【要約・実践】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方で自己分析をやってみた
こんにちは、あんとにおです。
この記事では、ベストセラー『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を実践した私が、本書の要約と実例を紹介します。
私もかつては、仕事で何がしたいか分からない平凡なサラリーマンでした…。
しかし本書を通じてやりたいこと探しをした結果、自然と本心に気づくことができました!
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以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:世界一やさしい「やりたいこと才能」の見つけ方の要約
インスタでも20代の転職ノウハウ&自己分析で軸を定める方法を紹介しているので、ぜひフォローお願いします!
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方の自己理解メソッドの概要
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を書いたのは、年間200人以上の「やりたいこと」探しをサポートする、いわば自己分析のプロである八木仁平さんです。
八木仁平さんの詳しいプロフィール
株式会社Meee代表取締役。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数24,000人超に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
中田敦彦さんの『YouTube大学』でも取り上げられて、一躍有名になりました。
【2023年4月6日追記】
本書は、著者の処女作ですが、2023年4月3日に待望の2冊目『世界一やさしい「才能」の見つけ方』が発売されました。
才能の見つけ方についての要約については、下記記事をあわせてお読みください。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』では、自己理解メソッドを用いて、論理的にやりたいことを見つける方法を教えてくれます。
私たちがやりたいことを見つける必要があるのは、仕事がやりたいことじゃないと悪循環にハマるからです。
- 仕事がストレスだからストレス発散にお金を使う
- 仕事に興味がないから学ぶ気にならない
本来、やりたいことを仕事にしたら成長できたはずなのに、仕事がつまらないからどんどん退屈になる負のループにハマります。
モチベーションが全くない仕事を続けるのは大変です…
敵を知り己を知れば百戦危うからずは、孫氏の言葉です。
やりたくもない仕事に人生を支配されるのではなく、本当にやりたいことに出会うきっかけを本書は与えてくれます。
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詳細については、こちらから当記事内の該当箇所にジャンプできます。
その他の自己分析におすすめの本については、下記記事をあわせてお読みください。
やりたいことが見つからない原因
あなたの周りにも、一生自己分析をしてる人はいませんか?
実は、自己分析をどんなにやっても、ほんとうにやりたいことは見えてきません。
その理由は、やりたいことが分からないのではなく、やりたいことの正しい見つけ方を知らないからです。
行動が足りないからと行動量を増やして、興味のあることを片っ端からやっても、さらに選択肢が増えて分からなくなります。
選択肢をどんなに増やしても結果は変わりません…。
また、「どの道を進むのが一番メリットがあるか」と考えてから行動するのは危険であると本書では語られています。
メリットだけで道を選ぶと、変化の速い現代においては今後通用しなくなる可能性があるからです。
例えるなら、
- 今は仮想通貨が稼げるから
- フリーランスの時代だから
- プログラミングスキルが重要だから
このように道を選択すると、通用しなくなった時に苦労します。
重要なことは、「どうすべきか?」で判断するのではなく「どうしたいか?」の判断基準を持つことです。
転職すべきか残るべきか分からなくなる原因は、自分が本当に求めるものを知らないからです。
だから皆が羨む大企業が正解と思い、他人の価値観で判断して後悔します。
やりたいことの誤解
私たちはやりたいことが湧いてこないことに嫌気がさしますが、それは誤解している可能性が高いです。
本書では、やりたいこと探しをする前に思い込みを取り除いてくれます。
真実 | 間違い |
---|---|
今一番やりたいことをやればいい やりたいことを見つけても最初は興味レベル 自分のために生きることが人のためにもなる 見つけるには自己理解するしかない やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある | 一生続けられることでなければいけない やりたいことを見つけた時には運命的な感覚がある 人のためになることじゃないといけない 見つけるには行動しかない やりたいことが仕事にならない |
