新卒9ヶ月で退職してフリーターになるのはヤバい?【転職はできる】

新卒1年目だけどすでに退職したい…。退職してフリーターになるのはヤバいかな?
このような悩みを抱える新卒の方は多いですよね。

とりあえず3年の呪いってすごいよね…。
実は、新卒1年目で退職してフリーターになっても第二新卒として転職ができます。
リクルートキャリアの調査によると、78.1%の人事担当者が「20代前半の社会人経験1年未満者」を採用した経験があると回答しています。

私も新卒で入った大企業を9ヶ月で退職し、フリーター期間が半年以上ありながらも内定をもらえました。
そこでこの記事では、新卒で退職してフリーターになる選択について私の実体験をもとに様々な角度から説明していきます。
結論、フリーター期間が長引くほど転職活動は不利になります。
正社員として再就職したい人は、なるべく早くフリーターを抜け出す努力が必要です。
短期離職した人でも使える転職エージェントについては、下記記事をあわせてご覧ください。

新卒で退職した末路は人生終わりじゃない
現在サラリーマンとして働いている方は、「とりあえず3年」「石の上にも三年いれば暖まる」の言葉を聞いたことがあると思います。
しかし厚生労働省の調査によれば、大学卒業者のうち一年以内に退職した人は全体の11.9%、短大卒業者では18.1%を占めています。
平均して7人に1人が一年以内に退職してる
新卒3年以内だと3割以上が退職しているため、第二新卒として転職をする人は同数いると言えます。
たとえ新卒で「会社選びにミスった~」と感じても、3年以内であればいくらでも挽回できます。

つまり、新卒で退職してフリーターになることはなんら珍しいことではありません。
第二新卒として転職できる
仮に新卒で入った会社をドロップアウトしても、第二新卒として転職できます。
法的な意味はありませんが、世間一般としては上記の定義です。
基本的に新卒1~3年目までは大してスキルに差がなく、給与も変わらないため第二新卒として転職活動ができます。
新卒で辞める時期を工夫して、求人数が増える時期に転職活動を行いましょう。
第二新卒の転職活動の始め方については、下記記事をあわせてお読みください。

【注意】フリーターの期間が長引くと再就職しづらい
転職は若ければ若いほど求人数が多く、チャレンジしやすいのは事実です。
しかし離職期間が長引くほど、再就職は不利になります

下記画像は、フリーターの期間と正社員になれた割合のグラフです。

グラフを見ると分かる通り、フリーターのうち64.0%が6カ月以内の転職に成功しています。
しかし、離職期間が半年を超えると転職の難易度は上昇しています。

フリーターから正社員へになりたい人は、早めの行動が大切です…。
新卒9ヶ月で退職はあり?決断は早めにすべし
新卒で入った会社を辞めたい人の中には、「最低1年は続けたほうがいいのかな?」と悩む方もいますよね。
結論、新卒9ヶ月の退職と1年続けての退職も大した差はありません。
結局、企業との面接の際は
- どうして短期で離職したのですか?
- なぜ弊社を選んだのですか?
などの退職理由と転職理由は必ず質問されます。

どちらにしろ避けては通れないので、無理に我慢する必要はありません。
転職と副業のかけ算の著者であるmoto氏も、「在籍期間ではなく期間における中身が重要」と言っています。
「転職までとりあえず一年は頑張らないと…」と考える方もいますが、どうせ辞めるなら決断は早い方が良いです。
新卒1年未満で転職した体験談については、「新卒10ヶ月で退職して外資系コンサルティングファームに転職した体験談」をあわせてお読みください。
ただ、1年間働くメリットもあります。
それは、退職後に失業手当がもらえる点です。※被雇用保険期間が12か月以上あると、要件を満たせば失業給付が受けられる。
失業保険の給付額は、退職前の給料(額面)の45%~80%程度が基本です。
給料を多く貰っていた人ほど支給金額は多くなりますが、その分もらえる割合は低くなります。
しかし失業給付金は、会社都合退職の場合3か月の猶予期間があります。

