第二新卒からホワイト企業に転職する3つのコツ【軸を定めて狙い撃ち】

もうブラック企業は嫌だ…。ホワイト企業の見分け方が知りたい。
そう思っている人は多いのではないでしょうか。

ホワイト企業に転職できればどんなに幸せか…
特に第二新卒として転職活動する方は、「次こそは失敗したくない」と思う方が多いと思います。
転職しようにも次もブラックだったら…とお考えの方も多く、ホワイト企業が見つかりさえすれば「すぐに転職したい」と考えている人が大半です。
そこでこの記事では、第二新卒がホワイト企業に転職するために重要な考え方とホワイト企業に転職するコツを解説します。
- 第二新卒のホワイト企業の定義
- ホワイト企業の見分け方
- 転職エージェントにホワイト企業を紹介してもらうコツ
結論、第二新卒でホワイト企業を目指すなら、自分にとっての『ホワイト企業』を定義することが重要です。
第二新卒におすすめの転職エージェントについては、下記記事で解説してるのであわせてお読みください。

関連記事:【迷ったらコレ】20代・第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント9選!失敗しない選び方を解説
自分にとっての『ホワイト企業』を定義する
ホワイト企業に転職したいなら、自分にとっての『ホワイト企業』を定義します。
最初に定義を決めないと、転職した後に「時間の融通が利かない…」「ホワイトじゃないかも…」と感じてしまいます。
全員から愛される人がいないように、誰からも愛される『ホワイト企業』はありません。
よくありがちな失敗が、「好きな仕事をしたい」と考えてA社を希望していたのに、いつのまにか「年収アップ」が魅力のB社に行くケース。
年収は上がったものの、転職の目的が達成されないため、入社後思いがけない忙しさや待遇の悪さで転職し直す人がいます。
ホワイト企業に転職し、書評ユーチューバーとして活躍するサラタメ氏は、「転職の軸なしに転職が成功する確率は0%」と言ってます。

転職の成功は自分だけのもので、転職の軸に沿って判断すべきことです。
転職の成功はたくさんありますが、キャリアの選択では不正解を避けることが最も重要です。
そのためには転職の軸を探し、転職で実現したい最重要事項を考える必要があります。

まずは、『自分にとってのホワイト企業』を見つけないとダメなんですね‼

第二新卒がホワイト企業の軸を見つける方法
次に、第二新卒がホワイト企業の軸を見つける方法を解説します。
- 理想の未来をイメージする
- 理想の未来とのギャップを書き出す
- ギャップを埋めるための最優先事項を選ぶ
それぞれ順番に解説します。
①理想の未来をイメージする
ここでは、自由に発想することが重要です。
「とにかくお金持ちになりたい」、「休日はのんびりしたい」「家族との時間は確保したい」など。

今の自分に囚われることなく、制限をかけずに発想してみましょう。
実際に私が出た10年後のイメージがこちらです。
- 金銭的な余裕よりも心の余裕を持った働き方
- サラリーマンの収入と副業の収入でダブルインカム
- 副業が本業を超えるぐらい稼いで、独立したい
- 子どもとの時間を大切にする
- 旅行に年3回は行きたい
10年後のイメージがしづらい人は、「こんな10年後は嫌だ」から考えるのもありです。
私は「NOと言えない環境」で働くのが嫌で、自分らしさを失う働き方もしたくないと考えています。
②理想の未来とのギャップを書き出す
次に、先ほどあげた理想の未来とのギャップを思いつく限り書き出します。

今の仕事で働き続けて10年後が理想の未来なら、正直転職は必要ないです
例えば、今の仕事はどうしても残業が多いく、ワークライフバランスが崩れがちの人は転職するのもありです。
私が実際に考えた理想とのギャップがこちらです。
- 心に余裕が持てるぐらいの金銭的余裕がない
- 10年後の生活にたどり着くまでの過程がさみしい
- 独立するほどのスキルがない
現状と未来を比較して、足りないギャップを考えてみましょう。
③ギャップを埋めるための最優先事項を選ぶ
最後に、ステップ①②で目指したい理想像とギャップの中から最優先事項を選択します
転職で実現したい最優先事項の具体例
- 年収を上げる
- スキルが身に着く
- 知名度の上げる大企業で働く
- 時間の融通がきく
- やりがいのある仕事をする
- 勤務地のエリアを選ぶ
- ワークライフバランスが整っている
これらの中から自分で順位付けをすると、後悔なく転職活動ができるようになります。

