【転職3ヶ月の壁】向いてない仕事を続けて負け犬にならずにすむ方法

転職して3ヶ月経つけどいまだに慣れない…。もしかしたら向いてないのかな?
このような悩みを抱える方は多いと思います。

初めてのことばかりでストレスもかかるしね
特に、初めて転職する方や前職が長かった人にとっては「転職しない方が良かったのかな…」と後悔する場面は多々あります。
そこでこの記事では、「転職3ヶ月の壁を感じる」とお悩みのサラリーマンに向けて、秋山進氏の「転職1年目の教科書」を引用しつつ、転職一年目の辛い期間を乗り越える方法を解説します。
転職成功の秘訣はありますが、転職後の生活をうまく過ごすための方法は少ないのが現実です。

上司に悩んだり、仕事がうまく勧めらずに苦しんでいる人は、ぜひ参考にしてください。
向いてない仕事を辞めるか悩んでいる方は、下記記事をあわせてお読みください。

転職3ヵ月以内に壁を感じる人は多い
初出勤から1ヶ月も経つと、カルチャーショックは誰しも感じます。
「自分はこの会社でやっていけるのか」「はたしてこのままでいいのか」という焦燥感がやってきます。
初出勤の日まで新たな転職先に高揚してた人は、落差が激しすぎて「転職しない方がよかった…」と後悔してるかもしれません。
「転職後何の問題もなく、すべてが順調!」と答える人が少ないことはデータが示しています。

DODAの調査によると、実に80.7%の人が「ストレスがあった」と答えています。「ストレスはなかった」と答えたのはたったの19.3%。
つまり、転職後に何らかのストレスを感じることは当然のことです。
Twitterで検索をしてみたところ、同じように悩んでいる人は多く見受けられました。
転職3回してるから何となく感じる。
— チー牛キモヲタ派遣社員ヒロさんッッッ (@genkaihaken) February 22, 2022
1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と壁にぶつかる時期が必ずくる。
今まさに2枚目の壁にぶち当たってるんだよな…
色々経験詰むために派遣入ったとはいえ、今辞めたら何も得ないまま逃げるだけで今までの繰り返し。
ここが踏ん張りどころ
転職4ヶ月目で突然のように慣れてきた…ちょっとしたことで慌てなくなったというか、ちょっと地に足ついてきたというか。。10年以上同じポジションで一切の異動も無かった人が突然転職したらそら慌てふためくわな。3ヶ月6ヶ月、3年の壁があるそうなので何とか頑張りたい。
— ゆーてぃ@セキュリティ担当/元大正時代企業のインフラ情シス (@yuuty3223) January 18, 2022
転職未経験勢 3ヶ月の壁はガチである ガチでありますぞ 年明けてから急に仕事めっちゃ辛い なに ただでもなんかなんていうか出口の見える辛さなのでまだ救いなんですけど なにこれえぐ……なってる
— ぴなり (@loveya4eva022) January 15, 2022
そのため、転職後特有の壁を感じる期間だと考え、あまり深刻に考えないようにしましょう。

少しずつ職場や仕事には慣れるので、現段階では体力と精神力のレベルをベストに保つことが大切です。

転職3ヶ月の壁を感じる原因
転職3ヶ月の壁を感じる原因は、次の5つです。
- 環境に慣れてないからストレスがかかる
- 忙しくて仕事についていけない
- 仕事ができないから自信をなくす
- 言われていた業務内容と異なることも
- 社内の人脈作りが難しい
順番に解説します。
環境に慣れてないからストレスがかかる
転職すると分からないことだらけでなかなか慣れません。
先ほどのDODAの調査の中にも、次のように結果が出ています。
ストレスの要因として「社風や文化がこれまで在籍したことのある会社と大きく異なっていた」「制度や社内ルールが在籍したことのある会社と大きく異なっていた」を挙げた人は、それぞれ125人と94人でした。
どの会社や業界でも、必ずその会社特有の慣習や暗黙の了解はあります。
特に慣れるまでの最初の数か月間は、「転職しない方が良かったかも…」と後悔しやすいです。

3ヶ月も経つと仕事のやり方を覚え、効力感を持つことができます。
忙しくて仕事についていけない
配属された部署が忙しく、身近に質問できる人がいないと、仕事についていけなくなります。
会社の風土にもよりますが、外資系だと懇切丁寧には教えてくれないし、創業間もないスタートアップでは、社員が忙しすぎて質問しづらい雰囲気が漂っている会社もあります。
中途は新卒と違い、即戦力で働くことを期待されています。
周りからは一人前と見られているので、一つ一つを教える暇がないのが現実です。
仕事ができないから自信をなくす
転職してすぐは、仕事がなかなかうまくできずに苦労します。
新たな転職先では、
- 前任者と比較される
- お手並み拝見で注目される
などプレッシャーを感じる場面があります。
必要以上にプレッシャーを感じると、どんどん仕事ができないループにハマります。
仕事ができないと感じる人は、「新卒が仕事できないは当たり前のウソ。先輩をイライラさせない5つの解決策」もあわせてお読みください。
言われていた業務内容と異なることも
きちんと人材紹介会社などを通さないと、周囲の期待と自分のできることにズレが生まれてしまいます。
他にも、仕事の内容が事前の話と違うケースもあります。
事前に言われていた仕事と違う場合、選べる選択肢は3つです。
- 会社に掛け合って、約束通りの仕事にしてもらうように働きかける
- 自分のやりたいことをやるために、すぐに転職活動を始める
- 何かのチャンスかもと考えて、予定外の仕事にチャレンジしてみる
どれを選んでもいいですが、悶々とするよりも早めに決断をしましょう。