フリーター期間を長引かせたくない人は、失業保険を頼る前に転職先を決めてしまう人も少なくありません。
とにもかくにも、退職の決断、転職の決断が遅れるほど不利になります。
新卒1年目で仕事を辞めたい方は、下記記事をあわせてお読みください。

大企業を辞めてフリーターになった体験談
私は、新卒カードを使って入った大企業を9ヶ月で退職しました。
辞めた直後は「人生楽しすぎる!!」と毎日充実していました。
しかし、退職後に大企業の会社員でいるメリットに気付き、後悔をしました。
- 給料が下がる・無くなる
- 会社員は死ぬほど恵まれていた
- 自力のなさに気づいた
- 親戚・友人に顔を合わせづらくなる
- 新卒カードが消えた
- 自己肯定感が下がった
- 強みが分からなくなった
失ってから気づくことも多いので、勢いで退職して良かったとなるためにあらかじめチェックしておきましょう。
詳しくは下記記事をあわせてお読みください。

早期退職してフリーターになるデメリット
新卒で退職してフリーターになるデメリットは、以下の通りです。
順番に解説します。
大企業への転職は難しい
新卒で仕事を辞めた後、大企業に転職するのは難しいです。
なぜなら、財閥系など古い体質が残っている会社は新卒しか採用していないケースが多々あるからです。
特に、新卒や第二新卒は仕事の実績やスキルよりも学歴を重視する傾向があります。
大企業から転職しないほうがいい?と不安な方は、「大企業から転職しないほうがいい5つの理由【後悔したくない人の鉄則】」をご覧ください。
お金がなくて辛い
新卒で退職してフリーターになると、お金の問題に直面します。

私は貯金100万円で退職しましたが、お金のやりくりが大変でした…
当時は実家暮らしをしていたので、毎月掛かる費用はザックリこんなイメージ。
- 家賃:0円(実家暮らしのため)
- 家に入れるお金:3万円
- 車なし
- ジム代:8,000円
- 奨学金返済:10,000円
- 国民健康保険:2万円弱
- 国民年金:16,000円
- 携帯代…0円(格安SIMのため)
月に必ず払う費用は、だいたい7.8万円程度です。自分で払うようになってから、税金の高さに驚きました。
一人暮らしをしてる人は、立地にもよりますが月10万円以上の出費を想定しておきましょう。
とはいえ、生活が苦しい人向けの国の救済制度もあります。
仕事を辞めたいけどお金がないと不安な人は、下記記事をお読みください。

世間体が気になる
せっかく新卒で入った会社を辞めると、周りの人からの視線が気になり始めます。
「仕事辞めた」と友人に言うと、だいたい質問攻めされます。「何で辞めたの?」「次の仕事どうするの?」「どうやって暮らしてるの?」といった感じに。
向こうからしたら興味津々かもしれませんが、こっちとしては聞き飽きているし、話したところで雇ってくれるの?となるので正直ウザいです。
こういう会話や若干の負い目を感じるので、親戚や友人と段々距離が離れていきます。

見栄がある人には、わりときついです。
関連 転職に罪悪感や申し訳ない気持ちは不要【新卒で短期退職した体験談】
新卒で退職してフリーターになる時の注意点
最後に、新卒で退職してフリーターになる時に心得てほしいことが3つあります。
順番に解説します。
強みが活きる環境を選ぶ
新卒の就活で失敗したと感じる人は、次の仕事は必ず得意なことから選びましょう。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方では、「好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先」と述べられています。
自己分析ができない人は、自己分析ツールを使うと簡単に強みを発見することができます。

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もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ↓

アルバイトで食いつなぐなら期間を決める
退職後にアルバイトをする人は、必ず期間を決めておきましょう。
アルバイトは、月20日以上フルで働けばかなり稼げます。新卒1~2年目ぐらいの年収も、頑張れば超えられます。