参考までに私が転職で実現したいことの優先順位を紹介しておきますね。
実現したいことの優先順位
- 1位:ワークライフバランスが整った環境
- 2位:スキルが身に着く仕事
- 3位:労働環境(パワハラがない)
- 4位:年収(高くなくてもOK)
- 5位:知名度(中小でもOK)
この過程を経ることで、あなたが転職する『ホワイト企業』の定義が完成します。
注意点としては、会社を基準に仕事を選ぶのはあまりおすすめしません。自分の存在価値が会社の規模や知名度になると、仕事面白くなくても辞めづらくなります。
もっともっとの有名企業を望むだけで、他人軸の転職活動になる点は注意が必要です。
ホワイト企業の見分け方
ホワイト企業の定義は人によりますが、「参入障壁が高い」業界は、ホワイト企業の可能性が高くなります。
ホワイトな業界の特徴
- 労働集約型でない
- 競争が激しくない
- 法人を相手にしている
具体的に挙げると、「国に守られている業界」や「大規模な設備が必要な業界」は、熾烈な価格競争に巻き込まれづらいです。
国に守られている業界
国の許認可が必要となる。
〈例〉電力、ガス、石油、鉄道、航空、通信、たばこ、メガバンク、大学など
大工場や最新機械、莫大な資金などが必要となる。
〈例〉 医薬品、自動車、化学、食品、総合商社など
自分の望むホワイト企業の定義が決まり、ホワイトな業界を選ぶことができれば致命傷は避けられます。
逆に、転職しない方がいい業界の特徴として次のようなものがあります。
- 今後の業界の見通しが明るいか
- 利益率が低く競争が激しいか
- 一人当たりの負担が大きく激務か

ブラック労働になりやすい業界を避ければ、第二新卒の転職成功確率はグッと高まります。
ブラック企業を見抜く詳しいポイントについては、「第二新卒の求人はブラックしかない?【危険な業界を見抜く3つのコツ】」をあわせてお読みください。
転職では転職エージェントを正しく使う
転職をする際は、転職エージェントを正しく使うことを心がけましょう。

転職エージェントは、あなたを転職させた成果報酬として企業からお金を得ています。
転職エージェントのビジネスモデルを知らないと、「適性が無い会社に押し込まれる危険性」が高まります。
転職エージェントのメリットとデメリット
- メリット…人材採用にお金をかける優良企業が多い
- デメリット…どこでもいいから転職させたい悪質なエージェントもいる
悪質なエージェントを避けるためにも、転職エージェントを正しく使う知識が必要です。

転職エージェントの使い方を順番に解説します
大手の転職エージェントを使う
第二新卒の転職では、零細エージェントではなく大手の転職エージェントを利用しましょう。

零細企業の方が丁寧なサポートを受けられると思いがちですが、それは間違いです。
転職エージェントは信頼性がとても重要になるビジネス。なので、大手は評判が落ちることを恐れます。
一方零細エージェントは、求人紹介メールをどんどん送って転職をゴリ押ししてきます。
人材紹介会社は毎年1,000件以上の新規申請がありますが、同数廃業していて、コンサルタントは3年くらいで辞めていきます。

生き残りをかけて、必死で営業してくるのが零細エージェントの特徴です。
第二新卒に特化した転職エージェントを使う

第二新卒がエージェントを利用する際は、第二新卒に特化したエージェントを使いましょう。
転職エージェントには、
- 大手に強い
- ITに強い
- 未経験に強い
- 女性に強い
- 第二新卒に強い
など特徴がハッキリしています。自分の職歴や年齢の強みが活きるエージェントと付き合うのがベストです。
とはいえ、転職エージェントの選び方が分からない方もいますよね。
400社以上の転職サービスの中から第二新卒に本当に役立つエージェントを見つけ出すのはかなり大変です。
そのような方に向けて、第二新卒が目的別に選べるフローチャートを作成しました。

- ブラック企業を排除したいなら…
UZUZ
- じっくり求人を探したいなら…
ハタラクティブ
- 丁寧なサポートを受けたいなら…マイナビジョブ20’s
- スピーディーに就職したいなら…
就職Shop
- 充実した研修を受けたいなら…JAIC
- とにかく色んな求人を見たいなら…
リクルートエージェント

自分の目的に合わせてまずは2社ほど登録して、物足りなければ1社追加するのがおすすめです。
複数利用することで、各エージェントの強みをいいとこどりすることもできます。

タイプが合わないエージェントからは離れる
転職エージェントを利用するうえで、担当者の良し悪しは超重要です。
大手の人材紹介会社を利用しても、「この担当者なんか合わない…」と感じることは往々にしてあります。
相性が悪い時は、あなたが求めていることとエージェントのタイプがマッチしてない可能性が高いです。