動き出すならきっぱりとした行動が大切です。
社内の関係作りが難しい
社内で人脈を築くと、自分の仕事を上手く進めるための財産になります。
とはいえ、外様である転職者がいきなり社員と打ち解けて、大きな仕事をするのは難しいのが現実です。
心理学では、信頼関係の構築をラポール形成といいます。
ラポールが形成されると、「心が通じ合っている」「心の悩みを打ち明けられる」と感じます。
目安として、ラポールが形成されるには「3ヶ月~数か月」の期間が一般的です。
あなたが新しい職場に入って、3ヶ月もうまくなじんでないのは普通です。上司や周囲の人が悪いわけではなく、当然あなたにも非はありません。
転職直後に辞めたいと感じた人が取るべき行動
転職直後に辞めたいと感じた人は、次の5つの行動を取りましょう。
- 成果をあげる
- メンターをつけてもらう
- あのままいたらを考えない
- 社内のパワーバランスを把握する
- 相談できる人を作る
順番に解説します。
成果をあげる
転職3ヶ月の壁を乗り越えるためには、少しずつ成果をあげましょう。
とはいえ、いきなり大きな成果を目指すのは危険です。失敗した時に「意外とこんなものか…」「空回りしてるな」と悪い印象を持たれます。

転職3ヶ月の段階では、小さな実績をたくさん積み重ねましょう。
最初は仕事らしい仕事がないとしても、プロジェクトなどで提案したり、サポートしたりなどできることから貢献しましょう。
徐々に会社を知り、人を知り、自分の居場所を作るのが一年目で大切なことです。
転職一年目の教科書の中にも、「転職先で自分の存在を認めさせるには、地道に仕事をして「今度の人はまじめで、よくやるよね」という評価を得ることが大事」と記載があります。
コツコツと仕事に取り組んでいると段々信頼されるようになり、大きな仕事を任せてもらえるようになります。
メンターをつけてもらう
競争意識が強く、助け合う文化がない会社だと、事務用品がどこにあるかの確認すら一苦労です。
何も教えてもらえないと転職した不安がムクムクと大きくなり、「早く辞めたい」と感じてしまいます。
解決策としては、分からないことがあった時にいろいろ聞くことができる人(世話役)を上司から任命してもらうことです。
上司から任命してもらえれば、あなたに仕事を教えるのがボランティアではなく仕事になります。

遠慮することがなくなるので、転職の成功へと近づきます。
あのままいたらを考えない
転職後に誰もが抱く、「やっぱり転職しない方がよかったかな…」は考えても無駄です。
新しい職場で十分活躍できなかったり、孤独を感じたりすると、辞めた会社の思い出が美化されて蘇ってきます。
自分の気持ちが行ったり来たりすることは往々にしてあることです。そんな時には、「なぜこの転職先を選んだのか?」をじっくり考えると解決します。
注意したいのが、前職の同僚に会うケース。里心がついて、気持ちがどんどん後ろ向きなってしまいます。

覚悟を決めて、歯を食いしばって前に進むしかありません…
社内のパワーバランスを把握する
社内のパワーバランスを知ることが、手っ取り早く仕事で成果を出す方法です。
具体的には、社内の人物相関図を描くと見つかります。
会社で描くなら、主人公は社長、脇役は誰になるのか。誰と誰が通じていて、誰と誰が反目しているのか。誰は誰のライバルなのか。

