新卒が辞める時期はいつが最適?【僕はボーナスもらって退職しました】
新卒で入った会社を辞めたいけど、いつがベストのタイミングなの?退職の切り出し方もよく分からない…。
このような悩みを抱える方は多いですよね。
すぐ辞めるのは勇気がいるよね…。
実は、新卒で辞めたい人は“とりあえず3年”我慢する必要はありません。
なぜなら、新卒の場合ポテンシャルを評価される第二新卒として転職活動ができるからです。
とはいえ、「新卒で入った会社を辞めるならいつがベスト?」「一番損しない時期が知りたい」とお考えの方も多いと思います。
僕はボーナスをもらってから退職したので、フリーター期間を長く過ごすことができました!
この記事を読めば、新卒で退職する末路を明るくするための具体的な方法が分かります。
結論、新卒で仕事を辞めるなら3月・9月の退職がベストです。
退職に向けて転職活動を着実に行いましょう…‼
他の人はこちらも検索
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:新卒の退職のベストな時期
インスタでも20代の転職ノウハウ&自己分析で軸を定める方法を紹介しているので、ぜひフォローお願いします!
新卒一年で辞める割合
新卒で仕事辞めたいと言うと、上司や親から「辞めるのは甘えだ」「仕事辞めるのは逃げ」と言われた経験はありませんか?
しかし、令和の時代において新卒で仕事辞めることは甘えではないです。
現代は、2人に1人が転職する時代です。
厚生労働省の調査によれば、大卒で1年以内に1割以上、3年以内に3割以上の人が新卒で入社した会社を辞めています。
3年以内に転職する人が3割いるのは驚きだよね…。
新卒が仕事を辞める時期・最適なタイミング
新卒で仕事を辞めるベストのタイミングは、次へのステップを踏み出しやすくなる時です。
具体的には、以下3つのタイミングがおすすめの退職時期です。
順番に解説します。
【ベスト】3月・9月の求人数が多い時期
ずばり、新卒が仕事を辞めるなら3月もしくは9月が一番おすすめです。
3月と9月は企業の半期が終わる時期で、退職者が多く出るのにあわせて求人が増加します。
また、新卒や中途と同じタイミングで入社できる、絶好のチャンスでもあります。
- 3月退職→新卒と同じ4月入社
- 9月退職→中途採用と同じ10月入社
同期がいない不安を払しょくすることができます…!
3月・9月に入社するためには、2~3か月前から転職活動を始めましょう。
1~3月と7~9月は求人数が多くなるので、このタイミングで転職活動をスタートすると選択肢を多く持つことができます。
転職市場は需要と供給で決まります。
第二新卒の転職活動の流れとスケジュールについては、下記記事を参考にしてください。
ボーナスをもらったタイミング
次を決めずに退職する場合は、お金の不安がつきまといます。お金がないから焦って転職して、失敗するケースもあるそうです。
そのため、ボーナスをもらったタイミングで辞めると金銭的な不安が減り、損することなく退職できます。
私もボーナスまで我慢してから速攻で退職しました…‼
ボーナスをもらった7月や12月から転職活動を始めれば、ちょうど求人数が多くなる7~9月と1~3月に重なります。
仕事をしながらの転職が辛い人は、ボーナスで生活費を賄いつつ、転職活動にフルコミットすることもできます。
お金がないから辞められないと悩んでる方は、国の制度を頼るとなんとかなります。
関連 「仕事辞めたいけどお金がない…」は言い訳。貯金なしでもOKのマル秘テク
転職先が決まったタイミング
転職先を先に決めてから、速攻退職するのもおすすめのタイミングです。
次の会社の入社日が決まっているので、上司に引き止められることもなく安心して退職できます。
しっかりと引継ぎを行い、「●月●日で退職します」と上司に伝えましょう。
