新卒が仕事できないは当たり前のウソ。先輩をイライラさせない5つの解決策


新卒が仕事できないのは当たり前なの?
上司から無能扱いされてしんどい
雰囲気も合わないし辞めようかな
こんなお悩みを解決します。
新卒で入社すると、自分が一番できない存在になり辛いですよね。怒られるだけならよいですが、「あれ、自分いなくてもよくね?」と存在価値すら疑う状況になると精神的にきます。
私も新卒時代、散々仕事ができないと上司に言われました。
最初は「くそ!見返してやる!」と思っていましたが、段々と精神的に辛くなり、新卒で入った会社では仕事ができないレッテルを貼られたまま退職しました。
とはいえ、冷静に振り返ると、仕事ができないと言われていた原因がハッキリわかります。
そこでこの記事では、仕事ができない新卒の原因と解決策について様々な視点から説明します。
できない・向いてない仕事を続けるのは、精神的にもきついです。仕事ができないままだと、2年目はさらに苦しくなります。
勢いで退職しないためにも、まずは仕事ができる人になることが先決です。

「仕事ができないと言われて毎日辛い…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
仕事できない新卒は当たり前じゃない!負のスパイラルを抜け出そう

新卒で入社すると、仕事ができない自分に嫌気がさしますよね。
下記のようなストレスを抱えて、仕事ができない、辛いと感じたことはありませんか?
- 仕事が終わらなくて定時に帰れない
- 昼休憩を返上して働くのが辛い
- 毎朝起きて満員電車に揺られるのが辛い
- 上司の機嫌次第で部署の雰囲気が変わる
- 同期は楽しそうに仕事してるのに自分だけキツイ
- 仕事の相談をできる人がいなくて若干浮いてる
- 電話を取ることすらしんどい
少し挙げただけですが、新入社員は悩みが多くて辛い立場なのが分かります。私もかつて、電話対応が苦手すぎて辞めたいと毎日思ってました……。
新卒1年目の仕事の意識調査によると、64.1%が新卒1年目で仕事を辞めたいと思ったことがあると回答しています。
学生時代と異なり、新入社員は自分が一番できない存在です。モチベは高くても、毎日上司に怒られると段々ストレスが溜まるのは当然のことですよね。
「見返してやる!」と思ってるうちは良いですが、時が経つにつれ「自分だけ浮いてる」「辞めた方がいいのかな」と感じてきます。
しまいには、怒られるのが嫌になり、負のスパイラルへ突入です。
ミスをして怒られる
↓
ストレスを抱えながら仕事
↓
萎縮してミスを連発する
↓
さらに怒られる
負のスパイラルにハマると、ミスを避ける安パイな道しか選択できなくなります。
今すぐ仕事を辞めたい方は、「新卒1年目で辞めたい人の完全ロードマップ」もぜひ一緒に合わせてお読みください。
新人が仕事できないのはいつまで?半年が目安
新人が仕事できないのは、半年頃までです。
半年を超えてもなかなか仕事ができるようにならない方は、根本的に仕事が合わないのかもしれません。
仕事が向いてないと3ヵ月を過ぎても感じる場合は、転職を検討しても良いかもしれません。
幸い新卒は、第二新卒として転職活動ができます。※第二新卒とは、一般的に新卒1~3年目までの若い人材を指します。
若さを活かせば未経験の仕事にも挑戦でき、キャリアの再スタートを切ることができます。

逆に、若い年齢のうちにキャリアを変化させないと、修正に大きな力が必要となります。
第二新卒の場合、リクナビNEXTなどの転職サイトで情報収集しながら、マイナビジョブ20’sやリクルートエージェント転職支援サービスなど転職のプロに相談すると良い求人に巡り合いやすくなります。
転職エージェントは相談だけでも使えるので、キャリアの悩みを相談すると的確なアドバイスがもらえますよ。
おすすめの転職エージェントについては、下記記事でまとめています。