強調や対立関係などがわかると面白いです。
社内のパワーバランスが分かれば、社内での上手な泳ぎ方を身に着けることができます。
Aさんにアプローチしたいなら、どういう経路をたどって話を持っていけばいいのか。まず誰と誰に話をすればいいのかなど。
ポイントとしては、ゴマをするのではなく自然と可愛がられるようにすること。
相談できる人を作る
人間には、孤独が一番つらいものです。誰にも相談できないと、ストレスは溜まる一方です。
アドバイスや助言をもらえないと、事態はさらに悪化します。
ではどうやって見つければいいのか。ベテランで面倒見がいい人を頼りましょう。
上からも下からも信望が厚い人がよいです。手助けをしてくれる「味方」や「相談相手」は絶対に見つかります。
転職3ヶ月の壁を実感した時の注意点
転職3ヶ月の壁を感じた時の注意点は、次の5つです。
- 100%自分にマッチした会社はない
- 体調不良になったら休む
- ストレス発散は利害関係がない人にする
- 過去の会社と比較しない
- 人から嫌われないのは難しい
順番に解説します。
100%自分にマッチした会社はない
いざ転職してみると、馬の合わない上司がいたり、前の職場の常識が通用しなかったりすることもあります。
そんな時は、自分に100%合う会社はないことを理解しておきましょう
転職の思考法の中でも、「多くの人間が会社が潰れそうになったり、不満があると、すぐに社長や上の人間のせいにする。そもそも社長や先代がゼロから作った船なんだ。他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違いなんだ。」と記載があります。
つまり、どこかしらで妥協点を見つける必要があります。
思い通りにいかないことを嘆いて反発してるだけだと、転職の成功から遠ざかります。

人生を選び取る力が必要です。
体調不良になったら休む
転職してすぐだと、頑張って結果を出さなきゃと力が入ってる人が多いと思います。
ストレスがかかったなか、徹夜して仕事を覚える真面目な人は、体調を崩しやすいです。体調不良ですら仕事を休むことに罪悪感を抱く人がいるのが、ここ日本です。
スポーツジムに通ったり、サウナに通ったりして、リラックスして身体と心のケアをはかることが大切です。

体調不良が悪化する前に、早めに休みましょう。

ストレス発散は利害関係がない人にする
転職して数か月経つと、良くも悪くもストレスが蓄積されています。
どうしてもストレスを発散する愚痴や不満、悩み事は仕事と無関係の友人に話しましょう。
中途同期や仲のいい同僚にぶちまけると、まだどんな人か分からないので悪い噂が立つ可能性もあります。
家族に相談するのも微妙です。必要以上に心配されたり、「そんなのは甘えだ」と心ない言葉を言われることもあります。

本音を言う際は、親しい人にだけ打ち明けて話を聞いてもらいましょう。
過去の会社と比較しない
転職一年目にありがちな、過去の会社との比較はやめておきましょう。
転職先の良い部分は言っても問題ないですが、比較して悪い部分は言わない方が良いです。
稀に転職先の上司から「素直に気づいたことやおかしいと思うところを言って欲しい」と言われることがありますが、あまり真に受けるのは危険です。
悪い点をバンバン言うと、自分たちの仕事を否定された気がして軋轢が生まれます。
そのため、悪い比較に関しては我慢して言わないようにしましょう。
人から嫌われないのは難しい
転職してすぐだと、全員にいい人と思われたい気持ちがどうしても強くなります。
あなたのことをよく思わない人は当然います。ポジションが上だったり、後から入社したのに給料が高かったりなど状況は様々です。

日本人は誰からも嫌われたくない傾向が強いです。
「誰からも嫌われたくないか」と質問したある調査によると、42%が「はい」と答えました。20代女性だと、54.6%にも及んでいます。
しかし、誰からも嫌われないようにしようという努力は、99%無駄です。「他人と過去は変えられない」はアメリカの心理学者エリックバーンの言葉です。
仕事向いてないから転職3ヶ月で辞めたい人の対処法
仕事が向いてないと感じる人は、本当に向いてる仕事を探しましょう。
- 想像していた業務内容と違った
- 職場の雰囲気が合わない
- 上司と馬が合わない

転職後はいろいろな理由で辛くなります…

適職を見つけて向いてる仕事を探す方法を紹介します。
自己分析をやり直す
自己分析をやり直す場合は、好きなことよりも前に自分の得意を活かした働き方を選ぶのが大切です。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方では、『好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先』と述べています。
やりたいことが見つからない最も大きな原因は、「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがかかっているからです。
とはいえ、得意なことなんか分からない…という方は自己分析ツールを使って強みを発見するのがおすすめです。
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自分でもめちゃくちゃ当たってる!!となんだか嬉しくなり、家族にも診断結果を見せましたw
家族にも賛同が得られたので、精度はかなり高いと思います…。

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まとめ:3ヶ月で向いてないと感じたら適職を探そう
転職一年目は辛いことが多く、どうしても慣れるまでに時間がかかります。
転職した会社をすぐ辞めるのは得策ではありません。職務経歴書に傷がつきます。
とはいえ、転職3ヶ月を経っても馬が合わなかったりした場合は、転職を視野に入れても問題ありません。
転職と副業のかけ算の著者であるmoto氏は、「自分がわくわくしないものは向いてないことが多い」と発言しています。
moto氏が迷いや違和感を抱きながらも転職した会社は、モヤモヤが徐々に大きくなってわずか3ヶ月で退職してます。
仕事が向いてないと感じた方は、自分の直感を信じて、モチベーションが上がる仕事を見つけましょう。
少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!