退職を言いづらいときの対処法は後述しています。(クリックすると該当箇所にジャンプします)
新卒1年目が辞める理由をランキング形式で紹介
株式会社ビズヒッツの、新卒から3年以内に転職した経験がある498人を対象に行った「新卒3年以内の転職に関する意識調査」によると、新卒入社から3年以内に転職した理由は以下の通りです。
- 仕事内容が合わない
- 人間関係が悪い
- 勤務時間・休日への不満
- 収入を上げたい
- 他の仕事がしたい
私の実体験も交えながら、新卒で辞める理由について詳しく解説します。
仕事内容が合わない
入社前は魅力的に思えた仕事でも、いざ働いてみると「なんか違う…」ということは往々にしてあります。
特に、イメージだけで仕事を選ぶ新卒はギャップが大きくなります。
こうした違和感は今後も続いていく可能性が高いため、辞める決断につながる人が多いようです。
関連 合わない会社はさっさと辞めるべき理由【向いてない仕事を続けた結果失ったもの】
人間関係が悪い
人間関係が悪い職場は、大きなストレスの元です。
精神科医が見つけた3つの幸福では、「職場のストレス」の9割は人間関係であると言われています。
職場であなたや多くの人を苦しめ、居心地を悪くしているのは圧倒的に「上司」との関係性です。
- 責任を取ろうとしない上司
- 些細な間違いや失敗に対して罵倒してくる上司
- 噂好きの上司
- 空気の読めない上司
立場の差を利用し、まるで悪者であるかのように扱ってくる上司もいます。
私自身、「どうして自分はダメな人間なんだ」「仕事ができない人間なんだろう」などと自分を責め、ストレスで涙が溢れることもありました。
嫌な上司、職場環境がクソな場合、仕事を辞めることは甘えではありません
勤務時間・休日への不満
新卒なのに「定時で帰れない」「休憩時間が満足に取れない職場」は、ブラック企業の恐れがあります。
新卒が定時に帰れない職場は、残業が常態化しているため、今後も定時に帰れる可能性は少ないでしょう。
残業代が出るならまだしも、サービス残業させられている場合もありますよね。この場合、労働基準法に違反しているブラック企業なので速攻で辞めましょう。
休憩時間が取れない職場も危険です。
労働基準法第34条では、以下の通りに休憩時間が定めらています。
- 労働時間が6時間から8時間以内、最低休憩時間は45分
- 労働時間が8時間を超す場合、最低休憩時間は1時間
つまり、サラリーマンの多くは、1時間の休憩時間を権利として保有しています。
労働環境が悪い職場で働き続けると、考える力が奪われます。
心身の健康を壊す前に、このような職場からは去りましょう。
残業が常態化すると会社のコミュニティがすべてになり、サラリーマンが辛い原因になります。
心身を疲弊しすぎないためにも、ブラック企業は早めに抜け出した方が良いです。
関連 残業40時間はありえない?きついは甘え?【辞めたいと思えるだけマシ】
収入を上げたい
新卒は、年功序列の会社に入るとまず間違いなく給料が低いです。
仮に成果をあげたとしても、ほとんど収入には反映されないのが辛いところです。
そのため、能力があってもっとお金を稼ぎたい人は、ベンチャーや外資系など実力主義の会社に転職するケースが多くなります。
結局はお金のために働く人が多いから、収入を上げるために転職するのは今や当たり前だよね…。
他の仕事がしたい
実際に社会人として働いてみると、「別の仕事がしてみたい!」と感じる場面は多くあります。
私も営業職が決定的に向いてなかったので、別の仕事がしたいとずっと思ってました。
新卒3年以内であれば、第二新卒として転職活動ができます。
第二新卒は新卒同様、ポテンシャルを評価されるので、未経験の仕事にも転職できます。
新卒ほど手間がかからない第二新卒は、企業としても重宝されます!