まずはやりたいことに対する悪い思い込みを解いてから、本書のワークを進めることが重要です。
やりたいことの見つけ方3要素
やりたいことを見つけるためには、3つの要素があります。
- 大事なこと=自分は何のために働くのか
- 好きなこと=自分はどんな分野で働くのか
- 得意なこと=自分はどんな強みを使ってどうやって働くのか
この3つの要素を組み合わせて、2つの公式が生まれます。
- 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
- 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
重要なのは考える順番です。
好きなこと
↑
得意なこと
↑
大事なこと
好きなことは、あくまで仕事の目的を実現するための手段です。
好きなことを仕事にすることはできますが、一生好きで居続けられるかはわかりません。
まずは、大事なことから生まれる「仕事の目的」を見つけていくのが大切です。
そして、「好きなこと」の前に「得意なこと」から見つけましょう。
私たちのやりたいことが見つからない最も大きな原因は、「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがかかっているからです。
やりたいことを見つけるときにどうしても、「お金の問題が…」「今更遅いよな…」とやらない理由ばかり出てきます。
逆に、なんでも仕事にして生活していけるという自信があるなら、やりたいことは非常に見つけやすくなります。
それぞれの要素を深堀して解説します。
【実践】「大事なこと=価値観」を見つける5ステップ
大事なことは、自分自身の内側に向くと人生の目的が決まります。
逆に他人や社会などの外側に向くと、仕事の目的が決まる重要な要素です。
「~したい」が本物の価値観で、「~べき」は親・社会から押し付けられた価値観
ここでは、大事なことを見つけるための5ステップについて詳しく紹介します。
私の実例を交えつつ紹介します!見づらかったらごめんなさい…。
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STEP1:5つの質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
本書の画期的なところで、用意された質問に答えていくだけで、自然と「大切な価値観」に気付くことができます。
早速、取り組んでいきましょう!
質問①:尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?
尊敬する人や好きなキャラクターは、あなたの価値観を反映している人です。
尊敬している人が複数人いる場合、どんな部分を尊敬しているか考えてみましょう。
私は自由な人や思いやりがある人を尊敬していることに気付きました!
質問②:幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何ですか?それらが自分の価値観にどう影響を与えましたか?
価値観の基本は、幼いころの価値観でつくられています。
自分の価値観と結びついている経験は、強烈な感情を伴っているので意外と覚えているものです。
努力や信頼といったワードが浮かんできました。
質問③:今の社会には何が足りないと思いますか?
社会に感じている不満は、あなたの理想がぼんやりでもあることを意味します。
理想と現実の差を埋めることが、あなたの「やりたいこと」に繋がります。
余裕のなさに危機感を抱いています。
質問④:「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。そう思った具体的なエピソードも聞けるといいです。
自分の価値観は、意識していなくても周りの人には伝わっているものです。
そのため、周りの人に自分の価値観についてヒアリングすることで、思わぬ気付きを得たり、価値観に確信を持てたりするきっかけになります。
自由や余暇といったワードが見えてきました。
質問⑤:自分の子どもを育てたり、他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
最後の質問は、仕事の目的を見つけるのに役立ちます。
自分が周りの人に与えたいと思っている影響なので、そのまま仕事の目的になります。
ここでも自由や健康などの言葉が出てきました。
STEP2:価値観をマインドマップにまとめる
先述した5つの質問に答えると、自分の価値観を表したキーワードが出てきます。
次は、価値観キーワードの似た者同士を分類する作業です。
リストアップしたキーワードは、自分にとって意味の誓いキーワードごとにグループ分けしておきましょう。
私は、「愛情」「自由」「結果」「誠実さ」「知識」の5つの言葉が浮かび上がりました。
STEP3:他人軸な価値観を自分軸に転換する
価値観に正解はありませんが、自分でコントロールできないことを価値観には入れない方がいいです。
例えば、「お金を稼いで裕福になりたい」などは、コントロールできないことです。
対策としては、出てきた価値観に対して「その目的は?」「手に入れたら何がしたい?」と質問して、その先にある自分の手に入れたいものを考える方法です。
