第二新卒は人生終了?考えが甘い?人生詰んだ状態から勝ち組になるコツ
第二新卒での転職は甘いのかな…。転職できなかったら人生終了なのかな…。
このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
やっぱり転職で不利なのか気になるよね…。
そもそも第二新卒とは、「新卒入社の3年以内に転職する若者」を一般的に指します。
特に、親や上司から「第二新卒はやめとけ!」と否定されることもしばしば。人生終了と言われることもあります。
そこでこの記事では、第二新卒は人生終了かどうかについて様々な観点から解説します。
結論、第二新卒は人生終了ではありません。
初めて人生のレールを外れることで、自分の人生を生きることができます。
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【結論】第二新卒は人生終了ではなく新たなスタート
第二新卒で転職しても、人生が終了するわけではありません。
人生終了が本当なら、毎年三割の人がオワコンですよね…。
第二新卒の市場価値は高く、ポテンシャルを重視して採用を行う企業も少なくありません。
ガラッと業界や職種を変えて、未経験の仕事に挑戦できるのが第二新卒の特権です。
逆に早めに動き出さないと、キャリアの修正に大きな力が必要になります。
たとえ「新卒カードを無駄にした」と感じても、3年以内ならいくらでも挽回できます。
中途=即戦力と思われがちですが、「24歳~27歳は未経験でも第二新卒としての可能性がある」と言われています。
失敗した部分を反省しつつ、次へのチャンスが第二新卒にはあります。
第二新卒の転職の流れについては、こちらの記事でも解説しています。
第二新卒が人生終了ではなくチャンスの理由
第二新卒は人生終了と言ってくる人もいますが、果たして本当にそうでしょうか。
先述した通り、新卒3年以内に3割の人が辞めているのがここ日本です。
本章では、第二新卒が一般的な転職よりもチャンスが多い理由について解説します。
今後の日本は労働人口が減るから
若い働き手は、転職市場での価値が高いです。
その理由は、今後日本の少子高齢化が深刻化し、労働力不足が加速するからです。
総務省の「労働力調査年報」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」をもとにしたシュミレーションによると、労働力人口(15歳~64歳)は、2020年の約6400万人から2050年には4900万人程度にまで減少することが見込まれています。
このグラフを見ると分かる通り、若い働き手がどんどん減りゆくことが分かります。
そのため第二新卒は世間からの需要が大きく、求人数も多くなっています。
現在の日本の転職・就活市場では、
- 中途→ベテラン
- 若手→新卒採用
が固定化されています。
私も就活時代は、何も疑うことなく日経大企業を受けていました。
しかし、どの企業も今後事業を拡大していくなら、有望な若手を育てなければいけません。
シナジーを生むような人材が確保できれば、企業にとって嬉しいことはないでしょう。
関連 第二新卒の現実は厳しい?大手は無理?門前払いされない3つ
第二新卒の採用に企業が積極的だから
第二新卒はいらないと言われることもありますが、第二新卒の採用に積極的な企業は多いです。
先ほどと同じリクルートキャリアの調査によると、約8割の企業が社会人経験1年未満者を採用してる実績があります。
転職市場の価値は、年齢と実務経験で決まります。
つまり、経験が少なくても、年齢が低い若い働き手の需要はどんどん高まっています。
第二新卒の転職活動の進め方については、下記記事をあわせてお読みください。
未経験の業界・職種に転職しやすいから
第二新卒の場合、キャリアチェンジが比較的しやすいのが特徴です。
仮に失敗しても世間での需要が大きい分、別の仕事に転職することも可能です。
年収500万円、30歳、銀行員のAさんがいるとします。未経験の業界、職種にチャレンジした場合、ほとんどの確率で年収は下がります。
年齢が上がってから年収が下がると、メンタル的にもガクッと落ち込みますよね。
ですが、第二新卒の場合はそこまで年収が高くない分、いくらでも取り返すことができます。
転職しない方がいい業界を避ければ、未経験でも年収アップできる可能性はあります!