仕事ができない新人の特徴5選!最悪の場合クビになることも

新卒が仕事をできるようにするためには、まず原因を解明することが大切です。
私も、仕事ができない新卒のレッテルを貼られていたので、気持ちはよく分かります。やることなすことすべてが空回りするあの感覚は、仕事ができる人には理解できません。
仕事できない新卒の特徴
- 他人と比較する
- 結果を焦り失敗する
- 人に頼るのが苦手
- 仕事が楽しくない
- コミュニケーションがうまく取れない
順番に解説します。
他人と比較する
人は、ついつい他人と比較してしまう生き物です。
ある調査によると、「自分と他人を比べて落ち込むことがある」と答えた人は全体の45.2%に及びました。
特に新入社員は、出来ないことをこれでもかと見せつけられます。
「先輩はあんなにできているのに自分なんて…」「絶対に勝てない」と比較して落ち込みます。
たとえ、ゆっくりでいい、最初はそんなもんだよと言われても、気使われてるなぁと感じることもしばしば。その気遣いが逆に辛かったりもします。
新人のメンタルが弱すぎる原因については、「【対処法あり】新人メンタルが弱すぎる原因と対策」を参考にしてください。

無意識のうちに他人と比較して自分はできないと感じてしまうのが新入社員です。
結果を焦り失敗する
新入社員は、すぐに結果を求められることが少ない立場です。
じっくり育てる方針の企業も少なくないでしょう。
とはいえ、入社時はモチベが高い方も多いですよね。なんとか期待に応えよう!と結果を焦り空回りしてしまいます。
たとえば「同期の中でトップになる!」は、高すぎる目標です。なぜなら、新卒だと結果が出るかどうかは運によるところが大きいからです。
私も仕事で結果を出したいと鼻息を荒くしてましたが、上司には日々の業務を一つずつこなせと怒られました。
人に頼るのが苦手
新卒で仕事ができない人は、相談が苦手です。
仕事ができないやつと思われたくないから、一人で仕事を対処しようとした結果失敗します。
相談が苦手な人の特徴
- 完璧主義の人
- 自分に自信を持ってる人
- 真面目な人
- 責任感が強い人
真面目で責任感が強い人に限って、全部自分でやらなきゃとなりがちです。しかし、仕事はチームワークが基本です。
一人で突っ走った結果修復不可能になり、経験のある上司でも対応できない状況になります
仕事は辛いものと思ってる
仕事ができない人は、仕事に楽しさを見出せていません。覚えることが多くて辛い、苦しいと感じています。
しかし、新卒の場合は基礎を固める時間が長いから楽しくないのは当然のことです。
仕事を学ぶのは、「守破離」が基本です。まずは基礎が固まらないと自己流にはチャレンジできません。
新卒で言うところの、ビジネスマナーが「守」で、先輩同行が「破」です。そして独り立ちが「離」です。
仕事が楽しくないと感じる人は、早めに基礎的な部分を終わらせ、手ごわい敵を倒せば仕事が楽しくなります。
辛い部分を乗り越えないと、ずっと楽しくないと感じてしまいます。

コミュニケーションがうまく取れない
仕事ができない人は、社内外問わずコミュニケーションを取ることが苦手です。
私も仕事ができる先輩達に萎縮して、うまくコミュニケーションが取れずに失敗した経験があります。
コミュニケーションがうまく取れないと、「自分だけ浮いてる」「仲間の輪に入れない」と思いますよね。
仕事ができないくせに明るく振る舞うのも変だから、段々とできないやつの人格を演じて、さらにコミュニケーションが苦手になる悪循環にハマります。