自分の心を満たすためにも、他人軸の価値観に惑わされないようにしましょう。
STEP4:価値観ランキングを作る
次に、出てきた価値観にランキングをつけていきます。
ランキングをつけることで、今後の人生の迷いを劇的に減らすことができます。
すべての価値観は繋がっています。
土台となる価値観があって、最終的な目標に繋がっていきます。
STEP5:仕事の目的を決める
最後は、自分が持っている価値観を周りにも伝える作業です。
それが、仕事の目的になります。
そのためには、あなたがこれまで人に価値を与えようとした経験を振り返ることが大切です。
具体的には10この経験を洗い出すことを本書は推奨しています。
私は8個しか出せませんでしたがまぁよいでしょう…。
経験を洗い出せたら、どんな価値を提供しようとしたかを考えてみましょう。
多く出てきたキーワードを「仕事の目的」に定めればOKです。
私は知識を学んで結果を出すことが仕事の目的になりました。
次に、得意なことの見つけ方について解説します。
【実践】「得意なこと」を見つける2STEP
得意なこととは、成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターンのことです。
簡単に言うと、「つい、やってしまうこと」が得意なことです。
得意なことの特徴
- やっていて心地いい
- 頑張らなくても無意識にやってる
- ストレスが無いので夢中になりやすい
- 他の人に対して「なんでこんなこともできないの?」と思う
無意識に行っている行動の中から、得意なことに気付くことが大切です。
自分を変える必要はありません。自分の中の長所に気付いて生かすことが大切です。
経営学者のピーター・ドラッカーは「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを活かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」と言っています。
短所を直すよりも、長所をどんどんとがらせれば「圧倒的な成果と充実した仕事」が手に入ります。
ここでは、得意なことを見つけるための2つのステップについて紹介します。
私の実例を交えつつ紹介します!見づらかったらごめんなさい…。
得意なことの見つけ方については、下記記事でも詳しく紹介しているのであわせてどうぞ。
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詳細については、こちらから当記事内の該当箇所にジャンプできます。
5つの質問に答えて「得意なこと」を見つけ出す
下記の5つの質問に答えると、得意なことを見つけることができます。
ゴールは、長所が10個見つかっている状態です。
早速、取り組んでいきましょう!
才能をもっと詳しく分析したい方は、同著者の『世界一やさしい「才能」の見つけ方』もおすすめです。詳しくは下記記事にて紹介しています。
質問①:これまでの人生で充実していた体験は?
成功体験を自分で見つけることは難しいですが、人生において充実していた時期や経験を考えることは簡単にできます。
充実していた体験を知ることで、得意なことを知るきっかけになります。
充実していた時期を考えると、自然とワクワクしてきます!
質問②:最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?
他人にイラっとする時は、以下の2つに当てはまっています。
- 「自分だったらこうするのに」
- 「自分だったら絶対こうしないのに」
イラっとすることは、あなたが「当たり前にできていること」です。
まずはイラっとしたことを考えて、次に、自分が何が当たり前にできるからイラっとしたのかを考えましょう。
質問③:仲のいい人に「自分の長所って何だと思う?」と聞いてみてください。
先述したように、得意なことは自分にとって当たり前なことなので、気付くのが非常に難しいです。
そのため、周りの人は気づいていてもあなただけは気づいていないなんて状況が頻繁に起こります。
得意なことを見つけるためには、第三者の意見を活用するのが最も効率的です。
質問④:明日仕事を辞めてしまったとして、もっとやりたかったと感じるのはどの部分でしょうか?仕事をしていない場合は前の仕事について考えてください。
仕事は、いろいろな作業の塊としてできています。
やっている仕事の中で、楽しい仕事や嫌いな仕事は誰にでもあります。
その中で、「もっとやりたかった仕事」はあなたの得意なことが活きていて充実感を感じる部分です。
黙々とやっていた仕事は楽しかったなぁと思いだしました。
質問⑤:これまでの人生で成果が出たことは何ですか?どうやって成果を出しましたか?
著者曰く、最も重要な質問がこちら。
仕事で使える「長所」を見つけるためには、これまで成果が出たことを振り返る必要があります。
パッと思いついた成功体験を書き起こしてみましょう。
成功体験を深掘りするためには、下記の8つの視点を用いることで、長所がどんどん見つかります。
- 充実した状態に入る前に何をした?
- その時の環境の特徴は?
- 具体的にどんな行動を取っていた?
- 「3.」の行動を取ったのはどんな思考から?
- 当時は何を意識していた?
- 何がモチベーションになっていた?
