仕事できないから辞めるは逃げじゃない!逃げるように退職した体験談
仕事辞めるのは逃げ?逃げ癖がつくとヤバいのかな?
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
若い人ほど上司から逃げと言われてしまうよね。
特に勤続年数が短い方は、「辞めるのは甘えだ」「逃げても他に行くところはない」と引き止めにあう可能性が高いです。
たしかに転職回数が多くなると、採用の難易度が上がるのは事実です。「また辞めてしまわないか」と逃げの転職と思われてしまいます。
とはいえ、我慢して働き続けても幸せになる保証はありません。仕事辞めたら人生楽しすぎ!と人生が好転する可能性もあります。
そこでこの記事では、仕事を辞めて転職することが逃げかどうかについてあらゆる角度から説明していきます。
「日本人は我慢強い!」と昭和のおじさんたちは言いますが、万人に当てはまるわけじゃないし、我慢を美徳にするのは時代遅れです。
嫌な職場や仕事から逃げることで、自分が一番自分を大切にできます。
前提:仕事を辞めるのに大義名分はいらない
前提として、仕事辞めるのに誰もが納得する理由は必要ありません。
- ハラスメントがあった
- いじめにあってる
- 残業が100時間ある
- うつ病になりかけた
どれも退職理由としては、”正しい”です。しかし、明確な辞める理由がないと辞めてはいけないのでしょうか。
私は、「上司と相性が悪い」「仕事がどうしても好きになれない」など、世間的に見たら「甘えだ!」と言われるような理由で辞めても別にいいと考えています。
なぜなら、仕事は結局自分のためにしているだけだから。会社を選ぶのも自由だし、辞めるのも自由。
会社に縛られることなく逃げてもOK
しかしこの記事でも紹介しますが、「何が本当の退職理由か」「逃げる先は適正か」についてはよく考えておきましょう。
逃げたいときは誰にでもあります。「こんな理由で辞めてもいいのかな」「周りになんて言われるんだろう…」と心配しなくて大丈夫です。
「あ、この会社なんか無理だわ」と感じたら、逃げるのも一つの選択です。
本心をさらけ出して、自由に生きましょう。
仕事を辞める=逃げは大きな間違いである理由
現代は2人に1人が転職しています。一社に勤め続ける時代は終わり、キャリアをどんどん変化させるのが新しい生き方です。
転職系ユーチューバーのサラタメ氏も、『1社で働き続けるのはほぼありえない。今後はさらに転職が当たり前になり、なんなら「起業」「勉強」「育児」「バカンス」みたいな、サラリーマン以外の期間を挟みつつ、働き続ける人が増えていく』と述べています。
さらに2013年には、定年退職の年齢が60歳から65歳以上まで引き上げられました。この流れが止まることはなく、今の20代や30代の方は70~80代まで働き続けることになります。
一方で、会社の平均寿命は23.3年まで縮まったとも言われています。今の大企業が50歳になるまで存続しているかはまったく予想できません。
ここでは、仕事辞めるのが逃げではない理由について解説します。
反対意見は無視した方が幸せ
仕事を辞めると言うと、必ず反対されます。
上司、親、同僚、家族からブロックが飛んできます。「辞めてどうする」「もう少し粘れば」などなど。
勤続年数が短いほど、とやかく言われるよね…。
しかし、冒頭でもお伝えしたように現代はルールが変わっています。名だたる大企業がリストラを行い、トヨタの社長でさえ「終身雇用は維持できない」と発言しています。
今の会社に期待が持てないなら、仕事を辞めるタイミングかもしれません。逃げと言ってくる人は、あなたを縛り付けたいだけです。
退職は逃げるが勝ち
退職は、戦略的撤退です。
西野亮廣氏も音声メディアVoicyの中で、「経営は損切りをするタイミングが最も難しい」と発言していました。
つまり今の会社に居続けるリスクと、新しい会社に勤めるリターンを天秤にかけてベットするのが賢い選択です。
新しい転職先の方が魅力的なら、さっさと戦略的撤退をした方が人生が明るくなる
たしかに、長く働いた会社に見切りをつけるのは難しい選択です。居心地がそれほど悪くないなら、足踏みする気持ちも分かります。
とはいえ、見切りをつけずに我慢して働き続けると40代になってから後悔します。
見切りをつけるか迷っている方は、「見切りをつけて逃げた方がいい会社の特徴11選【優秀な人が必ずやる準備】」をあわせてご覧ください。
合わない仕事を続けるのは時間の無駄
人生の時間は有限です。
いつ死ぬか分からない状況で、合わない仕事に何年も時間をかけるのはムダでしかありません。
人間に長所と短所があるように、仕事にも相性があります。
合わない会社や仕事を続けても、余計なストレスがかかり成果に繋がりません。我慢して続けるよりも、転職するなり環境を変えれば一撃必殺で人生が好転します。
たとえ逃げと言われても、仕事の時間を充実させるために行動するのが得策です。
行動してみなければなにも変わりません。
見通しが立たなくても、挑戦した人だけが果実を得るのは真理です。
関連 合わない会社はさっさと辞める勇気が大切【仕事を続けた結果失ったもの】
やばい会社から逃げるように退職した体験談
私は、新卒で入った大企業を逃げるように退職しました。わずか9ヶ月での出来事です。
