仕事のモチベーションが切れた!【完全にやる気が失せた時の3つの対処法】

仕事のやる気が失せた…。別の仕事をした方がいいのかな。
このような悩みを抱える方は多いですよね。

仕事のモチベーションって働くうえで死ぬほど大事ですよね…
特に真面目に働いてきた人ほど、些細なことがきっかけでやる気がぷつんと切れやすく、モチベーションが限界を迎えることがあります。
やる気が出ない仕事を辞めたいと思うのは当然で、仕事のクオリティも下がりいい結果をもたらしません。
そこでこの記事では、仕事のモチベーションが切れた時の対処法と原因について様々な角度から説明していきます。
結論、自分の中で何かが切れた人は今の環境を抜け出す準備をしましょう。
転職すべきか診断したい人は、「転職するべきか診断【全20問で今の仕事を続けるべきか辞めるべきかチェック】」をあわせてお読みください。

モチベーションが保てない仕事を辞めるかどうかの決め方
誰しも、仕事に対して感情の浮き沈みはあるものです。
株式会社ビズヒッツが実施した『仕事のやる気が出ないときに関する意識調査』によると、30代の94.4%が「仕事のやる気がでない時がある」と回答しています。
とはいえ、全員が辞めているわけではありませんよね。そこで本章では、モチベーションが保てない仕事を辞めるかどうかの決め方について解説します。
会社に期待が持てるかで判断する
モチベーションが薄れている会社や仕事を続けるかどうかは、「期待が持てるか」で決めるのが最も手っ取り早い選択です。
期待が持てない会社=価値観がマッチしていない会社です。
入社当初は「良い会社だなぁ」と思っても、ライフスタイルの変化、心境の変化により「期待が持てるかどうか」は変化します。
期待が持てない会社から離れた方がいい理由
- 会社と自分自身がお互いに辛い
- 努力しても無駄と感じる
仕事を辞めるのは逃げではありません。モチベーションが低下してると感じる人は、「今の会社に期待が持てるかどうか」を一つの判断軸にしましょう。
転職すべき会社の特徴については、「転職すべきか残るべきかの判断基準は「期待が持てるか」コレだけ」をあわせてご確認ください。
転職活動を始めて比較する
今の会社に期待が持てないと感じた人は、転職活動を始めてみましょう。
転職2.0では、『日本人は転職を考え始めて慌てて行動に移すから、ズレたアピールを転職活動でしてしまう』と記載があります。
慌てて行動した結果、良い転職先が見つからずに「自分に転職は無理」とマインドブロックがかかってしまいます。
書類作ったり、面接したり、希望の仕事探したりすると、時間がいくらあっても足りません。
仕事をしながらの転職活動は辛いことが多く、難航する可能性が高いです。転職活動に疲れたと感じる方も多く、早めに準備をするに越したことはありません。
何からしたらいいか分からないという方は、まず求人を見ることから始めるのがおすすめです。

おすすめの転職に役立つツールと使い方を簡単に紹介します。
第二新卒の場合、リクナビNEXTなどの転職サイトで情報収集しながら、マイナビジョブ20’sやリクルートエージェント転職支援サービスなど転職のプロに相談すると良い求人に巡り合いやすくなります。
「第二新卒でブラック企業には行きたくない!」とお考えの方には、ブラック企業を徹底排除しているUZUZがおすすめです。
転職エージェントは相談だけでも使えるので、キャリアの悩みを相談すると的確なアドバイスがもらえますよ。
おすすめの転職エージェントについては、下記記事でまとめています。

関連記事:【迷ったらコレ】20代・第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント9選!失敗しない選び方を解説
仕事のやる気が出ない原因
仕事のやる気が出ない原因は、次の3つです。
順番に解説します。
仕事が向いてないと感じる
やる気が下がる原因として、「あれ、この仕事自分に向いてないよな?」と感じる場面は多々あります。
私もかつて、不動産の営業職として働いていましたが
- コミュニケーションが下手
- 電話が苦手
- 細かい事務作業が苦手
と自分でも驚くほど向いてないし、仕事ができない社員でした。特に電話対応は苦手すぎて毎日辞めたいと思っていました……。

案の定、新卒で入った会社は9ヶ月で退職しました。
仕事ができない状況は努力次第で改善することもできますが、適性がない仕事で結果を出すのは酷です。
向いてない仕事を辞めるか迷っている方は、「向いてない仕事は1年目で辞めてもOK【向いてる仕事の見つけ方】」もあわせてお読みください。
働き方や人間関係に不満がある
無駄な残業が多かったり、人間関係に悩まされたりする会社にいると、モチベーションは上がりません。
効率的に仕事をしても終わらない業務や口だけで何もしない上司に囲まれると、「なんで自分がこんな目にあうのか」とやる気が失われていきます。
リクナビNEXTの退職理由の本音ランキングによると、トップ3位までが人間関係と労働環境による不満です。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
引用: リクナビNEXTの退職理由の本音ランキング
残業40時間つづけた末路については、下記記事をあわせてご覧ください。