- いつその充実感は終わった?どうすれば継続できた?
- 当時、もっとこうすればよかったなと感じていることは?
どんな思考でいたのか思い出すことで、成果を出せた時のパターンが見えてきました。
長所をまとめて「自分の取り扱い説明書」を作る
5つの質問に答えたら、自然と長所が浮かび上がってきたと思います。
それらの長所をまとめて、最低10個以上出しましょう。(理想は20個)
もし数が足りない場合は、巻末の追加質問にもお答えください。
巻末の「得意なことを見つける30の質問」については、下記記事でも紹介しているのであわせてどうぞ。
長所を書き出したら、「◎、〇、△」で3段階評価を付けましょう。
◎…充実感があり、成果につながる
〇…充実感がある
△…まだ確信が持てていない
段々と自分の得意なことに自信が持てるようになりました!
【実践】「好きなこと」を見つける方法
好きなこととは、自分の情熱がある分野のことです。
好きなことの特徴
- 興味があってもっと知りたいと感じる
- 関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じる
- 「なんで?」「どうすれば?」のような問いが湧いてくる
好きなことを仕事にできれば、自然と夢中になります。
好きなことを見つける注意点としては、「野球が好きだから野球関連の仕事を選ぶ」は間違いです。
なぜなら、野球の中でもどんなことをしている時に楽しいのか「得意なこと」もセットで考える必要があります。
得意なことと好きなことは必ずセットで考えよう!
好きなことを見つける5つの質問
具体的に好きなことを見つける質問は、次の5つです。
- 今お金を払ってでも勉強したいことは?
- 本棚にはどんなジャンルの本が眠っている?
- 救われたと思えるものやジャンルは?
- お礼を言いたい人・仕事は?
- 世の中に対して怒りを感じたことは
私の実例を用いて解説します!
質問①:今お金を払ってでも勉強したいことはありますか?
今、お金を払っても勉強したいことはあなたが興味を感じていることです。
その分野を仕事にできれば、仕事を好きでやっている「遊び」のような感覚になります。
好きなことを仕事にすると、好きで勉強していることが仕事にも役立ってお金になる好循環を作り出せます。
質問②:本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?
本棚に眠っている本は、自分が興味を感じて読んできた本です。
あまり家に本がない人は、書店を1周回ってみることを著者は推奨しています。
役に立つから気になった本ではなく、なぜか気になった本に注目しよう。
本能の赴くままに本屋を散策してみよう!
質問③:これに出会えて「良かった!」「救われた!」と思える分野・ジャンル・ものはありますか?
自分が出会って救われたと感じることは、非常に強いエネルギーを持っています。
そのため、救われたものを広げる活動を行えば、それが仕事になります。
思いつかない人は、適当に列挙してみることも大切です!
質問④:これまで生きてきた中で「お礼を言いたい仕事」は何ですか?
あなたが感謝したい仕事は、そのまま自分の仕事にも成り得ます。
先生の「教える」という仕事に私は感謝したいと感じました。
質問⑤:これまでの人生で世の中に対する怒りを感じることは何ですか?
怒りとは、現状に対する不満です。
物足りなさを感じている分、怒りを覚えています。
そんな怒りを感じる分野で働くことは、自然とモチベーションが上がり、強いエネルギーを出すことができます。
怒りの源泉が仕事に繋がります!
本当にやりたいことを見つける2STEP
最後に、ここまで集めたピースをもとに「本当にやりたいこと」を見つける作業に移ります。
ここまで来るのは本当に大変だったよね…。
僕もしんどすぎて何度も投げ出しそうになりました(笑)
ただし、やりたいことを一発で見つけるのは非常に難しいことです。
最初は仮決めでOK。その後、実践を繰りかえして修正していくうちに「本当のやりたいこと」に近づけます。
- 好き×得意で「やりたいこと」の仮説を立てる
- 「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る
これまでのワークでピースは出そろっているので、あとはうまく組み合わせるだけです!
