大企業から転職しないほうがいい5つの理由【後悔したくない人の鉄則】

大企業に向いてないと感じる…。そろそろ大企業以外で働いてみたい。
このような悩みを抱える方は多いですよね。

安定と引き換えに自由度が低いのが大企業あるあるだよね…
特に、大企業の働き方が「自分に向いてない」と感じる人ほど転職を検討しますよね。
キラキラしたベンチャー企業やこじんまりとした中小企業に憧れてるというより、「大企業の働き方が無理!」と感じて転職したい人も多いです。
私もかつて、新卒で入社した大企業をわずか9ヶ月で退職しました。大企業を辞めた後悔が少なからずあります。
そこでこの記事では、大企業から転職しない方がいい理由について様々な角度から説明していきます。
結論、大企業から転職を考えてる人は勢いで退職する前に、現状の分析を行いましょう。
今の環境から逃げたい一心だと、転職先で後悔する可能性がグッと高まります。
転職先がなかなか決まらずに苦労してる方は、下記記事をあわせてお読みください。

大企業から転職しないほうがいい理由
大企業から転職しない方がいい理由は、次の通りです。
順番に解説します。
今の待遇が当たり前じゃないから
大企業から中小企業やベンチャー企業に移った人の多くは、大企業がどれほど恵まれていたのか知ります。
大企業に行ける人は、そこそこ頭が良く出身大学もMARCHや関関同立などの私立上位校が多くなります。
当然、周りの友人も有給消化がしやすく、法令順守の意識が強い大企業に勤めていることでしょう。
しかし、いざ大企業を離れるとまったく別のものです。

日本とアメリカぐらい違います。
大企業で年収が高かった人たちも、「なんであんなにもらえていたんだろう」と錯覚します。
理想とのギャップに耐えきれずに転職し直す人もいるので、今の待遇を当たり前と思い込んでる人は注意が必要です。
周りに「もったいない」と言われて揺らぐから
大企業を退職すると周りからは、「新卒で入ったのにもったいない」「絶対後悔するよ」と言われます。
最初は意志を強く持っていたとしても、いざ転職してうまく結果が残せないと「転職しない方が良かったのかな」と後悔します。
特に、転職一年目は辛いことが多く、仕事ができない自分が嫌になることもあります。

「転職3か月の壁」という言葉があるぐらい、最初は辛いと感じます。
理想と現実とのギャップが大きくなると、段々と意志が揺らいできます。
転職するか迷う方は、下記記事をあわせてお読みください。

実力以上の給与をもらってる可能性があるから
大企業に勤めていると、「自分の力で仕事を取れてる」と勘違いしますが大きな間違いです。
自分の実力ではなく、大企業の看板があるからこその活躍だったりします。
私自身、一度は誰しも聞いたことがあるような大企業に勤めていました。しかし、会社の肩書がなくなると、誰も話を聞いてくれないので、何から何まで0からのスタート。
自分の力を見誤った結果、全然仕事取れないし転職もできないと死ぬほど後悔してるという話は往々にしてあります。
さらに、大企業勤めのプライドが残っている人は厄介です。口だけはいっちょ前で、実力が伴わない痛い存在になってしまいます。
社会的信用が下がるから
大企業から転職すると、社会的信用がガクッと下がります。
私の実体験ですが、大企業に勤めている時は銀行で「大企業にお勤めですごいですね」と言われていましたが、辞めた途端カードは作りづらくなるし、ローンの審査も通りづらくなりました。

すごいのは、自分じゃなくて会社でした。
仕事を教えてもらえないから
転職してすぐは、仕事がなかなかうまくできずに苦労します。
「転職3ヶ月の壁」という言葉があるぐらい、最初は辛いと感じます。

未経験の仕事だとさらに辛いよね…
新たな転職先では、
- 前任者と比較される
- お手並み拝見で注目される
などプレッシャーを感じる場面があります。
必要以上にプレッシャーを感じると、どんどん仕事ができないループにハマり辛くなります。
大企業に向いてない・ついていけない人が抱える不満
大企業に向いてない人が抱える不満は、次の通りです。
順番に解説します。
自由に仕事ができず息苦しい
大企業はとにかく規律を重んじます。
個々人が自由に働いて結果を出すよりも、ルールに従ってそこそこの結果を出す人の方が重宝されます。
面倒な根回しの作業が多かったりと自由度は低い働き方です。
仕事が楽すぎる
実力がある人にとっては、大企業の仕事が楽すぎると不満を抱える人もいます。
大企業のビジネスモデルは、ほぼほぼ確立してるので、ルーティンワークをこなせば利益が出ます。
日々同じことが苦にならない人なら最高ですが、楽すぎて飽きる人もいます。
会社の将来性に期待が持てなかったり、尊敬できる上司がいなかったりと、あまりにレベルがあってないと感じた時に退職します。