年収アップの成功率が高いから
第二新卒はやめとけと言われる理由に、年収が下がることが挙げられます。
しかし、厚生労働省のデータによると、若い年代の人ほど年収が上がる確率は高いです。
転職で年収がアップする人は、年代を追うごとに減少しています。
年収アップさせるためにも、早めの転職がおすすめです。
第二新卒は人生終了・甘いと言われる理由
前提として、第二新卒と中途採用は求められている役割が違います。
- 第二新卒…ポテンシャル重視
- 中途採用…即戦力重視
第二新卒の役割を知らないと、両者を混同してしまいます。
本章では、第二新卒の転職が人生終了や甘いと言われる理由について解説します。
すぐ辞めると思われるから
企業は、すぐ辞めそうな第二新卒だと感じた時に甘いのではないかと感じます。
「なぜ今の会社は続けられないのに、うちの会社だと続けられるのか?」について、明確な答えがないと、甘い考えだと思われます。
採用側は、末永くうちの会社で働き続けてくれるかを本質的にチェックしています。
なぜなら、ポテンシャルを見込んで採用した場合、数年間は赤字になる可能性があるからです。
採用担当者としても、社内でマイナス評価になるので、「継続性」はかなり注意深くチェックしています。
スキルが身に着いていないから
サラリーマンとして結果を出した経験やスキルがないから、甘いと思われるのが第二新卒の立場です。
企業は、会社に継続して働いてるかと同じぐらい、ウチで力を発揮できるかを重要視しています。
転職先と現職が同じ業種や業界ならまだよいですが、異業種への転職は難易度が上がります。
「異業界で経験した自分が、この会社でなぜ活躍できるか」という部分に説得力のある答えが必要です。
どこで貢献できるか、今の仕事から共通項を見つけることが重要になります!
意欲的な態度か不安だから
第二新卒は、意欲があるのかな?と企業側は不安に思います。
下記データは、厚生労働省が発表した企業が採用選考で第二新卒に求める重視項目です。
当データによると、第二新卒には
- 熱意・意欲
- コミュニケーション力
- 協調性
の順番で求められています。
退職理由を他責にしていたり、反省できていない第二新卒は雇いたくないですよね。
せっかく雇用しても、「どうせまた辞めるんだろうな」と思われたら非常にもったいないです。
【体験談】新卒カードを無駄にした男の悲惨な末路
私はかつて、新卒9ヶ月で退職してフリーターになった結果、大きな挫折をしました。
私の経歴を簡単に紹介します。
高校受験は第一志望に合格、大学受験も予備校に通うことなく偏差値65の第一志望に合格。就活でも一部上場企業に内定。
端から見たら、「すごいね」「逆に何に悩むの?」と言ってもらえるような経歴です。
親戚からも、優秀のレッテルを貼られていました。でも本当は、「皆がすごい」と言ってくれそうなレールを歩んでいただけに過ぎません。
世の中からいいと言われる大学を目指して、就職先も、世間的にいい会社を選んできただけです…
社会のレールにまんまと乗っていただけと気づいた時、
「このまま40年間会社員として働くのは本当に幸せなのか?」
「本当にやりたいことなど見つかるのか」
と漠然とした不安を抱き、新卒で入った会社をわずか9ヶ月で退職しました。
その後はふらふらしながら、「自分のやりたいことって何だろう…」と毎日考えましたが、なかなか答えは見つかりません。
子どもの頃は、二十歳過ぎれば大人になると思ってたけど間違いでした。「誰かが人生を決めてくれたらなんて楽なんだろう」と思いましたが、結局は自分で答えを出すしかありません。
やりたいことすら分からなくなり、人生に絶望していました。
やりたいことが見つかって楽しく生きてる
辞めた当初は、「本当に人生終了した…」と感じていましたが、今でもピンピン生きています。
むしろブラック企業に勤めていた時より楽しく過ごせています!
新卒カードを無駄にした原因は、適当に自己分析をしたからです。
そのため新卒で仕事を辞めてからは、自己分析を徹底的にやってやりたいことを一から探しました。
自分の性格を知って、どんな状態が幸せか考え、強みが活きる仕事に転職しました。
その結果、毎日が楽しくて充実した日々を過ごせるようになりました。
私が実際に行った自己分析のやり方については、下記記事で詳しく解説しています。
人生が終了する第二新卒の特徴5選
第二新卒はまだ若いこともあって人生どうにでもなります。
しかし、甘い考えを持って転職活動をすると、一気に人生終了のどん底に叩き落される可能性があります。
本章では、人生が終了する第二新卒の特徴を5つ紹介します。
転職が目的化する
転職が目的化してる人は注意が必要です。
現職を辞めたい理由が曖昧(既に退職済みの人は前職の退職理由)だと、面接官に「逃げの転職」と思われます。
逃げの転職とは、現状を抜け出すことが目的になっている転職です。
私も前職のパワハラ上司から逃げたい一心で転職活動をしていた時は、全く上手くいきませんでした。
転職が目的になり、軸や強みを意識せず転職活動をすると失敗します。
第二新卒の現実を改善するためには、まず自分がなぜ辞めたいかを言語化することが大切です。
仕事で何がしたいか分からない方は、下記記事をあわせてお読みください。
退職理由を他責にしてる
転職者の8割は不満ベースで転職活動を行います。