STEP1:好き×得意で「やりたいこと」の仮説を立てる
ここまで見つかった「好きなこと」と「得意なこと」を書き出して、自由に組み合わせを作りましょう。
量より質の方が重要で、「こんなのできっこない」と思わず、思いつくままに考えていきましょう。
著者の実例を一部紹介します。
・自己理解を体系立てて伝える人
好きなこと=自己理解×得意なこと=新しいことを学び続ける、情報を整理して体系立てて説明する、不特定多数に届けるための仕事をする
・独立したい人向けの起業コンサルタント
好きなこと=自己理解×得意なこと=納得できる戦略を立てることに時間を使う、自分・他人の強みに気づいて活用する、言葉で人の背中を押す
・プロボードゲーマー
好きなこと=ボードゲーム×得意なこと=練習ではなく本番を増やす、成功か失敗かが明確な目標を立てる
STEP2:「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る
やりたいことが上手く仕事にならない原因は、「自分の『やりたいこと』をやるのに必死すぎて、仕事の目的を考えていない」からです。
仕事はお客さんからの「ありがとう」の対価です。
自分本意のやりたいことではなく、お客さんありきのやりたいことを考える必要があります。
たくさんのやりたいことの中から、仕事の目的に沿ってフィルターをかけてみよう!
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方を実践する時の注意点
これまで紹介してきたように、質問に答えるだけで論理的に自己理解できるメソッドが本書には詰まっています。
しかし、やりたいことを探す時の注意点もあります。本章では、本書に記載があることから私が「躓いたポイント」を厳選して紹介します。
順番に解説します。
得意とスキルは異なる
「得意なこと」と「スキル・知識」を混同すると、人生の可能性が狭まります。
先述したように、得意なことが見つかればなんでも仕事にできます。
しかし、得意なことは生まれつき持っているもので、スキル・知識は後天的に身に着けられるものです。
得意なこと…人の気持ちを大事にできる。1つのことを突き詰められる
スキル・知識…英語が話せる。プログラミングができる
生まれ持った資質と言い換えてもいいかもしれません。
幼少期から培ってきたパーソナルな部分を、得意なこととして発見しましょう。
どうしても得意なことがないと感じてしまう方は、下記記事で得意なことの見つけ方をかなり丁寧に紹介しているのであわせてどうぞ。
将来のために生きるのを辞める
やりたいこと探しは、正直面倒くさいです。
自分と徹底的に向き合わなければいけないため、根気が必要です。
そうなると「今回も自分探しは微妙だから、とりあえず将来役立ちそうなスキルでも身に着けるか」と将来のために生きてしまいます。
簿記の勉強をしたり、プログラミングの勉強をしたり、投資の勉強をしてみたりと本質とズレた行動をしてる人は多いです。
やりたいことの先にあるなら良いですが…
そうではなく、自分と向き合う時間を作り、先延ばしにするのを辞めましょう。今の悩みは一生続きます。
本当に転職していいのかと悩んでいる方は、今が変えるチャンスです。今の積み重ねが将来に繋がっていることをお忘れなく。
やりたいことは仮説でOK
やりたいこと探しをしても、最初から「これだ!」と運命的な出会いを果たすのは非常に難しいです。
完璧を求めると苦しくなる
とりあえずの仮説を持っておけば、後は行動するうちにブラッシュアップできます。
このように行動して修正を重ねれば、どんどん本当の「やりたいこと」に近づいていきます。
自己分析におすすめの診断ツール
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を実践できれば、誰でも心の奥底に眠っていたやりたいことが段々見えてきます。
とはいえ、自己理解メソッドを実践するのは本当に大変です。途中で投げ出したくなるほどしんどいです。
2週間以上かかって本当にきつかったです…。
そこでおすすめなのが、自己分析ツールを使って自分の性格を知るハードルを下げる方法です。
実際にとにおブログが独自に215人に行った調査によると、「転職活動では、自己分析ツールを利用した方がいいと思うか?」という設問に対し、以下の結果が出ました。
※調査概要については記事末に記載しています。
独自のアンケートによると、平均「2.5個」の自己分析ツールを利用していました。
本章では、手軽に自己分析をやりたい人向けに、無料で使えるおすすめの自己分析ツールを厳選して2つ紹介します。
その他の私が実際に使った自己分析ツールについては、下記記事で紹介しているのであわせてどうぞ↓
キャリア診断(ASSIGN)
やりたいことを見つけるのにおすすめの診断一つ目は、転職アプリ「ASSIGN(アサイン)」のキャリア診断です。
- 簡単3分の診断でAIがあなたにあうキャリアをランキング化