おすすめの転職活動方法については、下記のリンクから記事内の該当箇所に飛べます。
新卒ですぐ辞める人が知っておきたいこと
新卒で仕事を辞める前に必ず知っておきたいことを3つ紹介します。
私も知らずに損したことがあるので、覚えておくと退職する時に役立ちます。
有給休暇は必ず取得する
新卒で辞める際は、必ず有給休暇を取得しましょう。
日本人的な考え方で、「辞めるのに有給を取るのが気まずい」と転職に罪悪感を抱く人もいますよね。
年次有給休暇とは、法律で定められた労働者に与えられた権利です。以下、2つの要件を満たした時、年次有給休暇を取得することができます。
- 半年間継続して雇われている
- 全労働日の8割以上を出勤している
退職日のギリギリまで働く必要はありません。退職日を設定したら、後は有給を逆算して使えばOKです。
労働者の権利なので臆せず有給は取得しましょう。
失業手当がもらえない
失業手当は、地域のハローワークに行って失業保険の申請をするだけで、国からお金がもらえる制度です。
しかし、失業給付金にはもらえる条件があります。
離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足2)が通算して12か月以上あること。
ハローワークインターネットサービス
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。
つまり、新卒1年以内に退職した人は、基本的に失業手当がもらえないのです。(12か月以上の被保険者期間がある人は、会社を辞める時の種類によっていつから受給できるか変わります。)
私は雇用保険に加入していれば必ずもらえると思っていたので、かなり損をしました…
逆に1年以上の被保険者期間がある人は、失業給付を受けることができます。
詳しくは、「仕事辞めてもなんとかなる3つの理由!20代で退職した僕の本音を公開」をご確認ください。
新卒で退職した末路を考えておく
転職先を決めずに退職した場合、選択肢は3つあります。
- すぐに転職する
- アルバイト・ニートになる
- フリーランスになる
捉え方によっては、人生負け組になるのでは?と不安を抱く方もいますよね。
ですが、辞めた後行きつく先を知っておけば、実際仕事辞めてもなんとかなることが大半です。
私もかつて新卒で退職してフリーターになりましたが、人生なんとかなっています…。
新卒で退職が言いづらい人におすすめの切り出し方
新卒で退職することに罪悪感を抱く方もいますよね。
お世話になった人に申し訳ない、採用してもらったのに不甲斐ないなど、なかなか退職を言いづらい人は多いです。
しかし、夏休みの宿題と同じで、先延ばしにすればするほど困るのは自分です。辞めるタイミングを逃して損をします。
そこで本章では、退職が言いづらい人におすすめの切り出し方について、私の実体験を踏まえて解説します。
退職を告げる際は、入念な準備が必要です。
交渉するターゲットを明確にする
退職を告げる際に、誰に告げるのかはとても重要です。
伝える人を間違えると、手間が増えるだけでなく「なぜおれに先に相談しないんだ!」と反感を買う恐れがあります。
誰に伝えるかは、あなたの所属する組織によって、ルールが異なります。
直属の上司なのか、人事部長なのか、社長なのか。複数名が相手なのかは把握することが重要です。
誰に伝えれば、退職の意志が滞りなく伝わるかきちんと明確にしておきましょう。
まずは、交渉するターゲットを明確にしましょう。
上司に時間を取ってもらう
上司に言い出しづらい人の多くが、退職を告げるタイミングがないことですよね。
普段の業務中いきなり退職の話をするのはナンセンスなので、あらかじめ”上司に時間を確保”してもらいましょう。
上司へのアプローチは、「実は折り入って話がありまして、本日、30分だけ時間をいただけますか?」と強い口調で申し出る方法です。
そして、会議室や応接室などきちんと会話ができる環境を設定しましょう。
間違っても、皆がいるオフィスや居酒屋などはNGです。退職をうやむやにされてしまいます。
相談ではなく、意思決定の伝達が目的です。
引き止められた時の最終手段
上司に「辞めます!」と言えない、上司に引き止められて辛い人もいますよね。
「あと1ヶ月待ってほしい」「新卒で雇ったのに辞めるのは恩知らずだ」など1年目の転職を甘えと言ってくる人もいるでしょう。