仕事の目的が分からない
仕事の目的を見失うと、モチベーションがどんどん低下します。
心からおすすめできない商品を売ったり、誰のためになるか理解しづらい仕事をしたりすると、やる気は失われます。
「仕事にいちいち目的を持っているやつはいない」とかつて私も言われましたが、本当にそうでしょうか。
レツネスキー教授は、「人々が人生から得ている満足感の大小は彼らが自分の仕事をどう見ているかに大きく依存しているようだ」と言っています。
お金をもらう手段としてではなく、自己実現の手段の一つが仕事です。

社会に役立ってる実感がないと、モチベーションは落ちてしまいます。
やる気の糸がぷつんと切れたと感じる場面
やる気がぷつんと切れてしまう瞬間は、どのような感情を抱くかについて解説します。
順番に解説します。
怒られても何も感じなくなった
怒られても何も感じなくなった人は、やる気の糸がぷつんと切れています。
精神的に病んでいるもしくは、心が諦めモードに入っているかのどちらかです。
私はブラック企業時代、ミスをすると10人以上の前で怒鳴られていました。最初は反省しましたが、皆の前で怒られる屈辱感もあり、段々とスルーするようになりました。心に響かない感じですね。
身体に異常がいかないように、心にブレーキをかけている状態です。無関心は楽ですが、自分の成長には何一つ繋がりません。

心が閉ざされていくのを段々感じたよ…
参考記事:仕事の辞め時10個のサインとは?【スピリチュアルに頼らない直感が命】
真面目な人が損をする
真面目な人が損をするような仕事内容だと、やる気がぷつんと切れます。
会社などの組織にいると、どんなに頑張っても給料が上がらず、正当な評価をしてもらえないことは往々にしてあります。
頑張っても報われない環境にいると、当然モチベーションは上がりません。どうせ給料は上がらないしな…と思うと、仕事の質も下がります。
責任だけが増えていくので、サラリーマンを辛いと感じる人も多いです。

休息がきちっと取れない
残業が多かったり、休憩時間がまともになかったりすると、ある時糸がぷつんと切れます。
次のデータは、アメリカで実施された調査です。
残業によるストレスの増加や、仕事と家庭生活の不均衡を原因とする幸福度の減少は、長時間労働による収入増がもたらす幸福度の増加を上回る。時間の価値を低く見積もってしまっている。
毎日休みなく働き続けてると、仕事以外のことを考える余裕がなくなります。
趣味の時間を作ったり、のんびり過ごせたりしないと、「もう何もしたくない」と無気力になります。
また、残業時間が増えるほど、健康のリスクも高まります。
- 朝起きれない
- 気分がずっと憂鬱
- 食欲がない
このような状況になると、うつ病の症状に近くなります。当然、モチベーションどうこうではなく最悪の場合働けなくなります。

仕事のモチベーションに限界を感じた時に知っておきたいこと
仕事のモチベーションに限界を感じた人が知っておきたいことは、次の3つです。
順番に解説します。
モチベーションは待ってても上がらない
一度落ちたモチベーションは、簡単には上がりません。
新たなプロジェクトが始まったり、部署移動したりして一時的に回復したとしても、根本的な原因が改善しなければいつの日かモチベが下がる瞬間がやってきます。
自分ではどうしようもない事柄の場合は、自分が変わるしか方法はありません。
好きでやってる人には勝てない
日本の雇用システムは強いため、モチベーションが低いままでも働き続けます。

怒られることはあれど、簡単に解雇はできません。
しかし、やる気がでないまま仕事を続けると、同期とどんどん差が開きます。
最初は自分の方が仕事の覚えが早かったとしても、熱量高くやってる人にはいつか抜かれてしまいます。
仕事を夢中でやってる人には勝てない
逆に好きなことを仕事にできれば、努力する必要はありません。自然と夢中になります。

好きこそものの上手なれは真理です。
得意なことが分からない人は、自己分析ツールを使って強みを発見しましょう。
おすすめの自己分析ツールやアプリについては、下記記事にてランキング形式で紹介しています。

闇雲に行動しない
モチベーションが下がると、「手あたり次第に行動して興味のあることを仕事にしよう」と考える人は多いですが、おすすめしません。(とにかく行動しようと煽るサイトは多いですが根本的な解決策ではないです……)
実は、行動量を増やして興味のあることを片っ端からやっても、さらに選択肢が増えてドツボにハマります。
私たちはやりたいことが分からないのではなく、やりたいことの正しい見つけ方を知らないからです。
無暗に行動するのではなく、ある程度「○○に興味があるから試しにやってみるか」とあたりをつけておくと無駄な労力が減ります。
仕事で何がしたいか分からない方は、下記記事をあわせてお読みください。