パワハラ上司がいる部署に配属され、心身がボロボロ。月の残業時間は40時間を超えました。
今どき、新卒に40時間の残業はありえないですよね。「ここにいたら人生終わる…」と感じて、勇気を振り絞り退職しました。
会社から非難されましたが、心の底から辞めて良かったです。
退職して感じたのは、仕事を辞めてもなんとかなることです。
退職前の私は、「あぁ人生終わりだ…。大企業に入れば安定は幻想だったな」と感じていました。しかしいざ辞めてみると、意外と人生悪くないんじゃねと気づき始めます。
ここでは、やばい会社から逃げるように退職した私の体験談を深堀りして解説します。
仕事辞めたら人生楽しすぎる
仕事を辞める=逃げと考えている人は、ネガティブに考えすぎです。私も20代で新卒で入った会社を逃げるように退職しました。
しかしそこで待っていたのは、天国でした。
- 朝起きなくていい
- 嫌いな上司に会わなくていい
- つまらない仕事をしなくていい
- 本当にやりたいことが見つかった
- 小さな幸せに気づける
- お昼をゆっくり食べられる
- 鬱っぽさがなくなった
仕事から逃げた結果、当たり前の幸せに気づくことができました。
嫌なストレスから逃げることは、悪ではありません。
ストレスから逃げることで、理想の人生を取り戻すことができます。
できない仕事から離れて幸せ
私はかつて営業職として働いていましたが、全く適性がありませんでした。
- 電話が苦手
- 報連相ができない
- 飲み会行きたくない
- 上司とのコミュニケーションが下手
- 細かい事務作業が苦手
特に電話対応は苦手すぎて辞めたいと毎日思っていました……。半年以上しても、電話が鳴ると手が震えてうまく話せない状況が続きました…。
今思い返してもなんで営業しようと思ったのかは謎です…
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方では、『好きなことを見つける前に得意なことを見つけるのが必ず先』と述べています。
やりたいことが見つからない最も大きな原因は、「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがかかっているからです。
では一体、どのように自分の「得意なこと」を見つければいいのか。最も手っ取り早い方法が、自己分析ツールを使って強みを発見する方法です。
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もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ↓
仕事から逃げた後悔
私が仕事から逃げた後悔は、退職後に大企業の会社員でいるメリットに気付いた時です。
私が大企業から転職して後悔してることは、次の7つです。
- 給料が下がる・無くなる
- 会社員は死ぬほど恵まれていた
- 自力のなさに気づいた
- 親戚・友人に顔を合わせづらくなる
- 新卒カードが消えた
- 自己肯定感が下がった
- 強みが分からなくなった
大企業から転職しないほうがいいと言われるのは、実力以上の待遇だった可能性が高いからです。
失ってから気づくことも多いので、勢いで退職して良かったとなるためにあらかじめチェックしておきましょう。
詳しくは下記記事をあわせてお読みください。
逃げ癖がつかないための注意点
一度逃げて仕事を辞めると、「同じことを繰り返してしまいそう」「逃げ癖はつけたくない」と不安に思いますよね。
そこで本章では、逃げ癖がつかないための注意点について解説します。
逃げ癖がつかないためには、己を知ることが大切です。
孫氏の言葉にも、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とあります。つまり、敵(転職先の企業)の情報と、自分(本当の辞めたい理由)の状況を見極めたら、逃げ癖はつきません。
逃げ癖をつけたくない人はぜひ参考にしてください。
本当の辞めたい理由を分析する
本当の辞めたい理由を分析せずに転職活動をすると、確実に失敗します。
- 上司のパワハラがしんどかった
- 働いてみてギャップを感じた
- スキルアップが実感できない
- 給料が安い
- 入社時に言われていた条件・待遇と違う
これらも辞める理由としては正しいですが、何が自分にとって一番大きい理由なのかを考えることが重要です。
自己分析ができないと転職活動で苦労します。仮に転職先が見つかっても、転職3ヶ月の壁にぶち当たった時に同じような理由で辞めてしまいます。
逆に、自分の中で譲れないものが見つかれば、転職先の選定もグッと楽になります。
自己分析ができない・苦手な人は、下記記事をあわせてお読みください。
転職先を妥協しない
転職活動が長引くと、「ここでいいかな…」と妥協したくなる気持ちが出てきます。
転職先を妥協すると転職一年目が辛い状況になり、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまいます。
『転職と副業のかけ算』の著者のmoto氏は、「後がなくなると、「転職すること」が目的になってしまいます」と著書で語っています。
何がしたいか分からない方は、「仕事で何がしたいか分からない20代へ!転職の前に知っておきたいこと」をあわせてお読みください。