具体的には、転職エージェントは4つのタイプに分けることができます

- カウンセラータイプ…話を丁寧に聞いてくれる人
- アドバイザータイプ…迷った時に助言をくれる人
- メンター・コーチタイプ…経験を語り、導いてくれる人
- コンサルタントタイプ…答えを持っている人
このように、担当者のタイプによって転職の出来が左右されます。面談の際に、担当者がどのタイプに当てはまるかチェックしましょう。
転職エージェントにホワイト企業を紹介してもらうコツ
第二新卒がホワイト企業に転職したいなら、転職サイトだけでなく、転職エージェントの活用も必須です。
エージェントと話すことで、外部の視点から自分の強みを評価してくれます。
転職において重要なのは、内面にある自分と他社から見た自分のズレを重ね合わせることです。そうすることで、あなたにお金を払ってもいいと考える価値に繋がります。

転職エージェントを正しく使えば、ホワイト企業に近づく可能性がグッと高まります。
求める条件をハッキリ伝える
転職エージェントを賢く使うコツは、先ほど決めた転職の軸や条件面を正しく伝えることです。
年収なのか、待遇なのか、ポジションなのか、ふんわりした状態で話すと、待遇や会社の規模など表面的な話で終わってしまいます。
具体的にはエージェントと相談する前に以下の事柄を考えておきましょう。
- 自分の仕事についてきちんと言語化する
- どういう仕事してるとき楽しいか
- どこにやりがいを感じてるのか

エージェントに熱意が伝わり、自分に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
逆に、求める条件をハッキリ伝えないと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
エージェントが儲かるだけで、企業と転職者は損をします。このような事態を防ぐためにも、求める希望条件はエージェントにハッキリ伝えましょう。
できることを棚卸する
企業が第二新卒を雇うメリットは、若い働き手が欲しいからです。
とはいえ、若ければ誰でも転職できるわけではありません。
この人を採用すれば、会社に価値をもたらしてくれると感じた時、初めて内定が出ます。(採用の難易度があまりに低い会社はブラック企業の可能性があります。)
自己分析では、「can(何ができるか)」と「want(何がしたいか)」を明確にしましょう。
自己分析と言われると、新卒の就活と同じように幼少期からさかのぼる人がいますが、それは時間の無駄です。
自己分析は、書類作成や面接の材料探しに過ぎません。自己分析を目的化して沼にハマるのではなく、「少ない実務経験をどう生かした仕事ができるか」に焦点を当てましょう。

自分には、○○力があると分かったら、早速転職準備に取り掛かりましょう!
「自分じゃ強みが分からない…」という方は、ツールを使った自己分析もおすすめです。
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エージェントは複数利用する(セカンドオピニオン)
第二新卒がホワイト企業に転職するためには、転職エージェントを複数使いましょう。
リクルートのデータによれば、転職成功者は平均2.3社の転職エージェントを利用することがわかっています。
転職エージェントに限った話でも、転職経験のある人たちは「2社」が最も多い回答です。「1社」と答えた人は全体の26.6%にとどまっています。
リクルートエージェント

1社だけに頼ると求人に偏りが出たり、エージェントとの相性が転職の成功に左右されたりします。
第二新卒の場合は、大手2社+若手特化1社の合計3社を使うのがおすすめです。漏れなく求人を発揮できて、相性のいいエージェントが見つかるはずです。
20代に強い支持があるリクルートエージェントやDODAなどの大手エージェントを使いましょう。後は、若手に特化したマイナビジョブ20'sあたりを使えば問題ないです。

求職者はすべての転職サービスが無料で使えるのも魅力的ですね!
逆に、名前も知らないような零細エージェントを使うのは危険です。
人材紹介業は許認可さえ取れば誰でも始められる仕事なので、無差別に求人を送り付ける粗悪なエージェントもいます。まさに数打ちゃ当たる方式です。
そういったエージェントに出会わないためにも、大手を選ぶ+複数利用が大切です。
20代におすすめの転職エージェントランキングは下記記事でまとめてるのでぜひご活用ください。

まとめ:第二新卒がホワイト企業への転職は無理じゃない!
第二新卒でホワイト企業へ転職したい人は、自分にとっての『ホワイト企業の軸』を見つけることが重要です。
求める転職の軸さえ決まってしまえば、後はエージェントに相談するだけです。
もし、今のスキルや経験だと転職できないと言われたら、新たに身に着ければOK。まずは、知ることが重要です。
とにもかくにも、まずは一歩踏み出すことで、劇的に転職の難易度が変わります。
エージェントに相談する過程で、軸が見つかる場合もあるので、鉄は熱いうちに打てで行動するのもおすすめです。
少しでも参考になればうれしいです。
それではっ!!