気持ちが切れて退職する前に試してほしいモチベーションアップ法
仕事へのモチベーションが切れた時は、モチベーションを上げる方法を取りましょう。
おすすめの方法は、次の3つです。
順番に解説します。
十分な休息を取る【休職もOK】
仕事のモチベーションが切れた人は、一度十分な休息を取りましょう。
忙しい日々に忙殺され、ゆっくりする時間が消えた結果、「もうこの仕事は嫌だな…」と感じてる可能性があります。

ゆったりした時間を取ると、興味のあることややりたいことが少しずつ湧いてきます。
休息を取る方法は、いたってシンプルです。
休息を取る方法
- 睡眠(毎日7時間以上の睡眠をとる)
- 運動(週に150分以上の有酸素運動)
- 食事(一日3食をバランスよく食べる)
ごく当たり前の方法ですが、ストレスも軽減されます。
どうしても仕事に行くのがしんどい人は、休職するのも一つの手段です。
70歳まで働く中の、たった数ヶ月です。
脳はやりたくない、仕事に行きたくないとストップをかけているのに、身体を動かし続けると普通にパンクします。
最悪の場合、過労で倒れるなど精神を病んでしまうので、しんどいなら休息は十分に取りましょう。
仕事を辞めてゆっくりしたい方は、下記記事をあわせてお読みください。

仕事と関係ない人に愚痴を吐く
溜まっていたストレスを吐き出すこともとても重要です。
利害関係のない友人に話せば、社内での軋轢が生まれることはありません。
「自分のことを理解してくれる人がいる」という安心感があるだけで、ドンと失せたやる気がふつふつと上がってきます。

一人で抱え込む前に、親しい友人に相談してみましょう。
小さな目標を積み重ねる
最後は、今の仕事を継続する人向けのモチベーションアップ法です。
大きなプロジェクトが終わったり、部署が変わったりと環境に変化が起きると、誰しもモチベーションは下がります。
そんな時は、小さな目標を積み重ねることで、仕事に充実感を持たせるようにしましょう。
「定時に帰ること」「ランチをゆっくり好きなモノを食べること」など、何でも構いません。

自分に目標を課すことで、モチベーションがふつふつと上がってきます。
完全にやる気を失った仕事から転職する際の注意点
仕事の意欲がなくなった人が転職する際は、以下3つの点を意識するとモチベーションを保ったまま働くことができます。
順番に解説します。
未経験の仕事に挑戦する
今の仕事が楽しくない、一通りできるようになって飽きた…と感じる方は、未経験の仕事に挑戦しましょう。
仕事でも、三年で一つの形に仕上げるサイクルは今も健在です。
社内異動でも、次のステージや他部署に異動する人は、三年単位くらいが多いですし、大手の日系企業などでは、三年を転勤やローテーションの一単位として区切っているところが多い印象があります。
転職後の教科書
つまり、仕事を習熟した後は新たな道を進み、キャリアを積んでいくのが理想と言えます。

新しい仕事や職場を経験することで、新鮮な気持ちでリスタートできます…!
給料が高くて待遇がいい会社に転職する
モチベーションを上げたい方は、給与が高く待遇が良い会社に転職するのが効果的です。
「いやいや、給料と待遇を同時にあげるのは無理でしょ?」と思うかもしれませんが、必ずしも両者は反発しません。
転職2.0の中でも、「やりがい、年収、人間関係、ワークライフバランスはすべて手に入れることができる」と記載があります。
人間の労働力をあまり必要としないIT業界などは給料が高く、待遇もいいホワイト企業が多いです。
転職しない方がいい業界については、「【2022年版】転職しないほうがいい業界9選!ずっと稼げる業界のウラ側」をあわせてお読みください。
得意なことを仕事にする
得意なことを仕事にすると、仕事のモチベーションがグンと上がります。
転職の思考法では、好きなことを見つける方法として以下の2つが紹介されています。
- 他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法
- 普段の仕事の中で「全くストレスを感じないこと」から探す方法
好きなことが見つかれば、人より苦労せずに大きな成果を得ることができます。
イスラエルでの1095人の労働者を対象とした調査でも、「強みを仕事で発揮している人は、そうでない人よりも生産的であり、仕事への満足度も高い。」というデータもあります。

天職に近い仕事が見つかれば、仕事のモチベーションも上がります。
自己分析がうまくできない人の対処法は、下記記事をあわせてお読みください。

まとめ:自分の中で何かがぷつんと切れたら行動のチャンス
自分の中で「あ、もう無理だ」と糸が切れた時は、行動するチャンスです。
やる気が出ない仕事を辞めたいと多くの人が悩むのは、価値観を中心に仕事をしていないから。
自分にとって本当に得たいものを知れば、モチベーションはアップします。
転職にリスクはありますが、転職活動自体はノーリスクでできます。今の仕事に期待が持てない人は、外の世界に目を広げてみましょう。
「あ、自分でも転職できそう」と気づくことが、行動の第一歩です。
少しでも参考になればうれしいです。それではっ!!