専門性を身に着けたい優秀な人は、さっさと見切りをつけます。
見切りをつけたほうがいい会社の特徴については、下記記事で詳しく解説しているのでぜひご確認ください。

調整ばかりで仕事が進まない
大企業に勤めている人のあるあるですが、仕事のスピード感があまりに遅すぎますよね。
稟議を通すのにマジで時間がかかる。承認をもらうためのハンコが必要だったりナニコレ。
自分はいったい、なんのために仕事をしてるんだろうと迷走します。
仕事で何がしたいか分からない方は、「【20代必見】仕事で何がしたいか分からない?100年使える思考法」をあわせてお読みください。
大企業から退職して後悔してること
私がかつて新卒で入った会社はブラック企業だったので、わずか9ヶ月で退職しました。

辞めた直後は「人生楽しすぎる!!」と毎日充実していました。
しかし、退職後に大企業の会社員でいるメリットに気付き、後悔をしました。
私が大企業から転職して後悔してることは、次の7つです。
- 給料が下がる・無くなる
- 会社員は死ぬほど恵まれていた
- 自力のなさに気づいた
- 親戚・友人に顔を合わせづらくなる
- 新卒カードが消えた
- 自己肯定感が下がった
- 強みが分からなくなった
失ってから気づくことも多いので、勢いで退職して良かったとなるためにあらかじめチェックしておきましょう。
詳しくは下記記事をあわせてお読みください。

大企業にしがみつくメリット
大企業にしがみつくメリットは次の通りです。
順番に解説します。
生活が安定する
大企業=潰れないとは言い切れませんが、資金が潤沢な大企業なら合併するなり倒産の可能性が著しく低いです。
毎月安定した給与がもらえるので、当然生活も安定します。
大企業だとローンも組みやすく、属性が良いなんて呼ばれ方もします。
特に、コロナ禍で給与がボーナスが減った企業が多い中、大企業はビクともしないなんてこともざらにあります。
法令順守の意識が強い
最近では、コンプライアンスを重視する会社が増えてきました。
特に大企業ほどお咎めを食らわないように必死で対策します。

企業のイメージに関わる部分だからね…
- 残業時間の管理
- 有給休暇取得の義務化
- パワハラ・セクハラの撲滅
このようなコンプラ対策もしっかりとられています。
私もかつて大企業に居た際は、有給や残業時間について口酸っぱく言われました。守らないと上司の上司からお咎めを食らうみたいです。
残業が40時間を超えてる方は、「残業40時間はありえない?きついは甘え?【辞めたいと思えるだけマシ】」をあわせてお読みください。
収入が高い
大企業は収入が安定して高い水準です。
入社後数年間はそこまで大差ありませんが、年次が上がるにつれグンと上がります。
それでいて福利厚生などの制度面も充実してるので、環境に関しては満足度が高いと言えます。

会社が儲かってると必然的に年収水準が上がります。
大企業にしがみつくデメリット
大企業にしがみつくデメリットは、次の通りです。
順番に解説します。
専門性が身に着かない
大企業の総合職だと、ジョブローテーションを通じてキャリアを積み上げます。
ジョブローテーションの具体例
営業3年→企画5年→人事3年
会社にとって貴重な存在になれる一方、専門性は上がりません。
今後は日本でも、アメリカ型のジョブ型雇用に変化すると言われています。

メンバーシップ型雇用では、「会社にマッチする人材」を採用する一方、ジョブ型雇用は「仕事内容にマッチする人材」を採用する
より仕事の専門性が求められ、「あなたは何ができるのか」が重要になります。大企業だと専門性が身に着かないので、まともで優秀な人から退職していきます。

裁量権がない
大企業にいると、どこまでいっても上には上がいます。
課長に昇格したと思ったら部長が上にはいるし、部長になったと思ったら本部長が上にいるのが大企業の役職です。
サラリーマンが辛いのは、役職が上がるにつれて責任が重くのしかかっているところです。
逆にベンチャー企業だと、事業責任者を任されることも多くなります。

当然、責任は増えますがその分やりがいを感じることも多いのが特徴です。
リストラされたら行く当てがない
先述したように、大企業の看板は最強です。
しかし、大企業だからリストラがないなんてことはありません。
「正社員を減らした企業」最新500社ランキングでは、コストカットのために名だたる大企業が正社員を減らしています。

ジョブローテーションで専門性が身に着いてないので、転職市場で評価されるスキルを持っていないと詰みます。
会社と結婚ができないと言われるのは、このようにいつ裏切られるか分からないからです。