新卒は社会人経験がないので、イメージだけで会社を選択します。儲かりそう、有名だからの基準で仕事を選ぶことは仕方がないです。
とはいえ、失敗を反省しないまま転職活動をすると、確実に失敗します。
- 上司のパワハラがしんどかった
- 働いてみてギャップを感じた
- 給料が安かった
素直な気持ちは大切ですが、採用側から見ると「他責にしてないか?本当にうちでも長く働いてくれるのか?」と不安になります。
前職の悪口を言って評価があがることはありません。
第二新卒は他の中途採用と違って、ポテンシャルを評価してもらえます。にもかかわらず、反省点を生かして、素直さをアピールしないのは非常にもったいないです。
企業は、価値観が染まり切ってない素直な人材を取りたいのが正直なところ。
そのため、「今の会社もいいが御社の方が私の転職の軸に合っている」という表現を使いましょう。
難易度が高い大手ばかり受ける
難易度が高い大手企業ばかりを受ける人は、転職に失敗しやすいです。
現在の日本のシステム上、日経大企業に第二新卒で転職するのは難易度が高いです。
- 日系企業は中途採用の難易度が高い
- 成熟してる産業は、空きが出づらい
- 人を雇いたい企業は、ベンチャーであることが多い
日本の採用慣行は新卒一括採用で、自社で育てていくのが一般的です。一方外資系企業は、人を育てる文化がないため、中途採用のニーズは高いです。
この事実を知らないと、「自分は全然社会から必要とされてない」「大企業はムリだ」と必要以上に落ち込みます。
関連 第二新卒の現実は厳しい?大手は無理?門前払いされない3つのコツ
会社にいれば給料がもらえると思っている
甘い考えの第二新卒は、毎日8時間会社に居続ければ給料がもらえると信じ切っています。
サラリーマンの特性上それは仕方ありませんが、本来仕事は与えた価値の大きさで給料が決まるものです。
「転職と副業のかけ算」の中でも、『給料はもらうものではなく、稼ぐものこれからの時代は、会社も組織も自分のキャリアを保証してくれません。』と述べられています。
つまり、会社に大きな利益をもたらす人こそ、市場価値が高い存在として扱われます。
向こう十年間ぐらいはなんとかなるかもしれませんが、キャリアの積み上げ感が必要な時に大きな苦労が待ってます。
早期退職を促されるリストラになる可能性もあります。
安定の意味を履き違えてる
「安定してる企業に転職したい!」と考える第二新卒は多いですが、安定してるのはあなたの雇用ではなく、会社の事業です。
つまり、会社の事業に影響が起きると、真っ先に人件費カットや人事異動の対象になる可能性が高まります。
変化の激しい現代に本当に安定している企業はない
会社に勤めているだけ定年まで面倒見てくれて、老後も安泰の時代は終わりを迎えています。
そのことを知っておかないと、第二新卒の転職では失敗に近づきます。
第二新卒の詰み状態から転職する方法
第二新卒は若さが取り柄です。
しかし、若いからといって必ず転職が成功するわけではありません。
そこで本章では、第二新卒が転職をする具体的な方法について解説します。
自己分析を徹底的にする
自分の価値観を徹底的に解剖することは、めちゃくちゃ重要です。
よくありがちな失敗が、「好きな仕事ができるA社に行きたい」と考えていたのに、「年収アップできるB社」に行くケースです。
年収は上がったものの転職の目的が達成されないため、入社後思いがけない忙しさや待遇の悪さで転職し直す人がいます。
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第二新卒は人生終了?に関してよくある質問
第二新卒はいつまで使える?
第二新卒は一般的に「新卒で入社後3年以内の人」を指します。新卒で入った会社を1~3年以内に退職し、次の仕事を探す人は、第二新卒として扱われます。それ以降は、フリーターやニートとして扱われる場合もあるので、注意しましょう。
第二新卒の転職は何月がおすすめ?
第二新卒の転職活動にベストな時期は、3月と9月です。
3月と9月は企業の半期が終わる時期で、退職者が多く出るのにあわせて求人が増加します。新卒や中途と同時期に入社できるため、同期の仲間ができるメリットもあります。
詳しくは、「新卒が辞める時期はいつが最適?【僕はボーナスもらって退職しました】」をお読みください。
第二新卒の懸念点は何ですか?
第二新卒の懸念点は、「早期退職した点」です。企業からすると、すぐに辞められると採用コストが無駄になるため、継続して勤務してくれるかどうかは重要な論点になります。
早期退職した事実は変わらないので、継続して働く意欲と根拠を持って転職活動を行いましょう。
まとめ:第二新卒は人生終了かどうかは辞めた後次第
第二新卒は、キャリアをやり直したい人にとっては絶好のチャンスです。
世間的には、「甘い!3年続けるべきだ」という意見もありますが、世の中の流行り廃りはどんどん早くなっています。
無駄に3年間を過ごして指示待ち人間になるよりも、「もっと自由に仕事を選びたい」と考えて行動する人の方が、企業によっては魅力的に映ります。
転職を効率的に行いたい方は、転職サイトや転職エージェントを使って転職活動を進めましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。それではっ!!