- 職務経歴書などのテキスト入力が無く手軽に診断
- 価値観をもとに本当に向いてる仕事が見つかる
キャリア診断は、3分程度の質問に答えるだけで、あなたの特徴的な強みをスパイダーチャートで表出してくれます。
実際に私が受けた診断結果がこちらです。
あなたの3分診断レポート:筆者診断結果
価値観×経歴にマッチした業界×職種TOP3:筆者診断結果
また、強みを見つけるだけでなく、具体的な向いてる業界と職種を提案してくれるのがありがたいところ。
「向いてる仕事が分からない…」と感じている方でも、診断を受ければ適性の高い職種や業界をピックアップしてくれます。
実は向いてる仕事が別にあったなんてこともあるので、キャリアについて考えたい人は一度診断を受けてみましょう。
向いてる業界を選択できる
30歳男性|転職回数:5回以上
キャリア診断はとても簡単に答えられ、質問の質が明確に記載されていた印象を持っています。
キャリア診断の自己分析ツールは大学でも講師から使ってみて自分の評価を客観的にみれるのでお勧めだと言われていました。使用した結果から自分の向いている就職先、業界を選択できる素晴らしいツールだと思います。
\あなたの人生このままで満足?/
アプリからたった3分で診断
コンピテンシー診断(ミイダス)
公式サイト:https://miidas.jp/
コンピテンシー診断は、適性が高い職種・低い職種やストレスに感じやすい環境などを診断できます。
- マネジメント資質
- パーソナリティの特徴
- 職務適性
- 上下関係適性
- ストレス要因
参考までに僕の診断結果を公開します。
かなり詳細に数字化されています。
キャリアを考えるうえで、大切なポイントがコンピテンシー診断を受けると丸裸になります。
また、コンピテンシー診断の結果はAIがラップで動画を作ってくれる「ミイダスラップ」が非常に面白いところ。
コンピテンシー診断は、ミイダスに会員登録(無料)することで受験できます。
その他、適正年収が分かる「市場価値診断」や思考の癖が分かる「バイアス診断ゲーム」などの面白い診断があります。
やりたいこと探しの第一歩として、コンピテンシー診断を受けてみましょう。
職務適性が細かくて分かりやすい
26歳男性|転職回数:1回
職種ごとの適性が細かくわかるようになっていてどういう職業に向いているとAIは判断したのかわかりやすくて面白かったです。職種も絞ることができていないような人には参考になる指標かもしれません。また、ミイダスはそれに伴ったオファーが企業から届くという点も他の就活サイトと違って面白いなと思いました。
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登録後も完全無料で使える!
まとめ:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方は難しいけど今すぐやるべし
正直、自己理解メソッドをやらなくても死にはしません。
多くの人が優先順位を下げ、“今”の楽しいことに注力します。
しかし、本当にやりたいことを見つけたいと考えるなら、さっさと自己分析を終えるべきです。
パッと視界が開けると、人生はどんどん楽しくなります。
心の中にモヤモヤを抱えている方は、今が動き出すチャンスです。時間をかけて、心の奥底にある「本当にやりたいこと」を見つけてください。
少しでもこの記事が参考になればうれしいです。それではっ!!
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- 世界一やさしい「才能」の見つけ方
- 適職の結論
- 転職2.0
- 「いつでも転職できる」を武器にする
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- 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
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- マクサン式webライティング
- 愛を伝える5つの方法
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本記事で利用したインターネット調査概要
独自調査した自己分析ツールの調査概要は、以下の通りです。
調査目的 | 自己分析ツール・アプリの利用度・満足度 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査対象 | 転職活動または自己分析でツールやアプリを利用したことがある方※年齢・業種・職種は問わない |
調査実施期間 | 2022年9月2日〜9日(追加調査:2022年11月5日~16日) |
調査人数 | 215人 |
調査媒体 | クラウドワークス |
アンケートの詳細については、下記記事をご確認ください。