定年まで無難にやり過ごすハードルは年々上がってます…
大企業は辞めない方がいいけど転職活動は必須
これまで解説してきたように、大企業からの転職はリスクがあります。
ですが、いつ大企業に裏切られてもいいように、「辞めます!」が言えるぐらいの準備をしておくことが大切です。
転職の思考法の中でも、「いつでも転職できる交渉のカードがあれば、嫌な仕事はすぐに辞めるか、交渉材料にして会社を変えればいい」と言われています。
つまり、いつでも転職できる状態を作ることが大切です。
ではまず何から始めればいいのか、意識するポイントを2つ解説します。
転職しない方がいい業界を避ける
大企業か中小企業かベンチャー起業のどこに転職するかも大切ですが、業界選びも超重要です。
年収アップは、「職種×業界」で決まります。
たとえ未経験の仕事でも、「需要がつきない職種」×「儲かりやすい業界」に転職できれば、年収がアップしていきます。
転職と副業のかけ算の著者であるmoto氏は、独自の軸ずらし転職という手法を用いて、新卒で入社した会社の年収240万円から1,500万円までアップさせました。
業界選びをミスると、激務なのに給料が低いなど転職しても好転しない可能性があります。
具体的に、転職しない方がいい業界と転職した方がいいおすすめ業界は次の通りです。
年収を上げて、ホワイト企業に転職したい人は下記記事をあわせてお読みください。

市場価値を把握する
転職活動をする際には、市場価値を必ず把握しておきましょう。
市場価値とは、「あなたをいくらなら企業が買ってくれるか」の値段です。
今の年収より低そうなら、何が足りないのか考える必要があるし、今の年収より高くなりそうなら転職を本格検討してもよいでしょう。
市場価値を把握する簡単な方法は、転職エージェントとのキャリア相談です。
転職エージェントを使うメリット
- 労働市場のリアルな自分の値段が分かる
- 市場で求められている経験が分かる
- 自分のいいところだけでなく、伸ばすべきポイントが分かる
- 今後伸びる業界が分かる
- 今後伸びる会社が分かる
転職と副業のかけ算の著者であるmoto氏も「転職をする・しないにかかわらず、常に、自分を転職マーケットにおいてみて、現在の価値がどれくらいあるのかを確認することをおすすめします」と言っています。
闇雲に今の仕事で努力するよりも、「市場ではどんな経験が求められているか」を把握した方が、市場での価値を上げることができます。

転職エージェントと面談した際に次のポイントを確認しておきましょう。
- 最初の態度
- その後の対応
あなたが「市場で売れる人材」なら、エージェントは積極的に求人を出してくれますが、値段がつかなければ塩対応なうえにその後の連絡がこなくなります。
転職エージェントは、求職者を商品として転職先の企業に売り込むビジネスです。不愉快に感じるかたもいるかもしれませんが、だからこそ掛け値のない自分の価値を知ることができます。
転職エージェントは相談だけでも使えます。優秀なエージェントほど求職者がすぐに動かないことを知っているので、相談だけの求職者を嫌がることはありません。

エージェントとしては求職者と接点を持てるだけでもプラスに捉えています。

大企業から転職を考える人におすすめの転職エージェント
大企業から転職する人は、エージェントを選ぶ際次の2つのポイントを必ず押さえましょう。
- 大手を使う
- 複数のエージェントで比較する
大手以外の中小エージェントだと、高い報酬目当てでブラック企業だろうと関係なく、転職希望を押し込むブラック転職エージェントもあります。(大手は評判が大切だからこのようなことは少ない)

大手エージェントは非公開案件も含め、多くの求人情報を持っているので情報収集に役立ちます。
また、複数使ってこそエージェントは効果を発揮します。
なぜなら、エージェントの質は担当者によって大きく左右されるからです。最低2社登録して、エージェント側にも複数使っていることを伝え、競争意識を芽生えさせましょう。
そうすることで、自分にマッチする求人を一生懸命探してもらいやすくなります。

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まとめ:大企業から転職する人は準備を大切にしよう!
新卒で大企業に入る力がある人は、えてして転職先にも同じような期待をしてしまいます。
転職先の待遇が悪いと、大企業とのギャップを感じやすくなります。「転職しないほうが良かったかな…」と後悔しないためにも、転職先の精査は超重要です。
今回紹介した転職エージェントを使えば、企業の詳細情報を聞き出せるので、納得のいく転職活動ができます。
大企業から転職をしようか迷ってる人は、相談だけでも使えるのでぜひお使いください。利用は無料です。
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少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!