

この仕事をずっと続けるのはどうなんだろう…。自分は本当は何がしたいんだろう…。
このような悩みを抱える方は多いですよね。
そんな何がしたいか分からない人たちを救う一冊が、今回紹介する『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。
本書では、人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッドが論理的に学べて、実践的なワークを通じて本当にやりたいことが見つかる優れものです。
本記事を読めば、もう自己分析では悩む必要はありません。必ずやりたいことを見つけることができます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、自己分析におすすめの本の中では下記の位置に属しています。
\タップで拡大できます♪/
他に転職の自己分析におすすめの本を知りたい方は、下記記事をあわせてお読みください。
キャリア診断(VIEW)
公式 https://assign-inc.com/view/
たった3分で充実した診断結果が見られる神コスパ!価値観を軸にしたAI分析
適職診断テスト(Re就活)
公式 https://re-katsu.jp/
強みや適職を9つのタイプから分析。エニアグラム式で精度が高い
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を書いたのは、年間200人以上の「やりたいこと」探しをサポートする、いわば自己分析のプロである八木仁平さんです。
株式会社Meee代表取締役。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数24,000人超に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
中田敦彦さんの『YouTube大学』でも取り上げられて、一躍有名になりました。
【2023年4月6日追記】
本書は、著者の処女作ですが、2023年4月3日に待望の2冊目『世界一やさしい「才能」の見つけ方』が発売されました。
気になる方は、下記記事をあわせてお読みください。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』では、自己理解メソッドを用いて、論理的にやりたいことを見つける方法を教えてくれます。
私たちがやりたいことを見つける必要があるのは、仕事がやりたいことじゃないと悪循環にハマるからです。
本来、やりたいことを仕事にしたら成長できたはずなのに、仕事がつまらないからどんどん退屈になる負のループにハマります。
モチベーションが全くない仕事を続けるのは大変です…
敵を知り己を知れば百戦危うからずは、孫氏の言葉です。
やりたくもない仕事に人生を支配されるのではなく、本当にやりたいことに出会うきっかけを本書は与えてくれます。
あなたの周りにも、一生自己分析をしてる人はいませんか?
実は、自己分析をどんなにやっても、ほんとうにやりたいことは見えてきません。
その理由は、やりたいことが分からないのではなく、やりたいことの正しい見つけ方を知らないからです。
行動が足りないからと行動量を増やして、興味のあることを片っ端からやっても、さらに選択肢が増えて分からなくなります。
選択肢をどんなに増やしても結果は変わりません…。
また、「どの道を進むのが一番メリットがあるか」と考えてから行動するのは危険であると本書では語られています。
メリットだけで道を選ぶと、変化の速い現代においては今後通用しなくなる可能性があるからです。
例えるなら、
このように道を選択すると、通用しなくなった時に苦労します。
重要なことは、「どうすべきか?」で判断するのではなく「どうしたいか?」の判断基準を持つことです。
転職すべきか残るべきか分からなくなる原因は、自分が本当に求めるものを知らないからです。
だから皆が羨む大企業が正解と思い、他人の価値観で判断して後悔します。
私たちはやりたいことが湧いてこないことに嫌気がさしますが、それは誤解している可能性が高いです。
本書では、やりたいこと探しをする前に思い込みを取り除いてくれます。
真実 | 間違い |
---|---|
今一番やりたいことをやればいい やりたいことを見つけても最初は興味レベル 自分のために生きることが人のためにもなる 見つけるには自己理解するしかない やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある | 一生続けられることでなければいけない やりたいことを見つけた時には運命的な感覚がある 人のためになることじゃないといけない 見つけるには行動しかない やりたいことが仕事にならない |
まずはやりたいことに対する悪い思い込みを解いてから、本書のワークを進めることが重要です。
やりたいことを見つけるためには、3つの要素があります。
この3つの要素を組み合わせて、2つの公式が生まれます
重要なのは考える順番です。
好きなこと
↑
得意なこと
↑
大事なこと
好きなことは、あくまで仕事の目的を実現するための手段です。
好きなことを仕事にすることはできますが、一生好きで居続けられるかはわかりません。
まずは、大事なことから生まれる「仕事の目的」を見つけていくのが大切です。
そして、「好きなこと」の前に「得意なこと」から見つけましょう。
私たちのやりたいことが見つからない最も大きな原因は、「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがかかっているからです。