私の知り合いは結婚式場で働いていて、月収30万円を超えるほど稼いでました…。すごい…。
しかし、バイト生活が長引くと社会復帰する気持ちが薄れてくるのも事実です。
同じぐらい稼げるならバイトでもよくね…?正社員になる必要あるのか?と感じてきます。
基本的に社会は、アルバイト期間をキャリアの一つとしては認識していません。
先述したように、転職の難易度だけがグングン上昇します。
関連 転職で“とりあえず一年頑張る”は危険すぎる件【一年間仕事を耐える末路】
適当に仕事を選ばない
正社員への転職を焦るあまり、転職先の情報をチェックせずに目先の待遇や年収を追うのは危険です。
転職サイトDODAの調査によると、転職回数と転職成功率のデータが数字で解明されています。
転職回数は、2回目(3社目の職場)までは大きな影響を与えないものの、3回目以上の転職になると年齢が若いほど不利です。
転職に失敗して職を転々とする人ほど、成功率が下がる傾向があります。

最初の就職から3社目までに長く働ける場所を見つけましょう。
関連 転職回数が多いと人生終わりの嘘【人生勝ち組になる5つのコツ】
短期間で退職したフリーターにおすすめのサービス
次に、フリーターから正社員を目指す人におすすめの転職サービスを3つ紹介します。
これらの会社は、短期で離職した第二新卒を対象にした転職サービスです。それぞれの特徴を簡単に解説します。
どれにしようか迷ったら、リクルートが運営する就職Shopを選びましょう。利用者の9割が20代で、学歴や職歴は一切関係なく、書類選考も不要です。

登録企業数は、累計10,000社以上の実績もあります‼
短期離職した人でも使えるエージェントについては、下記記事をあわせてお読みください。

就職Shop

公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
- リクルートのノウハウを活かせる
- 登録者の9割が20代
- 利用者数述べ10万人
- 書類選考無し
- 登録企業数累計10000社
未経験から正社員を目指したい方には、大手のリクルートが運営する就職Shopがおすすめです。
就職Shopは、キャリアコンサルタントが直接訪問した企業のみを紹介するエージェントです。
そのため、労働環境、社内の雰囲気、教育体制などネットではわからない生の情報が分かります。
また、就職Shopで就職決定した方の8割が正社員経験1年未満の若者です。

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新卒で退職してフリーターに関するよくある質問
- 新卒で半年で退職する人の割合は?
-
入社半年未満とわずかな期間で離職する新卒が約10%も存在しています。(https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20211001.html)
- 新卒はいつ辞めるのがいいのか?
-
新卒が辞める時期は、3月・9月の退職がベストです。なぜなら、1~3月と7~9月は求人数が多くなるので、このタイミングで転職活動をスタートすると選択肢を多く持つことができるから。
詳しく知りたい方は、「新卒が辞める時期はいつがベストなタイミング?【1年目で退職した体験談】」をあわせてお読みください。
- 大卒新卒の離職率は?
-
大卒新卒者の入社1年目の離職率は、11.9%です。短大卒業者では18.1%を占めています。
まとめ:新卒で退職してフリーターになっても転職はできる
今回は、新卒で退職してフリーターになった末路について解説しました。
- 新卒で入った会社がブラックだった
- 仕事が全く楽しくない
- 今の仕事を3年以上続ける未来が見えない
このような状況に当てはまる人は、新卒で退職した方が人生のリスタートをしやすくなるかもしれません。
フリーターになるデメリットはありますが、やりたいことを見つけるきっかけや人生を見つめ直す期間にもなります。
とはいえ、フリーターが長引くと社会復帰が難しくなるのも事実です。
フリーターから正社員を目指したい方は、「フリーターにおすすめの転職エージェント5選!【正社員目指す人必見】」を参考に転職活動を始めましょう。
少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!