ブラック企業を避ける
逃げ癖がつかないためには、次の転職先をよく精査しましょう。
- 求人票
- 面接時
- 四季報
客観的な指標を使って、転職先の情報を集めましょう。
自分の中に判断基準がないと、「ここもなんか違う…」と転職を繰り返す転職難民になってしまいます。
ブラックかどうか見分けるポイントについては、「ブラック企業を見分ける対処法」もぜひ一緒に合わせてお読みください。
仕事を逃げ出したい人が取るべき行動
仕事を逃げ出したいと感じたら、勢いで退職する前に準備をしておきましょう。
転職2.0によると、「日本人は転職を考え始めて慌てて行動に移すから、ズレたアピールを転職でしてしまう」と言われています。
「いつでも転職できる状態」を作れば、理不尽なことが起きた時に辞表をたたきつけることができます。
転職の準備をする
今の会社に見切りをつけるのが確定したら、転職の準備をしましょう。転職しようと思っても、明日すぐに転職できるわけじゃありません。
具体的に転職は、3~4ヵ月程度の時間がかかります。
転職の全体像
準備(1ヶ月)→応募(1~2ヶ月)→内定&退職手続き(1ヶ月)
書類作ったり、面接したり、希望の仕事探したりすると、時間がいくらあっても足りません。仕事しながらの転職活動は辛いことが多く、難航する可能性が高いです。
こんなにきついなら、転職しない方がマシ…と感じる人がいるぐらいハードです。転職活動に疲れた20代も多く、途中で妥協する人もいます。
心が折れそうになります…
そんな厳しい転職準備の手助けをしてくれるのが、転職エージェントの活用です。
転職エージェントを使うメリット
- 登録後も完全無料で使える
- ブラック企業を排除した求人を探してれる
- 職務経歴書、履歴書の添削をしてくれる
- 転職に関する相談をなんでも乗ってくれる
転職にはリスクがありますが、転職活動自体はノーリスクです。転職エージェントは相談だけでも使えるので、気楽に話を聞いてみましょう。
おすすめの転職エージェントについては、【迷ったらコレ】20代におすすめの転職サイト・エージェント9選!をあわせてご覧ください。
退職の準備を済ませておく
会社に見切りをつけるなら、退職前の準備をしておきましょう。
「なんとなく貯金しよう」だと退職後に思わぬリスクがあります。具体的にやっておくべき準備は以下の7つです。
- クレジットカードを作っておく
- 引っ越しの準備をする
- 退職を告げる
- 退職後の手続きについて勉強する
- 退職後に支払うお金を計算・把握する
- 固定費を下げる
- 転職活動をしておく
詳しい内容が知りたい方は、「退職前にやっておくこと7選!クレジットカードの登録は必須です」をあわせてご覧ください。
退職が言いづらい方は、下記記事を参考にしてください。
会社都合退職で辞められるか確認する
会社を辞めようと考えている方は、会社都合退職で辞められるか確認しておきましょう。
会社を辞めると、受給者の要件を満たせば失業手当がもらえます。
- 失業手当を受給するには、ハローワークでの求職者登録が必須
- 離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あること
- 自主都合退社の場合は1週間の待機期間の後、3か月後にしか給付されない
ここで重要になるのが、自己都合か会社都合の退職のどちらかということです。
このように、会社都合の退職にできれば条件面が一気に良くなります。
会社都合の退職になる要件は、以下の通りです。
- 倒産や大量のリストラ
- 解雇(自己の責めに帰すべき重大な理由による解雇を除く
- 職場の上司・同僚等から、いじめや嫌がらせを受けた
- 勤務場所や勤務時間、賃金・職種などが労働契約締結時に明示されたものと著しく違っていた
- 賃金が大幅に減らされた又は未払いが続いた
また病気や怪我の方は、医師の診断が下りると「傷病手当金」がもらえる可能性があります。
職場が原因でうつ病や体調不良になった人は、一度医師の診断を受けるのがおすすめです。
傷病手当金の支給額の目安、給料(月給)の3分の2をもらえる可能性があります。(【社労士監修】会社都合退職と自己都合退職は何が違う?転職活動や失業給付金にどう影響する?)
まとめ:仕事を辞めるのは逃げじゃない!辛かったら辞めていい
仕事を辞めるかどうか悩んでいる方は、自分のためになるかを判断基準にしましょう。
辞めない方がリターンが大きいなら残ればいいし、新しい仕事をするリターンが大きいなら転職した方がいいです。
キャリアに正解はたくさんありますが、不正解を避けることの方がよっぽど重要です。今悩んでいる方は、別の選択肢を知れば状況が変わりますよ。
転職エージェントは相談だけでも使えるので、モヤモヤが晴れない方は一度相談してみると心がスッキリします。
悩みをハッキリさせて次に進むかどうか決めましょう。
おすすめのエージェントについては、「【迷ったらコレ】20代・第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント9選!失敗しない選び方を解説」で解説してます。
少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!