やりたいことを見つけるときにどうしても、「お金の問題が…」「今更遅いよな…」とやらない理由ばかり出てきます。
逆に、なんでも仕事にして生活していけるという自信があるなら、やりたいことは非常に見つけやすくなります。
それぞれの要素を深堀して解説します。
本書の最も重要なポイントは、大事なことを見つける作業です。
大事なことの具体例
大事なことは、自分自身の内側に向くと人生の目的が決まります。逆に他人や社会などの外側に向くと、仕事の目的が決まる重要な要素です。
自分自身の内側=人生の目的
他人や社会などの外側=仕事の目的
やる気が出ない仕事を辞めたいと多くの人が悩むのは、価値観を中心に仕事をしていないからです。
年収1,000万円稼ぐために仕事をしてます!という人はいつか息切れします。
それは本当のあなたの価値観ではなく、社会で作られた偽りの価値観だからです。
「~したい」が本物の価値観で、「~べき」は親・社会から押し付けられた価値観
とはいえ、どのように本当の価値観を見つけていけばいいのか。価値観をあらわにする質問を5つ紹介します。
うまく答えが出てこないときは、巻末に30の追加質問が用意されているのでご活用ください。
価値観に関する質問
とにもかくにも、やりたいことは自分の価値感があってこそです。順番に質問に答えて、自分だけの仕事の目的を決めましょう。
時間はかかりますが、一番力を入れるべきポイントです。
得意なこととは、成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターンのことです。
簡単に言うと、クセのようなものが得意なことです。
得意なことの特徴
無意識に行っている行動の中から、得意なことに気付くことが大切です。
自分を変える必要はありません。自分の中の長所に気付いて生かすことが大切です。
経営学者のピーター・ドラッカーは「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを活かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」と言っています。
短所を直すよりも、長所をどんどんとがらせれば「圧倒的な成果と充実した仕事」が手に入ります。
下記の5つの質問に答えると、得意なことを見つけることができます。ゴールは、長所が10個見つかっている状態です。
才能に関する質問
自分にしかない長所は必ず見つかります。
好きなこととは、自分の情熱がある分野のことです。
好きなことの特徴
好きなことを仕事にできれば、自然と夢中になります。
好きなことを見つける注意点としては、野球が好きだから、野球関連の仕事を選ぶは間違いです。
なぜなら、野球の中でもどんなことをしている時に楽しいのか「得意なこと」もセットで考える必要があります。
好きなことを見つける質問は、次の5つです。5つの質問で好きなことが分からなければ、巻末に30の追加質問が用意されてます。
情熱に関する質問
知らず知らずのうちに好きなことに蓋をしてるケースは多いです。夢とか好きなものは新たに見つけるものではありません。
小さなやりたいことが好きに繋がります。
これまで紹介してきたように、質問に答えるだけで論理的に自己理解できるメソッドが本書には詰まっています。
しかし、やりたいことを探す時の注意点もあります。本章では、本書に記載があることから私が「躓いたポイント」を厳選して紹介します。
順番に解説します。
「得意なこと」と「スキル・知識」を混同すると、人生の可能性が狭まります。
先述したように、得意なことが見つかればなんでも仕事にできます。
しかし、得意なことは生まれつき持っているもので、スキル・知識は後天的に身に着けられるものです。
得意なこと…人の気持ちを大事にできる。1つのことを突き詰められる
スキル・知識…英語が話せる。プログラミングができる
生まれ持った資質と言い換えてもいいかもしれません。
幼少期から培ってきたパーソナルな部分を、得意なこととして発見しましょう。
やりたいこと探しは、正直面倒くさいです。
自分と徹底的に向き合わなければいけないため、根気が必要です。
そうなると「今回も自分探しは微妙だから、とりあえず将来役立ちそうなスキルでも身に着けるか」と将来のために生きてしまいます。
簿記の勉強をしたり、プログラミングの勉強をしたり、投資の勉強をしてみたりと本質とズレた行動をしてる人は多いです。
やりたいことの先にあるなら良いですが…
そうではなく、自分と向き合う時間を作り、先延ばしにするのを辞めましょう。今の悩みは一生続きます。
本当に転職していいのかと悩んでいる方は、今が変えるチャンスです。
今の積み重ねが将来に繋がっていることをお忘れなく。
やりたいこと探しをしても、最初から「これだ!」と運命的な出会いを果たすのは非常に難しいです。
完璧を求めると苦しくなる
そうではなく、とりあえずの仮説を持っておけば、後は行動するうちにブラッシュアップできます。
このように、行動して修正していけばどんどん本当の「やりたいこと」に近づいていきます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を実践できれば、誰でも心の奥底に眠っていたやりたいことが段々見えてきます。
とはいえ、自己理解メソッドを実践するのは本当に大変です。途中で投げ出したくなるほどしんどいです。
2週間以上かかって本当にきつかったです…。
そこでおすすめなのが、自己分析ツールを使って自分の性格を知るハードルを下げる方法です。
ツールを使うことで性格や価値観を把握でき、自己分析の難易度がグッと下がります。