たしかに会社としては、コストをかけて新卒を採用しています。活躍してくれることを期待していたのは間違いないです。
しかし、辞められてしまう会社にも何かしら問題はあります。
なので退職を言い出せなくて、精神的に疲弊するぐらいならお金で解決した方が早いです。
退職代行サービスを使えば、3万円程度で退職に関わる業務を代行してくれます。
退職代行サービスとは
退職を希望する人から依頼を受けた代行業者が、本人の代わりに勤務先に退職に関する連絡をするというものです。
本当は、立つ鳥跡を濁さずで、円満退社するのが社会人として適切な退職方法です。
しかし辞められずに苦しみ、次のキャリアに支障をきたすぐらいなら、サクッと退職して次に進んだ方がずっと良いです。
新入社員が一年で辞める際の転職活動方法
最後に、新卒で転職活動をする際のおすすめの方法を紹介します。
第二新卒の転職活動では、第二新卒に特化したエージェントを使うのがおすすめです。企業が転職エージェントにお金を払う仕組みなので、求職者は無料で使えます。
転職サイトだけだと、企業の実態が把握できずに苦労します。
特に、まだ若い新卒の方だと「何がやりたいのか」「どんな仕事が向いてるのか」などが分からない人が多いと思います。
その点、転職エージェントに相談すると業界の将来性や会社の伸びしろについて知見を持っていることが多いので役に立ちます。
とはいえ、質の悪いエージェントにあたってしまうケースもあるので、最低2社以上のエージェントを使って比較しましょう。
一つの基準を持てると、安心して転職活動ができます。
エージェントの選び方がわからない人向けに、第二新卒が目的別に選べるフローチャートを作成したのでぜひ参考にしてください。
どれも大手なので、十分な支援実績があります。
- ブラック企業を避けたいなら…UZUZ
- じっくり求人を探したいなら…ハタラクティブ
- 丁寧なサポートを受けたいなら…マイナビジョブ20’s
- スピーディーに就職したいなら…就職Shop
- 充実した研修を受けたいなら…就職カレッジ(ジェイック)
- とにかく色んな求人を見たいなら…doda
おすすめの使い方は、dodaで幅広い求人をチェックして転職先の候補を探しつつ、目的にあわせてもう1社エージェントを使う方法です。
第二新卒へのイチ押しは、ブラック企業を自社の基準で排除しているUZUZです。
入社半年後の定着率は94.5%と高水準で、業界トップクラスの定着率を誇ります。
あなたの目的にあったエージェントを使えば、経験の少ない第二新卒でも転職活動を楽に進めることができます!
新卒が辞める時期・タイミングでよくある質問
- 新入社員が辞める時は何ヶ月前に伝えるのがベストですか?
-
上司に伝える際は、辞める日の1か月以上前には言い出すようにしましょう。法律上は2週間以内で問題ありませんが、引継ぎ等を考えると最低1ヶ月前が妥当な判断です。就業規則で「退職の際は2か月以上前に伝達」と記載があるケースもあるので、必ず就業規則をチェックしておきましょう。
- 新卒1年未満で退職する人の割合はどれぐらいですか?
-
新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)によると、大学卒業者のうち一年以内に退職した人は全体の11.9%、短大卒業者では18.1%を占めています。
平均して7人に1人が一年以内に退職しているという状況です。
- 新卒1年目の転職は厳しいですか?
-
ある調査によると、第二新卒の転職を成功させた方は70%を超えています。(【先輩100人に聞いた転職成功率】第二新卒の転職成功率はやっぱり高かった!)
これらのデータから、新卒1年目の転職は厳しくないと言えます。第二新卒の現実については、「第二新卒の現実は厳しい?大手は無理?門前払いされない3つのコツ」をあわせてお読みください。
まとめ:第二新卒は辞める時期を考えて行動しよう!
今回は、新卒が仕事を辞めるのに最適な時期を解説しました。
仕事を辞めるうえで重要なことは、知識をつけて事前に準備しておくことです。
求人数が増える時期に転職活動をすることも、ボーナスをもらってお金の不安を減らすことも、次への転職に繋げるためです。
何から始めたらいいか分からない…という方は、「【第二新卒】転職活動の始め方からやり方・進め方の完全ロードマップ」を参考にして転職活動をスタートしてください。
少しでも参考になれば嬉しいです。それではっ!!