いです。
転職の思考法では、マーケットバリューを測るための9つの質問を用意しています。
- 会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
- そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
- 他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」があるか?
- 社内に、自分が会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人物がどれだけ存在するか?その人物たちは、意思決定の力がどれだけ存在するか
- 社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人物がどれだけ存在するか?
- その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
- 自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
- 自分が所属しているマーケットに今後の「成長性」はあるか?
- 今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?
これらの質問にすんなりと答えることができれば、市場価値が高い証拠です。
とはいえ、「時間がないしよく分からない…」という方は、ミイダスの市場価値診断がおすすめです。
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診断のやり方については、下記記事をあわせてお読みください。
20代は専門性を高める
20代は専門性、30代は経験、40代は人的資産でキャリアを作れ。と転職の思考法では記されています。
例えば、エンジニアや営業職など誰にとってもわかりやすい専門性や実績があれば、離職期間があったとしても戻りやすいです。
福利厚生はたしかに大事ですが、会社の業績や転職すると変わってしまう部分です。
そのため、知識と経験を自分のものにできる専門性を取ることが大切です。
転職しないほうがいい業界を避ける
転職を考えるうえで、「どこで働くか」のポジショニングは超重要です。
金融業界の人間が20代で2,000万円稼ぐ一方、ウェディング業界の人間は30代後半でも200万円で働いています。
両者は同じぐらい忙しいですが、給料が10倍異なります。その理由は、業界の生産性が低いからです。
市場価値は、どこで働いて価値を高めるかが重要になってきます
言い換えれば、どんなに専門性や経験を積んだとしても、儲からない業界で働いてると市場価値は上がりません。
関連 【2022年版】転職しないほうがいい業界9選!ずっと稼げる業界のウラ側
仕事で何がしたいか分からない人におすすめの診断
仕事で何がしたいか分からない人は、適性診断を使って自己分析を行いましょう。
パーソナルな部分を見つめることで、本当の自分が見えてきます。
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もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ↓
仕事で何がしたいか分からない人によくある質問
本章では、仕事で何がしたいか分からない人によくある質問をまとめました。就職や転職での仕事選びの参考にしてください。
20代のうちにやるべきことは?
20代のうちにやりたいこと探しを終わらせましょう。
大切な価値観を見つけて、得意なことを活かした好きなことに取り組めれば、一生付き合える仕事が見つかります。
好きなことを仕事にしても良いですか?
問題ありません。しかし、『好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先』です。どんなに好きなことでも、得意なことじゃないと誰でもできる仕事に置き換えられてしまいます。
転職したいけど何がしたいかわかりません…
転職活動で軸を見つける方法は、次の3ステップです。
- 理想の未来をイメージする
- 理想の未来とのギャップを書き出す
- ギャップを埋めるための最優先事項を選ぶ
これらを考えれば、自分だけの転職活動の軸が見つけられます。
具体的なやり方については、「自己分析ができないと転職活動で詰む?おすすめのやり方9選」をご確認ください。
何の仕事をしていいかわからないのですが…
転職活動を始めてみましょう。行動することで、年収、待遇、ワークライフバランスなど本当に求めるものが見えてきます。
自分に向いている仕事が分かりません
運よく向いてる仕事に出会える人は稀です。「苦手なこと」や「嫌いなこと」から逃げて興味のあることに手を出してみましょう。今の仕事が苦手すぎて無理なら離れた方が良いです。
仕事が向いてないと感じる方は、「向いてない仕事は1年目で辞めてもOK【向いてる仕事の見つけ方】」を参考にしてください。
興味のある仕事がない人はどうすればいい?
興味のある仕事がない人は、無暗に仕事を探すことを止めましょう。行動が足りないからと行動量を増やして、興味のあることを片っ端からやっても、さらに選択肢が増えて分からなくなります。
また、「どの道を進むのが一番メリットがあるか」と考えてから行動するのは危険です。詳しくは、「【要約・実践】世界一やさしいやりたいことの見つけ方」を参考にしてください。
好きなことを仕事にしたとき、好きのままでいられますか?
結論から言うと、「好きなことを仕事にしたほうがいい」です。仕事は人生の三分の一を閉めます。人生の大部分の時間を「好きなこと」に費やさなかったら、かなり大変です。
転職したいけどスキルがないです。それでも転職はできますか?
20代は年齢が若いため、スキルや経験がなくてもポテンシャルを評価されて転職できます。24歳~27歳までは第二新卒として、未経験の業界や職種にチャレンジしやすいのが特徴です。若い20代の特権なので、スキルがなくても転職できるのは今だけです。
第二新卒の転職活動の進め方については、「【第二新卒】転職活動の始め方から進め方の完全ロードマップ」をあわせてお読みください。
とりあえず転職したいはありですか?
転職活動をすることは推奨しますが、なんとなくで仕事を選ぶのは危険です。なぜなら、若い20代の方だと転職回数が多くなると今後の転職が不利になります。
本記事の内容をもとに自己分析を行うだけでなく、ブラック企業を避ける努力も重要です。
まとめ:何がしたいか分からない人は自分と向き合おう
何がしたいか分からないのは、本心と向き合えていないのが原因です。
「転職までとりあえず一年は頑張る」「短期離職は人生終わり」は、凝り固まった価値観です。
転職の思考法でも、「楽しくない仕事を続ける人は、結局お金に買われているだけ」と記されています。
やりがいがない仕事を続けて船が沈むのを待つよりも、今行動して「ある程度好きなこと」から仕事を探した方が生存確率は高くなります。
仕事で何がしたいか分からない人は、当記事内で紹介した診断ツールを使って自己分析をしましょう。
強みや価値観をハッキリすれば、段々とやりたいことが見えてきます。
少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!