実際にとにおブログが独自に215人に行った調査によると、「転職活動では、自己分析ツールを利用した方がいいと思うか?」という設問に対し、以下の結果が出ました。
※調査概要については記事末に記載しています。
独自のアンケートによると、平均「2.5個」の自己分析ツールを利用していました。
本章では、手軽に自己分析をやりたい人向けに、無料で使えるおすすめの自己分析ツールを厳選して2つ紹介します。
その他の私が実際に使った自己分析ツールについては、下記記事で紹介しているのであわせてどうぞ↓
適職を見つけるのにおすすめの方法は、若手ハイクラス向け転職アプリ『VIEW』の「キャリア診断」です。
キャリア診断を受けると、「あなたが本当に大切にしている価値観や経歴にマッチした業界×職種」などが分かります。
実際の診断結果がこちらです‼
あなたの3分診断レポート:筆者診断結果
価値観×経歴にマッチした業界×職種TOP3:筆者診断結果
キャリア診断を受けた結果、私はWeb広告やIT系の仕事が向いていることが分かりました。
戦略的思考が深く、個人としての独立志向が強いあなたには、Web広告やITサービスがオススメ。特に、方針策定を担っていける環境が最適です。
引用:キャリア診断
特徴的な強みもかなり的を得ていると感じました…‼
価値観×経歴にマッチした具体的な企業名も出るので、漠然と転職やキャリアに不安を持つ方にもおすすめできます。
3分程度で完了するため、ゲーム感覚でスキマ時間に診断してみましょう。
向いてる業界を選択できる
30歳男性|転職回数:5回以上
キャリア診断はとても簡単に答えられ、質問の質が明確に記載されていた印象を持っています。
キャリア診断の自己分析ツールは大学でも講師から使ってみて自分の評価を客観的にみれるのでお勧めだと言われていました。使用した結果から自分の向いている就職先、業界を選択できる素晴らしいツールだと思います。
公式サイト:https://re-katsu.jp/
20代向け転職サイトRe就活内の「適職診断テスト」を使えば、強みや適職を9つのタイプから診断してくれます。
適職診断テストとは
日本エニアグラム学会の前理事長、武田耕一氏により開発された無料ツールです。
適職診断テストを受けると、「仕事で活かせるあなたの強み、向いている仕事・不向きな仕事、あなたの仕事スタイル」などが分かります。
実際の診断結果がこちらです!
適職診断テスト:筆者診断結果
適職診断テストを受けた結果、私はタイプ6の「献身的な忠実主義」と結果が出ました。タイプ6の結果では、以下のような記述がありました。
素直で忠実。空気を読みまくる典型的日本人タイプ。 献身的だが受け身でもあるので、組織力の強い企業を探すべし。
引用:Re就活公式サイト
責任感の強さとサポート力を活かせる仕事が適職。決断力や競争力が求められる仕事はプレッシャーを感じるでしょう。
たしかに空気を読みすぎて決断力に欠ける部分が当たってると思いました…‼
自分のタイプに合わせて不向きな環境も記載があるので、失敗を避けたい人にもおすすめできるツールです。
第二新卒向けのアドバイスが充実してた
25歳男性|転職回数:1回
Re就活の適職診断テストです。Re就活自体が第二新卒や若い人の転職に重きを置いたアプリであるため、診断テスト内容やテスト結果によるアドバイスに記載ある内容に早期退職後どういったように段階を踏んでいけば、実りのある転職活動を行えるのかが書いてありとても良かったです。
\簡単3分で9つのタイプからあなたを分析/
登録後も一切お金はかかりません
最後に、キャリア診断や適職診断テスト以外にもおすすめの自己分析ツールをご紹介します。
27個の自己分析ツールから目的別№1を厳選
\タップで拡大します/
興味がある方は、気になる診断を受けてみましょう!すべて無料で使えます!
もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ↓
正直、自己理解メソッドをやらなくても死にはしません。
多くの人が優先順位を下げ、“今”の楽しいことに注力します。
しかし、本当にやりたいことを見つけたいと考えるなら、さっさと自己分析を終えるべきです。
パッと視界が開けると、人生はどんどん楽しくなります。
心の中にモヤモヤを抱えている方は、今が動き出すチャンスです。
時間をかけて、心の奥底にある「本当にやりたいこと」を見つけてください。
少しでもこの記事が参考になればうれしいです。それではっ!!
キャリア診断(VIEW)
公式 https://assign-inc.com/view/
たった3分で充実した診断結果が見られる神コスパ!価値観を軸にしたAI分析
適職診断テスト(Re就活)
公式 https://re-katsu.jp/
強みや適職を9つのタイプから分析。エニアグラム式で精度が高い
おすすめ本の関連記事
転職に関するおすすめ本まとめ↓↓
おすすめ本全般のまとめ記事
独自調査した自己分析ツールの調査概要は、以下の通りです。
調査目的 | 自己分析ツール・アプリの利用度・満足度 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査対象 | 転職活動または自己分析でツールやアプリを利用したことがある方※年齢・業種・職種は問わない |
調査実施期間 | 2022年9月2日〜9日(追加調査:2022年11月5日~16日) |
調査人数 | 215人 |
調査媒体 | クラウドワークス |
アンケートの詳細については、下記記事をご確認ください。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!