負のスパイラル過ぎて思い出したくないですが、コミュニケーションはめちゃくちゃ大事だと痛感しました。
「仕事できないから辞めたい!」と感じる新人の対処法5選

仕事ができないままだと、何より自分が辛いです。
「お前はいつになっても成長しない」「ちゃんとしろ後輩が見てる」などと言われ、やる気がガクッと落ちます。
そうならないためにも、仕事ができるようになる対処法をご紹介します。
信頼関係を築く
信頼関係を築くためには、自分から心をオープンにすることが超重要です。
意外に思うかもしれませんが、部下に気を遣う上司は増えているそうです。
「どう接したらいいか分からない」「昨日まで普通だったのに今日いきなり辞めると言われた」と、疑心暗鬼になっています。
なので、新人は自分から心をオープンにすることで、お互いの信頼関係が高まります。
飲みにケーションやタバコミュニケーションをしろとまでは言いませんが、自分から心を開いて距離を縮めることは大切です。
特徴を理解する
自分の特徴を理解することは、仕事ができる人になるための重要な要素です。
できること、できないことがハッキリすれば、任してもらえる仕事の中身が変わります。
ここで重要なことは、無理やりキャラを変える必要はありません。自分のネガティブな側面をきちんと理解して、行動することが大切です。
とはいえ、「自分の特徴なんかよく分からない・・・」という方もいますよね。
強みが分からない方は、リクナビNEXTのグッドポイント診断を受けるのがおすすめです。15分程度の診断で、18個の資質から強みが5つ見つかります。
リクナビNEXTの会員なら誰でも受けることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しいやり方については、「グッドポイント診断やってみた結果!【評判と口コミを見ても1位の質】」をあわせてお読みください。
仕事以外の勉強をする
仕事ができなくて辛い人は、実力不足が大半です。
上司が求めている仕事を遂行しなければ、できないやつと見られても仕方ありません。
言われたことを実行するだけでは、ロボットと同じです。
会社が求めているのは、付加価値を付けられる人です。つまり、自分で考えて行動して結果を出せる人。
そのために重要となるのが仕事以外での勉強、つまり自己投資です。
日本人の仕事以外の平均勉強時間は、6分と言われています。ほとんどの人がやらないため、少しやるだけでもグッと効果は高まります。
自己投資を始めたい方は「20代の社会人におすすめの自己投資7選【早めにやったもん勝ち】」をあわせてお読みください。
他人を観察する
「なぜあの先輩は結果を出してるのか」「上司と楽しく話してる」などの振る舞いをよく観察すれば、結果を出す方法が分かります。
人間、嫌いな人間から学ぶことはできません。嫉妬心、嫌悪感、悔しい、うらやましいといったネガティブな感情を抱くと、粗を探そうとします。
そうではなくリスペクトする心を持つと、他の人がしていない工夫や上手くいってる部分がどんどん目に入ってきます。

赤ちゃんが親のまねごとをしながら成長するのと同じように、徹底的に観察しましょう。
断ることを覚える
仕事ができない人は、優先順位をつけるのが苦手です。
優先順位をつけられないと、仕事を振られたら即答でイエスと言ってしまいます。
私も新入社員時代、簡単なタスクを後回しにしていました。その結果、先輩から仕事を頼まれ、何一つ仕事が終わっていないということがよくありました。
仕事を断るというと、「え、大丈夫?嫌われたりしない?」と思いますが、それは大間違いです。
仕事を断ることは、業務内容を理解していることと同義です。断る理由がちゃんとあれば、先輩も良く考えてることに感心するでしょう
もし、断るべきか分からなければ、今抱えている仕事の量を上司伝えましょう。判断を上司に任せれば、まず怒られることはないです。
【例外】悪意を向けてくる人からは全力で退避
例外として、あなたに悪意を向けてくる人からは全力で逃げましょう。
悪意を向けてくる人とは、マウンティングをしてくるような人です。
マウンティングとは
本来、動物が自分の優位性を表すために相手に対して馬乗りになることを指します。それが転じて人間関係において「自分の方が優位」とアピールすることが、マウンティングと呼ばれています。
自分が優位に立ってコントロールしたい欲求から、彼らはマウンティングします。
そういった人に対しては、スルーするのが最も良い対処法です。相手に何もしない、受け流す、反論しない、怒らないといった対応です。あなたが真摯に向き合う必要はありません。
小学生が好きな子にいたずらをしてしまうのと同じで、嫌がれば嫌がるほど相手は調子に乗ります。
関連記事:【対処法あり】“怒鳴るパワハラ上司”と働いてはいけない理由3選
まとめ:新卒で仕事できないと言われても巻き返しはできる
仕事ができないと言われ続け、自分でもダメだと感じると、どんどん視野が狭くなります。
あなたの良さは段々と消え、悪い部分が目立つようになります。しかし、仕事は皆の得意が集まって行うのが最も効率が良いです。
電話が得意ならテレアポをすればいいし、対面で話すのが得意なら営業の仕事があります。
人には何かしら得意なことがあるので、その特性を生かして仕事をすればもっと輝けるはずです。仕事で何がしたいか分からない方は、「【20代必見】仕事で何がしたいか分からない?100年使える思考法」をあわせてお読みください。
もし、あなたの弱みにばかりつけこんでくる上司がいれば、全力で逃げましょう。自分の身が一番大切です。
第二新卒の転職活動の進め方がよく分からない方は、「第二新卒の転職活動の進め方の完全ロードマップ」をぜひ参考にしてください。
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